福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

スキゾフレニア

2008年03月21日 |  〇語彙と表現

韓国からも「정신분열병(精神分裂病)」という病名が消えそうだ。

新しい病名については、まだ候補名も決まっていない段階だが、
水面下ではすでに有力な候補名が複数、取りざたされているようだ。

「ヲタク」的には日本式の「통합실조증(統合失調症)」よりも、
「ブロイラー氏病」や「ドーパミン亢進症」の方が病名変更の主旨に
合致しているようにも思える。

ただ、最近の定説によれば、ドーパミン機能の亢進(過剰)説
だけで統合失調症の全体を説明することは難しいとのことなので、
「スキゾフレニア/schizophrenia(統合失調症)」の名付け親である
ブロイラー博士の名を取った「ブロイラー氏病」の方がいいのかも
しれない。

さて、韓国ではどういう新病名に落ち着くのであろうか?今後の
動きに注目して行きたい。

関連記事を翻訳練習してみた。

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■ '정신분열병' 명칭 바뀐다

「精神分裂病」、病名変更へ
(ソウル経済新聞 3月20日)

‘정신분열병’ 또는 ‘정신분열증’이라는 질환 이름이 조만간
사라질 전망이다.
「精神分裂病」や「精神分裂症」という病名が、近い将来、使われ
なくなる見通しだ。

대한정신분열병학회가 환자에게 거부감을 주고 일반인에게
편견을 유발, 적극적인 치료를 저해하고 있다며 질환 및 학회
이름을 바꾸는 방안을 추진하고 있기 때문이다. 실제로 많은
사람들이 ‘정신이 분열됐다’는 표현으로 인해 정신분열병을
‘제 정신이 아닌 미친 상태’ 또는 ‘귀신들린 병’이라고 생각
하고 있다.
大韓精神分裂病学会は、患者に拒否感を与えるのみならず一般
社会の偏見を誘発し積極的な治療を阻害している
として、「精神
分裂」という表現を用いた病名と学会名を変更することにした。実際、
多くの人々が「精神分裂病」について、「頭が正常でなく気が狂った
状態」、あるいは「『鬼神』(悪い霊)に取り付かれた病気」と考えて
いるのが実情だ。

-中略-

정신분열병을 대체할 질환명으로 현재 거론되고 있는 것은
통합실조증, 브로일러씨병, 도파민항진증 등이 있다. 정신분열병
(증)은 미국의 ‘schizophrenia’를 정신분열증으로 해석한 일본의
용어를 그대로 따라한 것인데 일본은 이미 지난 2005년 ‘통합
실조증’으로 병명을 개정했다. 통합실조증은 몸과 마음이 통합이
안되고 조화로움을 잃어버렸다는 뜻이다. 홍콩에서는 생각이
조화가 안된다는 ‘사각실조증’이라는 용어를 쓰고 있다.
「精神分裂病」に替わる病名として候補に挙がっているのは、
「統合失調症」、「ブロイラー氏病」、「ドーパミン亢進症」などだ。

「精神分裂病(症)」は英語の「スキゾフレニア(schizophrenia)」を
「精神分裂症」と訳した日本の用語をそのまま取り入れた病名だが、
日本ではすでに2005年、「統合失調症」という病名に変更されて
いる。
「統合失調症」とは心と体の統合がうまくいかず身心の調和が
失われた状態を意味する。香港では思考の調和が失われた状態と
いう意味で「思覚失調症」という用語が使われている。

-以下省略-

(終わり)


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