BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

グレイプニル 第8話 『記憶の影』 感想: どう見てもこの世界は2周目の世界だが、果たして1周目で修一は何をしくじったのだろう?

2020-05-25 01:37:54 | グレイプニル
とうとう、子どものころに修一が通っていた山田塾が登場。

といっても、修一の塾での友だちたちの姿はまだ明らかにされず。

その一方で、今回の最後の場面では、エレナの仲間も全員、登場。

って、直人、ってちゃんともう名前出てるじゃん。

いずれにしても、このあたりから、物語のトーンは大きく旋回するからね。

でも、じっくり改めて見ると、いや、よく練られている。

とにかく、千尋、という、なんだよ「あざといケモミミ」かよ?、って一回思わせた女子に、その後、修一とエレナを細い糸ながら、きちんと繋がるバックドアの役割を任せるのだから。

しかも、エレナ以外ではいまのところ千尋だけが、修一の過去の断片を知っている。


ということで、これはすでにエレナと修一との間には一度、取り返しのつかないことが起きてしまった後の世界で、しかし、エレナとしては、2周目のアタックには修一を同行させたくない、ということで、彼の記憶を消した、ということだったんだろうな。

このあたりは、まだ原作でも明らかになっていないから。

ただ、すでに今回、修一自身が自覚していたように、彼の能力が、基本的に他者の力を引き出すための触媒のようなものであることはどうやら間違いない。

で、きっと、その力を酷使しすぎて、1周目のトライアルでは、修一は失敗してしまったのだろうな。

で、彼に想いを寄せていた(いる)エレナからすれば修一をもう巻き込めないと判断したということ。

でも、それで、たとえばスバルの能力が、どう決定打になるのかは、まだわからないけど。


ともあれ、物語は、このあたりから、修一の欠けた記憶を探すという、主人公と読者の双方にとっての疑問に駆られながら、過去に何があったのか、という探索ものにもなっていく。

いや、やっぱり、こういうの好きだなー。

今、目の前で起こっていることに対処しつつ、過去に起こったことを探り、現在との関わりを明らかにしていこうとする展開。

で、その鍵を握る役割が、要所要所に配置された、修一と関わりのある女性たち、というのが、どうにもズルいw

ただ、この時点では、山田塾の話が、あんなにも重くなるとは思わった。

完全に『あの花』のようなドロドロとしたのりになるから。

もっとも、小さい頃は塾に言っていた、というのは、たしか2話の時点ですでに、修一はクレアに言っていたんだよね。

あ、そうか、でも、その時、修一が思い出した塾は、記憶が改ざんされた結果、彼しか通っていないことになっていた山田塾だったのか。。。

・・・って具合に、物語が進むうちにだんだん、以前に修一の口から語られたこともどうやら鵜呑みにできない、という状態が増えてきて、それもまた、ミステリーと言うかホラーのテイストを増していくことにつながる。

いや、ベースは、異能力バトルなんだけどさ。


でも、ただバトルをやるのではなく、そのバトルを通じて、少しずつ修一の記憶の欠片も明らかになったり、あるいは、修一自体が、何か記憶が欠けている、ということに気づいていくことになる。

そして、それをサポートするのがなんだかんだ言って、修一激ラブ☆のクレアなんだよねw

とはいえ、クレアも本当のところ、エレナの妹なのかどうかも実は怪しいんじゃないかな、と思い始めているけど。

あ、そうそう、だからその点では、千尋が言っていた「クレアと修一は違う、だから、きっと一体化はできない」というのは、多分、違っていて、きっと、誰であれ、その人の能力を最大以上に引き上げる力が修一の力だと思うんだよね。

てか、そうでないと、クレアとの間で「合一」ができないから。


ということで、いよいよ面白くなってきた。

しかし、これ、いつまで放送するのだろう?

