伴吟
『無題』村上佛山(落花紛紛)
三人の剣舞の様子。
特に、乱れ打ち合う三人がそれぞれに剣を振る、同じ振付をしない箇所のあるのが特徴となっています。
熱心に何度も何度も繰り返し、それに、応える吟者の根性も素晴らしい。
痛みを我慢しながら、それでも、納得行くまで舞い続ける姿勢に、毎回、刺激を受けます。
10周年の後、ほんの少し習った詩舞を今まで続けていたらと、思うことしばしば。
しかし、膝の痛みがどんどん増してきて、また、10周年の後は、新教場を立ち上げたこともあって、舞の練習は、中断しました。
それは、それで、その時は納得の行動でしたが、今、熱心に励んでいる様子を拝見すると、惜しかったとつい思ってしまいます。
小西如泉先生との「富士山」振付の最終仕上げが行われ、三回手合わせをさせて頂きました。
振付が決まり、迷いがなくなると、先生は、ぴたりと吟詠合わせて、舞われます。
あたかも、私の吟が安定して吟じたかのように。
先生はすごい。おかげ様で、本番への自信が付いてきました。
迷わず私の吟詠をすればよい。ただし、尺八の伴奏を聞いてはいけない、尺八を従えて、吟詠をする。
それも、小西如泉先生のおかげで、照準が決まった。