(感想1、感想2、からの続き)
(感想4、感想5、感想6、感想7、感想8もあります)
冷静に考えると、やっぱり、麗奈の滝イズムへの入れ込み方って異常だよね。
「愛」って言っておけばとりあえず看過できるような類いのものじゃないよね?
で、そうした、なんとなく1期から漠然とそういうもんか?と当たり前のように思ってきた、とにかく何が何でも「全国金を目指す!」という滝イズムが、学校教育から考えてもおかしい、異常だった、ってことを示して「正す」のが、もしかして3期のテーマだったのかね?
その意味では、カルト宗教「滝イズム」から久美子の目を覚まさせるのが目的。
そのための当て馬が、転校生の真由だった、というオチ。
だって、真由はまさにそうした「吹奏楽部・全国常連校」の、ガンバリズムや勝利ゼッタイのファシズムが嫌だったから、「みんなで楽しく・・・」を信条にしたわけでしょ?
つまり、真由の目から見たら、久美子たちのほうが異常一歩前のヤバい集団だったわけで。
でもさ、実際、よくよく考えてみたら、この「滝イズム」も、もともと滝自身の詐欺みたいなやり取りから始まったわけだし。
1期が始まってそうそうの「なんですか、これは?」という失望の表明がそれだし。
そもそも、いきなり「楽しくやるか? それとも(厳しくやって)全国を目指すか?」って二択をせまるあたり、軽くカルト宗教の勧誘めいた発言だものね。
そこで二択にするところが、実は「詐欺」なわけで。
久美子からすれば、いきなり、はぁ???って疑問に思って当然だったはずなのに、それを、傍らにいた麗奈の言葉でさらにだまされて、あっさり「滝イズム」への入会が確定してしまった。
正確には、麗奈が面白いから、麗奈がベタ惚れしている滝を悪く言わないでおこう、って感じ。
でも、今思うと、きっとそんな久美子を見ながら、あすな先輩あたりは、「心底どうでもいい、滝(先生)なんて」とか思ってたんだろうな。
だって、あすな先輩の音楽の心の師は、幼い日に別れた実父なわけだから、そこに小僧の滝が入る余地なんかなかっただろうから。
そういう意味で、ほんとに冷静に久美子のことを見ていたんだろうな、あすな先輩は。
だから、彼女が、自分が送った絵葉書を頼りに自分のところを訪ねてくるのは、麗奈と喧嘩した時、というのは、本気でそう思ってたのだろうな。
裏返すと、麗奈と上手くやっている限り、久美子の目は曇ったままだと。
で、多分、そんなあすな先輩と同様に、久美子がちょっと麗奈の影響でカルトしてることに疑問を持っていたのが、幼馴染で、麗奈に感化される前の久美子を知る秀一だっただな、と改めて気付いた。
なので、マジで、詐欺師滝の手から久美子を解放するのに、秀一が一肌脱いてほしいところ。
まぁ、とにかく、冷静に考えれば、この久美子を巡る惨状を生み出した根本原因は、滝の根拠希薄な滝イズムなのだから。
正確には、その滝イズムへの久美子の洗脳を、「私は特別になりたい」と言って、そのためには「滝先生が一番」といって成し遂げた麗奈が最悪なのだけど。
でもまぁ、こうやって、1期からのこのかたの、久美子を中心においた北宇治のドタバタの原因に、麗奈が「推した」滝イズムがあったと考えるなら、そりゃ、そんな魔手から久美子を救ってやりたいと、制作陣が考えても仕方なかったのかもしれない。
まぁ、何にしても、物語を支える大きな世界観の転換が、3期を始まる前にあったのだろうと思わずにはいられず。
そう思うと微妙にNHKの影響もあるような軌道修正なのかもしれない。
とにかく公平が一番、正しいことを正しく行うことが一番、というあたり。
ただのガンバリズムは、生徒の中から落伍者をだしていけない、とか。
そう考えると、ガンバリズムの世界から逃げてきたのに、結局、滝イズムというがなリズムの餌食となった真由とか、目も当てられないのかもね。
とまれ、ここまで改変したのだから、最終話も、北宇治が全国金を取る、なんてハッピーエンドにならないことに期待する。
あんな痴話喧嘩ばかりしている北宇治が、あんな体たらくで全国金なんてとっちゃいけない。
それはダメなロールモデルにしかならないよ。
(感想4へ)
(感想4、感想5、感想6、感想7、感想8もあります)
冷静に考えると、やっぱり、麗奈の滝イズムへの入れ込み方って異常だよね。
「愛」って言っておけばとりあえず看過できるような類いのものじゃないよね?
