風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

オルティンドー

2018年06月10日 | こたろう語録
このところ、かあさんのオルティンドーを聞かない。
詩吟の練習ばっかりだったなぁ。

それも、最近、ちょっと静かだよ。

どうしたのかなぁ。

お隣のうちのインターホンに「お昼寝中です。ピンャ唐氓ウないで、ノックしてください」との張り紙を見てから、自粛しているみたい。


処で、先月、そんなにも練習を一切してないオルティンドーを人前で、詠ったんだってねぇ。

そのことについて、何のコメントも入ってこなかったので、「練習をしてなかったからねぇ」と思って、すっかり忘れていたかあさん。


でも、あるきっかけで、ある人から、感想を聞いて、いたく喜んでいたよ。
「空気が母さんに向かって動いた」ってさ。

それって、どういうことかな?良く意味がわからないけど、なんか、良いよね。

最近、胸のつかえが取れて、お腹の支えがしっかりとしてきたらしいから、練習不足でも、声がちゃんと出たんだろうねぇ。

カタカナ表記したモンゴル語の上に、錆びついた腕で詠ったオルティンドーは、ジャルガル先生の言った「モンゴル人にきかせてはいけません」だったんだろうよ。

でも、一か月以上たっていても、褒め言葉をもらったんだから、よかったねぇ。
期待していなかったから、余計に、嬉しいよね。

よくぞ、思いだして、褒めてくださったものだ。
褒められて、手放しで喜ぶ母は、珍しい。
その母に代わって、お礼を申し上げます。
         「ありがとうございます!」



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そういうことなんだなぁ!

2018年06月10日 | 徒然に日々のことを
「そういうことなんだなぁ!」「なるほど!」と手を打つ。





母が介護状態となり、毎年届いていた梅干しが来なくなり、
9年物を食べつくし、
13年物の梅干しのストックがなくなりそうです。



それで、去年6月、ジップロックでできる梅干しと言うレシピにしたがって、梅1キロを漬けてみました。


そして、1月には、味噌を。

母の作る味噌は、米麹ではなく麦麹なので、ちょっと癖のある味だった。

それも届かなくなり、市販の味噌をそれなりに選んで、楽しんで食べていました。


不便なところに住む母は、足りなくなることをとてもわびしく思うので、何でも余るくらいに作って、送ってくれていましたから、私の出る番はありませんでした。

一時、両方の母から、教えを受けたことはありますが、懇切丁寧すぎて、ギブアップした覚えがあります。その時、倦まずに教えてもらっていれば、母の味を継いで行けたのに。

なんだか寂しい理由からだけれど、母のやり方ではなく、簡便な方法で手作りが始まりました。



さて、これから、味噌の天地返しをいたします。     味噌玉

                               

梅酒用の焼酎が間もなく届くので、それをちょっと分けてもらって、味噌の作業用に使います。

この流れも、ちゃんと、わかりやすく、メモしておかねばね。

母たちは、こんなことすべてが、きっちりと頭に入っていて、先に行って困らないように、教えようとしました。

如何せん、記憶の容量と要領の悪さとの問題から、まだ訳の分からない時に、シャワーのように浴びせた結果、お手上げ状態にしてしまいました。

先に行って困らないように、と思う親心が強すぎました。

特に私の母は、高齢で産んだ私には、時間がないと思い続けて、どっさり、どっさり浴びせてくれました。

そのせいで、私の母の一番好きだったものを、若気の至りと言ったらいいのでしょうか、みずから嫌いにしてしまいました。

今まで、私の母のせいだと思っていました。違うんですよねぇ。

母は、思い違いをしていました。
それは、4番目に生まれた娘ですが、私は、4回目ではない。
生まれるたびに、それぞれは、1回目を生きているのだからってことを。

そして、遠き慮りをもって、浴びせ続けた言葉は、結果、溢れて洪水となり、私をおぼれさせました。

過ぎたるは及ばざるがごとし。

体験したことを賢く生かすことって、難しい。





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