風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

1分55秒 カラオケ練習

2019年07月02日 | 詩吟
1分55秒で吟じきる練習をする。


タイマーセットして、アカペラで詠う。

気を付けているせいか、2分越えにはならないのだが、つい、気を緩めると2分1秒となる。

かなり、早い調子で、歌わねば、55秒に収まらない。

1分55秒から57秒で、吟じきる。

尺八の音を待ちすぎた結果の、2分10秒だったのか。

波に揺れる船のように、不安定であることよ。

いざ尺八となったとき、果たして、1分55秒で、吟じきるか?

今日は、教場を訪れるのをやめにして、カラオケに籠った。



小西如泉先生と合わせる舞いだから、必ず、55秒厳守。

いい訳になるが、石川丈山の富士山は、文字数が多い。同じ28文字の漢字で表される詩でも、それぞれ読みが違うと発音する数は、変わってくる。

その上、譜№ 12、11、31の2が、作譜されている。

時間内に、あたふたと吟じないで、雄大さを出すのは、どこをどう工夫したらよいのだろう。

滑舌のよい読み、半音の上がり下がりを潔く。
転句は、間延びしないで最大限美しい母音で、のばして、六の高さに引き締める。
この引き締めがぼやけるとせっかくクリアな「あ」を出せたとしても富士山にならない。

最後の11番は、シンプルに音を挙げていって、フェイドアウト、ここで油断するとまのびしてしまう。ご用心。

七山の「七」をシャープにクリアに出す。

あちらにもこちらにも、いろんな仕鰍ッのある障害物競走のような「富士山」だ。

なだらかな山に、つい勘違いをして、軽装で登る登山者が多く、遭難寸前になることがあるという。

私が登ろうとしているる富士山もまた然り。遭難しないように。練習、練習。



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