そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

放映権の問題か?

2009-08-24 | 政治と金

日本人があまり活躍することになかった、ベルリン世界陸上選手権である。TBSが独占中継している。何年か続いているようではある。織田裕二が選手を褒めちぎるのは、どう見てもテレビショッピングのようで好きなれない。素人だからピント外れの質問などをやっても、女の子なら愛嬌で済ませても、どうも気になって仕方ない。で、ほとんど見ないことにしている。

しかし、ボルトの100や200の走りは見てみたいもので、仕方なく見てはいるがど090823うも織田の褒め方は気に入らない。情報提供者でもなければ解説者でもない。変な存在である。

昨日(23日)女子マラソンが夕方放映されたので、これは見ていた。尾崎好美が大健闘で2位になった。最後は踏ん張りきれずに、中国の白雪に抜かれてしまった。金に限りなく近い銀だと思う。日本に初めてメダルをもたらした。彼女の健闘を称えたい。

その夜のスポーツ番組は、健闘した彼女の話題一色になると思っていたが、全く放送されることはなかった。全てのスポーツ番組を見たわけではないが、TBSが再放送を10時過ぎまでやっていたためだと思われる。ここには、TBSの放映権があるものと推察される。

大健闘し銀メダルを取っても尾崎好美は、その夜はTBSを見ていた人以外からは称賛されることがなかったのである。何かおかしい。スポーツとは、そんな程度のものなのか?もっと選手のことを考えて放映されるべきではないのか。

スポーツの放映権で最も狭量なのは、大相撲である。中継はNHK以外では許されない。映像も動画は全て、報道者は受け手である。つまり同じ映像しか受けることができない。千秋楽の日曜日など、少なくとも2時間程度の報道には、静止画しか出すことができない。だからNHK以外は、余程のことがない限り、相撲の優勝者のことを報道することはない。

スポーツがイベント化されるのは、運営上仕方ないと思われる。ロサンゼルスオリンピックからだと思うが、スポンサーへの売り込みと放映権とで、運営が成り立っているのが現実である。プロボクシングやプロ野球などのプロスポーツと、国別対抗になるオリンピックや世界陸上などのイベントに、こうした狭量な独占性は合点がいかない。何より健闘した選手が哀れに見えてならない。

コメント (1)
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