福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

藤川球児

2006年12月26日 |   〇日本を読む

「ヲタク」は野球では、一応、ソフトバンクのファンではあるが、
投手では阪神の藤川選手が一番好きだ。

彼の投球を見ていると胸のつかえがいっぺんに吹き飛ぶような
爽快感を感じる。

韓国ではコアな日本野球のファン以外、まだまだ藤川の知名度は
低いと言える。今日、記録する記事でも「日本のオ・スンファン
(韓国を代表するストッパー)」という書き方がされているくらいだ。

是非、来年も胸のすくような投球を見せ、韓国の野球ファンの目に
藤川のストレートと名前を刻印してほしいものだ。

・・・・・・・

■ 후지카와, "OL포에 1안타도 맞지 않겠다"
藤川、「OL砲には1安打も許さない」
(OSEN 12月26日)

'야구 아이' 후지카와 큐지(26·한신)가 오가사와라-이승엽의
요미우리 OL포에 "단 1안타도 맞지 않겠다"라고 정면 도전을
선언했다.
「野球の子」藤川球児(26、阪神)が小笠原-イ・スンヨプの巨人
OL砲に「ただの1安打も許さない」と真っ向からの挑戦を宣言した。

일본에서 가장 인기있는 마무리 투수라 할 후지카와는 지난
25일 1억 7000만 엔(플러스 옵션은 별도)에 연봉 재계약을
이룬 뒤 '4번타자 노히트노런' 각오를 선언했다고 <닛칸
스포츠>가 보도했다. 후지카와는 2006년 상대 4번타자
피안타율 6푼 7리를 비롯해 최근 2년간 7푼 5리의 압도적
피안타율을 과시하고 있다.
日刊スポーツの報道によれば、25日、年俸1億7000万円プラス
出来高払いで契約更改を済ませた藤川は、「4番打者をみんな
ノーヒットノーランに抑えたい」と覚悟のほどを宣言した。彼は
日本一の人気を誇るクローザーだ。4番打者を相手に今季は
被安打率6分7厘、過去2シーズン平均でも被安打率7分5厘に
押さえ込み圧倒的な球威を見せつけた。

2005년 10타수 1안타로 소프트뱅크 마쓰나카에게 유일한
안타를 맞았고 2006년은 30타수 2안타였다. 2안타는
히로시마의 시마와 야쿠르트의 라미레스에게 허용했다.
2005年は4番打者を相手に10打数で被安打1。ソフトバンク
4番の松中に唯一の安打を許した。2006年は30打数で被安打2。
広島の島とヤクルトのラミレスに1安打ずつ許した。

후지카와는 2005시즌 80경기 등판으로 단일 시즌 최다등판
일본 기록을 세웠고 지난해에는 47⅔이닝 연속 무실점
(역대 7위)을 이어갔다. WBC(월드 베이스볼 클래식)
오승환(삼성)의 피칭을 본 일본 기자가 "한국에도 후지카와가
있구나"라고 말했듯 '일본의 오승환'이라 부를 만한 투수다.
실제 연봉 인상도 2005년 2200만 엔에서 2년 만에 8배
이상 오른 점도 오승환과 흡사하다.
藤川は2005年、80試合に登板し年間最多登板の日本記録を
塗り替え、今季は日本歴代7位となる47回3分の2イニング
連続無失点記録を打ちたてた。WBC(ワールド・ベースボール・
クラシック)でオ・スンファン(サムスン)の投球を見た日本のある
記者が「韓国にも藤川がいる」と語ったように、まさに「日本の
オ・スンファン」と呼べるべき投手だ。年俸が2005年の2200
万円から2年間で8倍以上にアップした点でもオ・スンファンに
よく似ている。

<닛칸스포츠>는 '후지카와가 4번타자 이승엽을 필두로
오가사와라가 가세한 2007년 요미우리를 경계했다'고
전했다. 후지카와는 요미우리에 대해 "위협적이지만
재미있게 됐다"라고 평했다. 아직까지 후지카와를 상대로
정규 시즌에서 안타를 쳐 본 적 없는 이승엽이 사실상의
도전장에 어떻게 응수할지 2007시즌 또 하나의
흥밋거리다.
日刊スポーツは「藤川が4番打者イ・スンヨプを筆頭に小笠原が
加わった来シーズンの巨人打線を警戒している」と伝えた。藤川は
巨人打線について「脅威を感じるがおもしろくなった」と語ったという。
公式戦でまだ藤川からヒットを放ったことのないイ・スンヨプが、
藤川の事実上の挑戦状にどう応えて行くのか、来シーズンの
楽しみの一つだ。

(終わり)


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金の豚年

2006年12月26日 |  〇文化・歴史

干支(えと)で言えば来年の2007年は「猪年(いのししどし)」。

しかし、韓国や干支の本家、中国では「猪」ではなく「豚」の年だ。
日本語風に言えば「豚年(ぶたどし)」ということになる。特に
来年は600年ぶり(なぜか中国では60年ぶりということになって
いるが)の「황금돼지해(金の豚年)」にあたるそうだ。

ちなみに中国語では「金猪年」。(中国語の「猪」は豚のこと)

