風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

父親のぼやき

2004年04月16日 | チンゲル亭過去日記

夫は娘からの電話をうけた。
うれしくて、「元気?」といったら、「お母さんに代わって」と返事がきたそうな。
「はいはいと言って代わったのはいいが、せめて、「元気よ」とだけでも答えて欲しかった。と、ぼやいていた。

出張にいっても、娘が海外に行ったときも、自分から決して電話やメールをしなかった夫である。
ニューヨークのテロのとき海外にいた娘に、初めて、娘にメールをしたくらいなのである。そして、それが一回きり。

「父親の思いをつたえなさい」とずっと、ずっと言い続けてきたのに、どれほど娘を愛し心配しているかを、「心にたたんだままではいけないよ」と、何度言ったことか。

NHKの朝の連ドラの天花の父親のように、自分から「娘を溺愛しています。」とまでは行かないまでも、たまには、娘のことで感情をむき出しにしてもいいのではないかと、思ってしまう。

思いを表現しなければ、その思いは無いのと等しいのに、娘たちは、父の自分たちへの思いを十分に汲み取っているのは、母親ながらたいしたものだと感心するのである。
それは、父の思いがあふれるほどであるからか、娘の想像力がすごいのか。どっちだろう?

夫の父としてちょっと淋しかった思いが、今度はどのように娘達に対して様子が変わるのか楽しみ。

自分のしたことは10倍になって帰ってくる

と、私は、意地悪く言ってやったのだが・・・・・
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