一つには、1クール、完走できるのか?であり、

もう一つは、1クールを首尾よく終えたとして、果たして2期は用意されるのか、ということ。

せっかく作画も演出もいい作品になっているので、できれば『進撃の巨人』のように全部映像化する、という方向に行ってほしいのだけど。

いや、マンガだと若干グダるところもあるけど、なにより、これ映像向きかつテレビ向きだと思うから。

ともあれ、次回も楽しみ。

次は、ツンツンしているクレアの活躍に期待したいw

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とある科学の超電磁砲T 第15話 『やくそく』感想2: 大覇星祭編って、実は、美琴&みさきちのダブルヒロインシステムだったんだ!

2020-05-25 00:04:04 | 超電磁砲/禁書目録
第15話の感想を視聴直後に書いた後、改めて大覇星祭編を振り返って思ったのだけど、ホントにプロットがよく練られているよね。

何が凄いって、タイトルは『超電磁砲』っていいながら、今回、美琴がレールガンをぶっ放したの、第1話くらいじゃない?

というか、事件の解決にそもそもレールガン、使われてないからw

むしろ、最後は、完全に上条&削板のタッグに、とりわけ上条さんに「竜王の顎」で救ってもらう「お姫様」ポジションだよね。

つまり、美琴が完全に「表のヒロイン」。

で、そうして美琴が上条さんに再び胸キュンになるような状況に対して、事件の真相に、事実上、一人で挑んでいったのが、みさきちこと食蜂操祈。

なので、食蜂は「裏のヒロイン」と言っていいでしょ。

要は、終わってみれば、美琴&みさきちによるダブルヒロインの物語だった、ってことで。

むしろ、事件の解決に奔走したという点では、大覇星祭編については

『とある科学の心理掌握』

ってマジで言ってもいいんじゃないかな。

それくらい、みさきちの一人舞台だった。

もちろん、彼女の場合、その「人を操る」能力から、何をするにしても実行部隊は彼女自身ではなく、彼女が「心理掌握」した第三者たちになるわけだけど。

良くも悪くも「裏方」であり「黒幕」のポジション。

でも、そうして人びとを操りながらも、大きな計画の遂行を指揮するのはあくまでもみさきちだった。

これは、同じレベル7の超能力といっても、アクセラレータや美琴、あるいは第4位のむ麦野なんかとは全く位相の異なる能力。

美琴たちのように物理事象には直接干渉できないけれど、かわりに人を介してならなんでもできる。

もっとも、その分、孤独にもなるわけど。

それこそギアスを用いて人を操るルルーシュではないけれど、「王の力は孤独にする」。

みさきちの場合は、「女王の力は孤独にする」、だけど。

まぁ、だから、彼女の能力を跳ね返すことのできる美琴には素直になれるのだろうけど。


しかし、ホントに美琴とみさきちのダブルヒロインだったな。

今回の場合、みさきちが記憶を操作して、いつもの美琴チームである、黒子や初春、佐天さんが、直接、美琴の仲間としてバックアップに回ってくれなかったことも大きい。

その結果、美琴は単身で動くしかなくなった。

いや、かわりに、婚后さんたちが尽力してくれたわけだが。

ただ、その分、黒子たちうるさい外野なしに、最後には上條さんだけによって助けられる、という「お姫様」を演じることができたのだけどね。

そして、その状態、というか人員配置まで指揮棒を振ったのが、みさきちだったのだから、やっぱりこれは『とある科学の心理掌握』と名付けるべきだよなw

その後の、黒子vs警策、のマッチアップまで含めて、全部、みさきちが割り振ったのだから。

で、そんな「黒幕」たる食蜂操祈が、では、なぜ、そのような動きにでたかといえば、それは15話で明らかになったように、ひとえにドリーのためだった、というわけで。

もっとも当初は、エクステリアを含めて木原幻生たちの動きに対抗することが動機だったと思うので、最終的にドリー(2号)と再会できたのは、みさきちにとっても嬉しい誤算だったはず。

