危険な共同声明
自民党憲法改正草案を読む/番外71(情報の読み方)
2017年02月103 日読売新聞(西部版・14版)1面に、次の見出し。
あす日米首脳会談/「尖閣に安保」共同文章に/最終調整 中国けん制前面/南シナ海懸念も表明
目が痛いので記事は引用しない。
これは、とても危険な「共同声明」になる。
尖閣諸島をめぐっては中国とのあいだと「領有権」問題が確定していない。そこに日米安保条約を適用するのは「運用」の問題だが、「明文化」することは別問題。
ほとんど「宣戦布告」に等しい。
安倍は、同じように「北方四島は安保条約の適用範囲である」と明文化するか。
明文化した場合、ロシアの実効支配にあることを、どう国民に説明するか。占領されたまま、放置しておく理由を説明できるか。
説明できないから、「北方四島は安保条約の適用範囲である」とは明文化しない。
尖閣諸島には、現在、人は住んでいない。
そういうところは、わざわざ「安保条約の適用範囲」と明文化しないで、安倍の好きなことばで言えば「静かに環境」置いておけばいい。領土問題は「棚上げ」にしておけばいい。
外交問題には「棚上げ」「保留」という「解決方法」がある。それがいちばん安上がりで安全な場合もある。
もちろん、中国が占領してくる(基地を造る)ということになれば、そのとき日米で対応すればいい。明文化しないでも、そういう「保障」をとりつけるのが外交というものだろう。水面下で「確約」をとっておけばいい。
これを信頼関係という。
明文化しないと、アメリカが守ってくれるかどうかわからないというのであれば、安倍とトランプの「信頼関係」というのは、たかが知れている。
「尖閣に安保」を明文化するというのは、中国を刺戟するだけである。
安倍は、中国と戦争したいだけなのである。中国と戦争をするために、なんでもしようと画策している。
日本の安全のことなど、何も考えていない。
(目の調子が悪いのだが、どうしても書かずにはいられない。)
自民党憲法改正草案を読む/番外71(情報の読み方)
2017年02月103 日読売新聞(西部版・14版)1面に、次の見出し。
あす日米首脳会談/「尖閣に安保」共同文章に/最終調整 中国けん制前面/南シナ海懸念も表明
目が痛いので記事は引用しない。
これは、とても危険な「共同声明」になる。
尖閣諸島をめぐっては中国とのあいだと「領有権」問題が確定していない。そこに日米安保条約を適用するのは「運用」の問題だが、「明文化」することは別問題。
ほとんど「宣戦布告」に等しい。
安倍は、同じように「北方四島は安保条約の適用範囲である」と明文化するか。
明文化した場合、ロシアの実効支配にあることを、どう国民に説明するか。占領されたまま、放置しておく理由を説明できるか。
説明できないから、「北方四島は安保条約の適用範囲である」とは明文化しない。
尖閣諸島には、現在、人は住んでいない。
そういうところは、わざわざ「安保条約の適用範囲」と明文化しないで、安倍の好きなことばで言えば「静かに環境」置いておけばいい。領土問題は「棚上げ」にしておけばいい。
外交問題には「棚上げ」「保留」という「解決方法」がある。それがいちばん安上がりで安全な場合もある。
もちろん、中国が占領してくる(基地を造る)ということになれば、そのとき日米で対応すればいい。明文化しないでも、そういう「保障」をとりつけるのが外交というものだろう。水面下で「確約」をとっておけばいい。
これを信頼関係という。
明文化しないと、アメリカが守ってくれるかどうかわからないというのであれば、安倍とトランプの「信頼関係」というのは、たかが知れている。
「尖閣に安保」を明文化するというのは、中国を刺戟するだけである。
安倍は、中国と戦争したいだけなのである。中国と戦争をするために、なんでもしようと画策している。
日本の安全のことなど、何も考えていない。
(目の調子が悪いのだが、どうしても書かずにはいられない。)