民主党がいち早くマニフェストを出した。自民党はまだ出せないのだと皮肉っていたが、やがて後だしじゃんけんの自民党だけ、総裁の顔を出さないマニフェストとして出てきた。各党のマニフェストが出そろった。
ところが、色々論争と言う名のつつき合いをやりだすと、ぼろが出てきた。あちこち修正したり、言い訳を繰り返すようになった。民主党に至っては、バージョン2を出すとか言っていたが、選挙公示後でないと本物を出さないとまで言いだした。
軽い気持ちか検討不十分の内容のものまで出てきた。民主党のFTA容認内容である。これを自民党がつつき始めると、なんだか自民党と大差のない内容になりそうである。
子育て支援など良く解らなくなってきた。どの党も子どもたちの授業料をなくすかお金を出すようになっている。年金も消費税についても自民と民主は変わることがないように見える。こちらの方がいいと、どの党も言うが他党の上手い方法を取りこんでいるように 見える。パクリもありなのだ。
政策論争などと言いながら、国民受けのいいことを並べ始める。選挙公示前に、もう一度見直すらしいが、耳触りのいいことばかりを並べたててしまう。政策論争になると言うよりも、マニフェストをすり合わせているような感じになってしまう。
やがてマニフェストは大きな差のない内容になってしまうのでないか。政治が、ポピュリズムになってしまっているのである。確固たる理念で結党したのではないか。マニフェストの字面では、内容が見えてこない。