ホント、幻生に勝ててよかったよね。

でも、それもまた、ルルーシュっぽく(あるいはデスノートのライトっぽく)、自分が負けるほうに賭けていた、という計算高い思考能力があればこそのことだったのだが。


ということで、

いやー、大覇星祭編、やっぱり見どころ満載だった。

別にまだ2周目の視聴を実施しないでも、こんなふうに思えるのだから、やっぱりもう1回、最初から見直したら、新たな発見がいくつかあるのだろうな。

久しぶりに禁書の世界を面白く感じられたよw

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 第8話 『欲望にまみれてしまった…』 感想: なんかおざなりなオリジナル回だった

2020-05-24 16:07:08 | Weblog
なんか今回のかぐや様と同様、どうでもいい回だった。

なんか、欲望を食らう本の中に、カタリナたちが引き込まれて、そこでその欲望を発露させる、というもの。

要は、みんな、カタリナ大好き!をダダ漏れにしただけなのだけど。

でもさー、そんなのわざわざ描かれなくても、わかっていることだし。

そもそも、そういうのって、ダダ漏れにしたら、単に見るに耐えないものになるだけじゃない。

なんか、前々回くらいまでは、いい感じに話がカタリナの思惑を裏切って進んでいって、その軌道の外れ具合がよかったのに。

すっかり、この2回くらいで失速してしまった。

もともと、それほど面白いものでもないのに、これはないわ。

ポイントは、カタリナの脳内会議の場面で、あれがないとカタリナがただのモテ女にしかならないわけで。

カタリナが自問自答しながら、状況を動かそうとしたら、その思惑をあっさり裏切られるところが、数少ない面白いところなのに。

その結果、カタリナは、妙な天然ちゃんにみえるからいいわけで。

とっとと、同級生の貴族女子からハブられたりイジられたりする展開に入ればいいのに。。。

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かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 第7話 感想

2020-05-24 15:39:36 | かぐや様
うーん、なんか全体的に「盛り」が過ぎて、逆に引いちゃったかな。

2期のエピソードで一番、どうでもいいと思ったw

とにかく過剰、くどい、鬱陶しい。

こういうどうでもいい一発ネタ系のギャグの連続は、ホントどうでもいいかな。

前回と前々回くらい、ちゃんと本筋のストーリーがある中で、落とすところは落とす、というのなら全然いいのだけど。

多分、かぐや様が時々テンパったときに思わず出してしまう「裏返った声」にしても、まさにテンパったときだからこそ、面白いわけで、それを最初から最後までずっとやられたら、単に耳障りなだけ。

あと、石上、マジでウザいw

あと、今回は完全に藤原書記の使い方が間違っていたと思う。

何にせよ、ギャグは緩急があればこそ生きるのだから。

最初から下ネタ(と言うにもどうしようもない程度のものだけど)だけで押し通されても、単に引くだけだなぁ、と。

あ、あと、少女漫画のああいうパロも嫌い。バカにしすぎ。

ということで、今回は、さすがに擁護できないくらいほどの、ただただくだらないだけの凡作回だった。

完全にキャラの使い方を間違った回だったね。

ポイントは、早坂と藤原書記の、ここぞという時の使い方なんだよ。

なんだろ、これも、伊井野が登場してきた余波なのかな。

終わってみれば、ただ単に、彼女に意味のない悲鳴を上げさせるためだけの話だったよな。

ホント、くだらない。

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『とある科学の超電磁砲T』、第16話から始まる天賦夢路(ドリームランカー)編は7月まで延期になってしまった!

2020-05-23 10:33:02 | 超電磁砲/禁書目録
第15話の感想で、次回からの天賦夢路(ドリームランカー)編が楽しみだ、と書いたけど、結局、ドリームランカー編の初回となる16話は7月24日まで延期になった。

