予測を超えた自民党の大敗北のようである。自民党の敗北は大変喜ばしいことではある。せめて100議席を切ってほしいものである。麻生首相は記者の質問に答えることなく、官邸に入った。一方の民主は、300を超えて欲しくはないが、どうも超えてしまいそうである。
民主には、連立相手に気を配るような勝ち方であってほしいと思ったが、単独過半数っどころか3分の2を超えそうである。何せ、小沢一郎が居座っている政党である。そんな多くの議席を獲得するようだと、勝手な動きをしかねない。
共産党や民主党、それに老人党のような国民新党はどうでもいいが、連立を組むと鳩山代表は表明している。せめて少数党に存在が消えないように願いたいものである。
できれば安倍晋三や福田康夫は小選挙区で信任されてほしくはなかった。彼らが今の政治不信を産んだのである。そして自民党の経済政策あるいは景気の指針がおかしいのである。選挙直前に、やっとGDPがプラスに転じたと選挙に打って出たが、失業率は17%と過去最大になった。このギャップの意味を理解できない限り、自民党は復権することはないだろう。