高橋睦郎『語らざる者をして語らしめよ』(思潮社)
「22」。「定型」の否定。「定型」からの逸脱。
定型をはみ出したものは異様である。そして「異様さこそが 抜きん出た者のしるし」(51ページ)。
そこは混沌としての「無」の場所である。そこには「定型」を逸脱するエネルギーが充満している。
「22」。「定型」の否定。「定型」からの逸脱。
俺は定型をはみ出して 光りまくる (51ページ)
定型をはみ出したものは異様である。そして「異様さこそが 抜きん出た者のしるし」(51ページ)。
俺は 俺の永遠(とわ)の寝床のある東の闇へ 還る
そこは魚や貝 異形(いぎょう)どもに満ちた海の八街(やちまた)
* 「八街」の「街」は本文は旧字 (51ページ)
そこは混沌としての「無」の場所である。そこには「定型」を逸脱するエネルギーが充満している。