そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

さしあたり注目したいこと

2009-08-31 | 政治と金

革命といわれるほどの、今回の民主党の圧勝である。官僚主導の政治がどこまで変えられるか少し長い目で見なければならないが、さしあたって注目したいことがある。

一つは、首班指名である。自民党当選者の119名のうち何人が「麻生太郎」と記載するかである。今回の自民党当選者の多くは、麻生批判を掲げていた人たちである。自民党の解体的な敗北を、麻生に重ねる人たちはそれでも首班指名で麻生太郎と何人投票するかを注目したい。野党となった自民党はどうでもいいが、今後の動きにつながるからである。

次に注目したいのが、民主党が閣内協力をするかどうかである。来年の参議院選挙がすむと、多分民主党も国民新党の協力も必要なくなる。そこを見ると閣外いると協力関係は解消されることになるだろう。民主党の判断よい社民党の判断になるだろう。国民新党は新党といっても老人ばかりである。入閣することはないだろう。

もう一つ注目したいのが、防衛大臣の指名である。防衛庁を防衛省に格上げする時に、民主党は一人の反対者も出さなかった。自らの意見を党議拘束の下に閉じ込めた議員も少なくない。防衛大臣をだれに任命するかによって、党内に定まらない国防や安全保障について鳩山由紀夫の意向がうかがえるからである。

任命者によっては民主党を、急速に右傾化しかねない。野田聖子などが前回当選したのは郵政民営化に反対したからであるが、簡単に翻意した。投票者に伺うことにない翻意あるいは政策転換は、自民党のお家芸だったが同じことを民主党がやらないことを願いたい。

久間や小池や大田に送られた女性の刺客たち、小沢チルドレンが小泉チルドレンから何を学ぶのだろうか。それらを背景に、小沢一郎の動きも注目したいところである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港