そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

もう大相撲も終わりである

2011-02-04 | 政治と金

大相撲に八百長とまで言わなくとも、星のやり取りくらいはあるものだと誰もが思っている。大関が千秋楽で7勝7敗なら、対戦相手が気を使うのは当たり前だと思う。狭い社会で限られた人たちが暮らす社会である。こんな場面で相手に気を配るの110202が“粋”だといえる。少なくともこの程度の土壌があったとは思っていた。

若乃花と貴乃花の優勝決定戦ほどいい加減なものはなかった。兄の若乃花が寄ると、優勝回数の多かった貴乃花が急に崩れてしまった。粋な計らいだとの私は思った。

今回発覚した八百長は金銭の授受があったようである。十両にやっと止まれるかどうかというような2流の関取の画策である。十両が幕下以下と差があるのは実力の世界では当然であるが、こんな連中の掃き溜めになっているの現状である。

更に今回の八百長疑惑の発覚は、野球賭博の調査で警視庁が見つけた携帯のメールが動かぬ証拠となったのである。犯罪規定がないということで、いわば警視庁のリークで発覚した。これもおかしなことである。証拠品を第3者に提供したのである。犯罪調査の過程で、浮気の証拠が見つかり嫁さんに通告するようなものである。我々も気をつけた方が良い。

大相撲は貧者の格闘技である。豊かになってくると、小中学校の校庭の隅に必ずあった土俵が消えてしまった。幼少期に広いところを歩かされた、北海道出身の関取がいなくなった。唯一の関取も今回とっつかまることになる。便利になって足腰を使わなくなったせいである。

外国人力士がどんどん増えてこの世界がおかしくなった。朝青龍のような下品で粗野な力士が登場する。勝てば文句ないだろうは、相撲道に反しても横綱に推挙した。朝青龍は更に思い上がった。

稽古で何人も死ぬようになった。リンチ死もあった。八百長の報道は何度も何度も繰り返され、訴訟が繰り返されている。ちょんまげと得意な風貌からお相撲さんは何処へも遊びには行けない。仲間内での遊びが増えて、賭けごとが始まる。今回の八百長は野球賭博問題で揺れている最中の事件である。少年時代に大好きだった相撲であるが、公益法人から外すのは当然と言える。

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