1年に12回、満ち欠けを繰り返す月の動きを基準に作られた
旧暦(太陰暦)で言えば、おおよそ毎月15日(보름/ポルム)前後の
月が満月になる。
だから、韓国語で「보름달/ポルムの月」と言えば、ほぼ満月と
同義語だ。
そして、旧暦1月15日(보름)は、特に「대보름/大ポルム」と
呼ばれ、その日の満月は「대보름달/大ポルムの月」と呼ばれている。
「十五夜」なる言葉は日本では死語になりつつあるが、韓国では
現役で活躍中だ。
ところで、今年の「대보름/大ポルム」(旧暦1月15日)は新暦で
2月9日。つまり今日だ。
昨夜、旧暦1月14日の夜空にきれいに浮かんだ満月が、報道写真で
紹介されていた。
満月にまつわる関連記事を翻訳練習してみた。
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■정월대보름달이 가장 큰 달일까?
旧暦1月15日の満月が1年で一番大きいのか?
(連合ニュース 2月9日)
△2月8日(旧暦1月14日)の満月
설 이후 처음 맞는 보름인 '정월대보름'에 뜨는 '정월
대보름달'이 '큰 대(大)'자가 붙은 만큼 실제로도
다른 보름달보다 크게 보일까.
旧正月が過ぎ最初に迎えるポルム(15日)である「(旧)正月
大ポルム」の日、夜空に浮かぶ「(旧)正月大ポルムの月」が、
「大」の字の意味する通り実際にも他の月のポルムの満月よりも
大きいのだろうか?
정답은 정월대보름날에 뜨는 달이 반드시 가장 크게
보이지는 않는다.
正解から言えば、「(旧)正月大ポルム」の日の満月が、必ずしも
1年で最も大きく見える満月ではない。
9일 한국천문연구원에 따르면 올들어 가장 크게 뜬
달은 지난달 11일의 보름달이다.
韓国天文研究院の説明によれば、今年に入って最も大きく見えた
満月は1月11日(旧暦では昨年12月16日)の満月だった。
당시 달과 지구 사이의 거리는 35만7천792㎞로 지구와
달 사이의 평균거리인 38만4천401㎞보다 2만6천609㎞
나 가까워져 1년중 보름달이 가장 커 보였다.
1月11日、月と地球の間の距離は35万7792kmで、地球と
月の間の平均距離である38万4401kmより2万6609kmも
短く、1年のうち、地上から最も満月が大きく見えた。
정월대보름의 경우 달과 지구 사이의 거리는 36만2천
575㎞로 평균거리보다는 가깝지만 지난달 11일보다는
4천783㎞ 멀어, 그만큼 덜 커보이게 된다.
「(旧)正月大ポルム」(新暦2月9日)の場合、月と地球の間の
距離は36万2575kmで平均距離よりもずいぶん短いが、新暦
1月11日より4783km長いので、その分、満月も先月に比べ
わずかに小さく見える。
민족최대의 명절인 한가위보름달과 정월대보름달을
비교하면?
それでは、民族最大の祝祭日である仲秋節(旧暦8月15日)の
満月と「(旧)正月大ポルム」の満月とでは、どちらが大きいので
あろうか?
이 경우도 해마다 다를 수 있으나 올해의 경우 10월4일
한가위 때 달과 지구사이의 거리는 38만9천727㎞로
지구와 달의 평균거리보다 5천326㎞, 정월대보름때
보다는 무려 2만7천152㎞나 멀어지게 돼 그 만큼
작은 보름달로 보이게 될 전망이다.
年によって違いが出てくるが、今年の場合は、10月3日
(※旧暦8月15日)、月と地球の間の距離は38万9727kmで
地球と月の間の平均距離より5326km、「(旧)正月大ポルム」の
日と比べれば実に2万7152kmも遠くなり、それだけ小さな
満月しか見えないことになる。
(※)本文では10月4日とあるが、今年の旧暦8月15日は
10月3日。
천문연 안영숙 박사는 "달의 크기가 달라지는 것은
달의 실제 크기는 변함이 없는데 달이 지구를 중심
으로 타원형 궤도를 따라 공전하다보니 사람의 눈으로
보기에 달과 지구 사이의 거리가 항상 변해 보이는
것"이라며 "같은 보름달이라도 겨울에는 대기가 좀더
밝아 느낌상 달이 크게 보일 것"이라고 말했다.
同研究院のアン・ヨンスク博士は、「実際の月の大きさに変化は
ないのに、私たちの目に月の大きさが違って見えるのは、
月が地球を中心に楕円形の軌道に沿って公転していて、月と
地球の間の距離が近くなったり遠くなったりしているからだ。また、
同じ旧暦15日の満月でも、冬場は大気が澄んでいて月が明るく
見えるので、私たちの目には月が少し大きく見える」と説明した。
한편 이날 보름달은 서울을 기준으로 오후 5시45분에
떠 다음날 7시37분에 지는데, 달이 가장 큰 시각은
오후11시49분이며, 이후에는 달이 다시 작아지기
시작한다.
一方、2月9日、「(旧)正月大ポルム」の日の満月は、ソウルを
基準に午後5時45分に昇り翌朝7時37分に沈む。月が最も
大きく見える時刻は午後11時49分で、この時刻を過ぎると
月が徐々に小さくなり始める。
(終わり)
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