で、そうした、なんとなく1期から漠然とそういうもんか?と当たり前のように思ってきた、とにかく何が何でも「全国金を目指す!」という滝イズムが、学校教育から考えてもおかしい、異常だった、ってことを示して「正す」のが、もしかして3期のテーマだったのかね?
その意味では、カルト宗教「滝イズム」から久美子の目を覚まさせるのが目的。
そのための当て馬が、転校生の真由だった、というオチ。
だって、真由はまさにそうした「吹奏楽部・全国常連校」の、ガンバリズムや勝利ゼッタイのファシズムが嫌だったから、「みんなで楽しく・・・」を信条にしたわけでしょ?
つまり、真由の目から見たら、久美子たちのほうが異常一歩前のヤバい集団だったわけで。
でもさ、実際、よくよく考えてみたら、この「滝イズム」も、もともと滝自身の詐欺みたいなやり取りから始まったわけだし。
1期が始まってそうそうの「なんですか、これは?」という失望の表明がそれだし。
そもそも、いきなり「楽しくやるか? それとも(厳しくやって)全国を目指すか?」って二択をせまるあたり、軽くカルト宗教の勧誘めいた発言だものね。
そこで二択にするところが、実は「詐欺」なわけで。
久美子からすれば、いきなり、はぁ???って疑問に思って当然だったはずなのに、それを、傍らにいた麗奈の言葉でさらにだまされて、あっさり「滝イズム」への入会が確定してしまった。
正確には、麗奈が面白いから、麗奈がベタ惚れしている滝を悪く言わないでおこう、って感じ。
でも、今思うと、きっとそんな久美子を見ながら、あすな先輩あたりは、「心底どうでもいい、滝(先生)なんて」とか思ってたんだろうな。
だって、あすな先輩の音楽の心の師は、幼い日に別れた実父なわけだから、そこに小僧の滝が入る余地なんかなかっただろうから。
そういう意味で、ほんとに冷静に久美子のことを見ていたんだろうな、あすな先輩は。
だから、彼女が、自分が送った絵葉書を頼りに自分のところを訪ねてくるのは、麗奈と喧嘩した時、というのは、本気でそう思ってたのだろうな。
裏返すと、麗奈と上手くやっている限り、久美子の目は曇ったままだと。
で、多分、そんなあすな先輩と同様に、久美子がちょっと麗奈の影響でカルトしてることに疑問を持っていたのが、幼馴染で、麗奈に感化される前の久美子を知る秀一だっただな、と改めて気付いた。
なので、マジで、詐欺師滝の手から久美子を解放するのに、秀一が一肌脱いてほしいところ。
まぁ、とにかく、冷静に考えれば、この久美子を巡る惨状を生み出した根本原因は、滝の根拠希薄な滝イズムなのだから。
正確には、その滝イズムへの久美子の洗脳を、「私は特別になりたい」と言って、そのためには「滝先生が一番」といって成し遂げた麗奈が最悪なのだけど。
でもまぁ、こうやって、1期からのこのかたの、久美子を中心においた北宇治のドタバタの原因に、麗奈が「推した」滝イズムがあったと考えるなら、そりゃ、そんな魔手から久美子を救ってやりたいと、制作陣が考えても仕方なかったのかもしれない。
まぁ、何にしても、物語を支える大きな世界観の転換が、3期を始まる前にあったのだろうと思わずにはいられず。
そう思うと微妙にNHKの影響もあるような軌道修正なのかもしれない。
とにかく公平が一番、正しいことを正しく行うことが一番、というあたり。
ただのガンバリズムは、生徒の中から落伍者をだしていけない、とか。
そう考えると、ガンバリズムの世界から逃げてきたのに、結局、滝イズムというがなリズムの餌食となった真由とか、目も当てられないのかもね。
とまれ、ここまで改変したのだから、最終話も、北宇治が全国金を取る、なんてハッピーエンドにならないことに期待する。
あんな痴話喧嘩ばかりしている北宇治が、あんな体たらくで全国金なんてとっちゃいけない。
それはダメなロールモデルにしかならないよ。
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