風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

新座市吟剣詩舞道大会

2018年06月16日 | 詩吟
第6回新座市吟剣詩舞道大会 6月16日(土) ふるさと新座館ホールにて

「峨眉山月」 詩舞の伴吟を務めさせていただきました。


終わった後、私は、下手から、彼女は、上手から退場して、舞台その長さのまま廊下があるところで、あっちとこっちから、大興奮で、近寄ってきて、ハイタッチをしました。

あまり表情を表さない彼女が、あっちの方から、私めがけて、満面の笑みで、万歳しながら近寄ってくる様子は、すべてを表していました。
私も、一緒になって喜びあいました。



  こんな顔を、彼女からみせられるとは、
なんて、嬉しいことだろう。
伴吟冥利に尽きることでした。


舞い手のSさんは、いろいろと役割があり、事前から忙しい日々を送っていて、当日も、朝から何かと、落ち着く暇がないと聞いていました。

幸い、手合わせをする時間が取れて、前回の練習の時、うまくいかなかったところが、納得できたので、ある程度安心して、出番を待っていられたようでした。


今朝は、開演1時間前に会場に着いて、一人で、着替えをするつもりでいましたが、ちょうど、先生も、彼女もお手隙だったので、着替えを見守ってくださいとお願いしました。

あんなに練習したのに、たどたどしい様子に、先生も、彼女も、いつしか、着替えの手伝いをしてくださっています。

襟の重ね方、上前と下前の合わせ位置、襟の抜き方、緊張の中にも、穏やかな気持ちになってきて、気持ちの良い気付けができあがりました。

帯は、半幅だから、一人で、思いっきり締め上げて、結ぶことができました。
袴の丈が短いので、帯を下げ、袴の位置も下げで、舞台下から見ても、それほどみっともない着丈になりました。

伴吟は、動かず、終わったら下手から、すぐさま退場をします。
前だけを観客に見せるのだからとの、手抜きは、許されないなぁと思い知る。

先生と彼女に、手助けしていただいて、良かった。
お互いに、気替えながら、気が整ってきて、舞台袖で、まっている間も、気持ちが寄り添ってきました。

シャイな彼女が、やっと、気持ちをほどいてくれたなぁと実感しました。

お互いの緊張が、良い具合に、鳴り響き、途中伴奏CDの音が消えたりしましたが、滞ること無く、舞終え、吟じ終えました。

良い時間をありがとうございました。

襟をなおしながら、先生からも「気」をもらったなぁ。

仲間内の、打ち上げも、楽しく穏やかに、いろんなものを発散して、良い機嫌で、帰りました。

今日は、他の出演者さんが、、音響さんが間違った伴奏を流したのに、見事にリカバリをはたしました。、はぁ~、すごいなぁ!と、感動。
なぜなら、彼は、2本。流れた伴奏は、6本で、曲目も違っていた。
伴奏が違うとの申告は、しても良かったのでしょうが、上手から登場する先生が、すでに出ていたので、止められなかったのだそうです。
しかし、すごい、おそらく先生は、そんなこと露ほども気にせず舞い終えられました。
気が付いたのは、仲間内だけだったかもしれません。

そして、いつも本番に素晴らしい剣舞を舞う方も。あれもこれも、良いなぁ。

いつも、安定した変わらぬ吟詠をして、私たちを引き締めてくださるもう一人の吟者にも、支えられています。
小西如泉先生も、満足のことでしょう。

今日は、良い会でしたねぇ。




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