この「金の豚年」に生まれた子どもは財運に恵まれるとの俗説が
あるとのことで、来年は韓国の少子化に少なからずブレーキが
かかるものと期待されている。

実は、旧暦に換算した1年間に立春が2度ある2006年の
今年も「쌍춘년(双春年)」と呼ばれ、結婚に縁起のいい年という
俗説があり、実際に韓国では大きな結婚ブームが起きている。

このため、婚礼品(家電、新居用の不動産など)特需が起きたり、
数年ぶりに赤ちゃんの出生数が前年を1万人近く上回ったくらいだ。

今年に引き続き、来年もちょっとしたベビーブームが起きることは、
ほぼ間違いないだろう。

ところで、来年が「金の豚年」にあたるという俗説の震源地は、
どうやら中国のようだが、その根拠は全く不明だと言う。

考えようによっては実に「恐い」話だが、幸福を願う庶民の希望や
夢をむげに否定することもあるまい。

それにしても、政治体制を超えた部分で中韓両国に共通する
この強烈な「易学信仰」(?)には今更ながらに驚かされる。

・・・・・・・・・・ 

■ 상술이 만든 신조어 "황금 돼지해"
商業主義が生み出した新造語「金の豚年」
(SBS TV 12月23日)

- 중국서도 근거 못 찾아 -
-中国でも根拠はあいまい-

<앵커> ニュースキャスタ-

'황금 돼지해'는 결국, 상업적인 목적에서 나온 상술의
산물인 게 분명한 것 같습니다. 동양 철학의 본고장인
중국에서도 정확한 근거를 찾지 못하고 있습니다.
「金の豚年」は結局、利益追求を目的とする商業主義の
産物だと言えそうです。易学の本場である中国でも正確な
根拠を見出すことができないでいます。

이번에는 베이징에서 김민표 특파원입니다.
北京からキム・ミンピョ特派員のレポートです。

<기자> 記者

베이징의 금은방에 순금으로 만든 돼지가 등장했습니다.
北京の宝石店には純金製の豚が登場しました。

내년이 '황금 돼지해'로 알려지면서 마케팅 전략으로 내놓은
상품이지만 정작 그 유래에 대해서는 종업원도 알지 못합니다.

来年が「金の豚年」にあたるということが広く知られはじめ、
マーケッティング戦略として出された商品ですが、実際、その
由来についてはお店の従業員たちも知らないとのことです。

[종업원 : (유래를) 모릅니다. 점치는 사람이나 알지
우리가 어떻게 알아요.]
従業員:由来については知りません。占い師の人なら知ってる
だろうけど、私たちが知るわけないでしょ。

중국인들이 내년을 '황금 돼지해'라고 믿는 가장 큰 이유는
12간지에 따른 돼지해인데다 음향오행으로 보면 금의
해에 해당된다고 믿기 때문입니다.
中国人たちが来年を「金の豚年」と信じる最も大きな理由は、
来年、十二支の「豚年」(日本では猪年)と陰陽五行説の「金」の
年が重なると信じられているためです。

그러나 민속 학자들은 문헌자료 어디에도 내년이 '황금
돼지해'라는 근거가 없다고 말합니다.
しかし、民俗学者らは文献資料のどこにも来年が「金の豚年」に
あたることを示す根拠はないと語っています

[황유복 교수/중앙민족대 : 돼지해라고 할 수는 있지만
금년이 특별히 금 돼지해라고 할 수는 없어요.]
ファン・ユボク教授/中国中央民族大学:豚年だとは言えますが、
来年が特別に「金の豚年」だとは言えません。

정해년의 정이 불을 뜻하고 해는 물을 상징하기 때문에
오히려 불길하다는 음양오행의 다른 해석도 있습니다.
「丁亥年(十干十二支)」の「丁」が火を意味し、「亥」が水を
象徴する漢字であるため、むしろ不吉な年にあたるとういう陰陽
五行説による別の解釈もあります。

학자들은 '황금 돼지해'가 상술의 산물이라고 주장합니다.
学者らは「金の豚年」は商業主義の産物に過ぎないと
主張しています。

[왕젠쭝 교수/베이징 사범대 : 민중의 (새해에 대한) 기대와
희망에 영합하는 상술입니다.]
ワン・ジェンチュン教授/北京師範大学:庶民の新年に対する
期待や希望に便乗した商法の一つだと言えます。

더욱이 중국에서는 황금 돼지의 해가 60년 만에 돌아오는
것으로 믿고 있지만 한국에는 600년 만에 돌아오는 것으로
부풀려 알려져 있습니다.
さらに、中国では「金の豚年」が60年ぶりにめぐってきたと
信じられていますが、韓国では600年ぶりとなっており、かなり
誇張され広まっています

중국에서는 그러나 복을 바라는 소망에서 '황금 돼지해'라는
믿음이 퍼졌다면 굳이 근거를 따질 필요가 있는냐는
반론도 있습니다.
しかし、中国では幸福を願う気持ちから「金の豚年」という信仰が
広まったのだとしたら、強いてその根拠を問う必要もないのでは
ないかという反論も出されています


(終わり)


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