風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

テレルジ乗馬

2006年11月11日 | UBから





一ヶ月ぶりのトーラ川が凍っていました。
写真は、氷の上に乗って撮ったものです。
ところどころ、氷の薄いところがあって、確かめつつわたらねば鳴りません。
馬は、氷の上はすべるので、浮ェって進みません。
石で、氷を割って10センチたらずの川底の石を見せてやると進みます。
蹄鉄をつけていない裸のひづめは、氷の上はすべるのです。

もう少し、氷が厚くなると上に雪がかぶってそれが凍ります。
すると、滑らないので、馬は浮ェらないで氷上を渡るそうです。

今日の馬は、青い目の馬でした。
この目で、覚えていたのですが、前回は、ちっとも言うことを聞居てくれなかったのです。
今日は、とても素直で、同じ馬とは思えませんでした。
鞍も、心地よく乗れたし、鐙の長さもやっと思うように調節してもらえました。
鞍と言うのは、大事です。
日本の乗馬クラブの鞍とは比べ物にならない粗末なものですが、身にあって居るかどうか分かるのに、こんなに時間がかかりました。
毎回訪れて、なじみになると、この鞍が私にあっていると言うのを牧民産が覚えてくれたおかげもあります。

薄い氷と氷の間に霜柱状の氷ができていました。これが、硬く硬くなって、ランドクルーザーが載ってもびくともしない厚い氷になるのですねぇ!
春に見た、幾層もの氷が、色を微妙に変えて重なっていたのを思い出します。



コメント (2)

冬のゲル

2006年11月11日 | モンゴル風景



ゲルの中に、3日前の8日に生まれたばかりの子牛が繋がれていました。
外の、母牛のところへ乳を飲みに行くときは、彼らの服を紐で縛りつけて、暖かくしてから、ゲルを出て行きました。

家畜は、冬毛に覆われて、かわいいのです。
マイナス30度以上に備えての、生命の厳しさがそこにあるというのに、私の目にはぬいぐるみのように見えてかわいいと思えるのです。

このゲルは、牛と馬を飼っています。
牛小屋はゲルのすぐそばに、馬小屋は少しはなれたところに建っています。
木で組上げて、隙間は牛糞で塗り固めます。

もう一つの同じ体裁の小屋は、厳重に扉が紐で締められていました。
どうやら、馬のための袋入りのふすまが貯蔵されているようです。

親戚が馬車に乗って帰っていきました。
毎週私たちが来ると聞いて、デール《民族衣装》とフェルトの帽子を作って持ってきたようです。
買って上げなくて、ごめんなさい。


コメント (2)