あ・え・い・お・う・お・う
モンゴル語には、7つの母音がある。
オルティンドーの練習で、その音が当然発音できなければならないのですが、いまのところは音程やリズムをとることを優先として正しい発音には目をつぶって教えて頂いています。
私のノートには、先生のキリル文字の筆記体、次の列は、花ちゃんがカタカナで読み方を書いてくれている列があります。
そのほかに、鉛筆や赤字で私が記入したメモ。
正しい発音と、とりあえず出していい音や、バイブレーションの印、次回までの宿題の場所につけた丸印で一杯です。
今日は、3種類のバイブレーションを習いました。
シルシット・ショロンカイともう一つは覚え切れなくて、カタカナで書けない(笑)3番目のバイブレーション。
この3種類がオルティンドーの最大の特徴といえるのでしょう。
オルティンドーには、ベセレグとアイザムの2種類があり、すでに習った2曲はベセレグです。
今日から習う曲はアイザムで、ショロンカイがたくさん入っていて、今までのよりも長い曲になります。
一息で続けて唄わなければならない節も長くなりました。
腹筋、背筋が鍛えられ、肺活量が増えることでしょう。
今、一番苦労しているのは、「い」の音です。
詩吟のときの「い」は、歯を閉じ、思い切り真一文字に口を横に伸ばすことをころがけて発声していたし、よく「い」の音が正しいと「あ」の音の次に褒められていたのに。。。。。
オルティンドーというよりモンゴル語の「い」の音は、「え」の音の口の形のまま舌に力を入れないで発声しなさい、そして「あ」は
そんなに大きな口をあけてはいけません
と、訂正されるのです。
長年かかって、大きな口をあけたり、横一文字に口を閉じて発音することを訓練してきたので、集中力が途切れたときに、大きな顔をして出てくるのです。
まったく新しいことを覚えるより、染み付いた癖をなかったことにするのは、むずかしいものです。
あっと思ったときには、もう言葉や音が出てしまうのです。
でもご心配なく、こういうことは、苦しいとは思わなくて、心地よい緊張を伴った楽しみなのです。