残念だけど、仕方ないね。

こうなると、大覇星祭編を頭から見直す、というのをやってみるかな。

公式では、1期と2期からキャストがセレクタしたエピソードを放送していくみたいだけど。

まぁ、まるまる1クールが空くわけでもないから、単純に再放送するわけにもいかないので、あれこれ考えての結果なのだろうけど。

それなら禁書の方の大覇星祭のあたりの話とか流しても良かったように思うけど。

まぁ、随分前だしなぁ。

超電磁砲の「振り返り」なら、レベルアッパーの終盤と、シスターズの終盤が、見たいかなぁ。

超電磁砲での、上条さんとアクセラレータの戦い、ってやっぱり伝説的だから。

あ、そうか、禁書1期で「竜王の顎」が初登場するエピソードでもいいと思うけどw

でも、意外と、上条さんが黒子を助けるw回もいいかもしれない。

てか、劇場版、流せばいいじゃないw

そういう意味では、なんだかんだいって、ストックがあるシリーズなんだなw

まぁ、7月までゆっくり待ちますか。

しかし、そのときはもう夏だな。

予定通りならオリンピックが始まっていたから頃だね。

やっぱり、コロナは世の中の様子を変えたよな。

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とある科学の超電磁砲T 第15話 『やくそく』感想: 食蜂とドリー、警策の再会による終幕は予想を超えた素晴らしさ!大満足のエピローグ!

2020-05-23 00:10:54 | 超電磁砲/禁書目録
予想通り、警策と食蜂によるドリーの話、・・・、になると思っていたら、それを越えて、ドリーの対となるクローンがまだ残っていて、彼女を通じて、ドリー、警策、食蜂の3人の、時間を越えた再会であり、同窓会であり、リユニオンになっていた。

いやー、キレイな、文字通り、エピローグらしい終わり方で。

ちょっと、ほっこりしてしまったよ。

警策が「看取」で「みーちゃん」、

そして、食蜂が「操祈」で「みーちゃん」と、

ちゃんと被っていたんだね。

それも含めて、みさきちからしたら、もともとあった2人の間に割って入ってしまったような居心地の悪さを感じていたようで。

なんていうか、みさきちは、そういう「割って入る」形の間の悪さがつきまとってしまっていて、なんか切ないね。

美琴と上条さんの「2人」の間にも割って入ってしまうわけで。

といっても、みさきちが想ってやまない上条さんに対しては、今回のドリーとは違って、どこまで行っても、その想いは届かないわけだけど。

こうみると、上条さんではなく、みさきちこそ、このシリーズの中の完全な不幸キャラだよなぁ。

常に、私って実はおじゃま虫じゃない?って思ってしまうようなシチュエーションに置かれるわけだから。

もっとも、きっとみさきち本人にもそういう自覚はあって、だからこそ、今回、最後でドリーにきちんと思い出しもらえたうえに、感謝までされたときは、本当に嬉しかったんだろうなぁ、と思ってしまう。

あと、本来なら敵対してもおかしくない警策ともドリーを介してわかりあえてしまったわけだし。

実は、終わってみれば、メンタルアウトという「心理操作」の能力の手前、孤高の女王になりがちなみさきちにとっても、素に戻れる友人を見つけられた、いいエピソードになったのではないかな。

で、そう思うと、その3人の輪の一つ外側だけど、ちゃんとシスターズの、御坂妹にも、そのドリーの思いが伝わっているのはいいね。

海に行きたい、と思わず行ってしまった、御坂妹。

で、それに対して、季節外れだけど、と真顔でどうしようか考える「姉」としての美琴。

その美琴が、回り回ってみさきちと、今後、タッグを組む場面も生じるのだから、この超電磁砲における大覇星祭の物語は、番外編にもかかわらず、後々で、禁書本編にも影響を与えるものだったんだな。

前回の「竜王の顎」という上条当麻の本質の顕現と合わせて、いやー、うまく本編を補填していて、結構、感心した。


それにしても、本当に、ドリーって、御坂妹たちの、ミサカネットワークの、プロトタイプだったんだな。

で、ミサカネットワークを形成する最初の「2点間通信」のために、相方となるカウンターパートのドリーがもう1人必要だったわけか。

そして、だからこそ、警策とみさきちが出会ったドリーの記憶を保有した「もうひとりのドリー」に、警策とみさきちが再会する幸せな終幕を描くこともできたわけで。

いやー、円環が閉じるようで、ホント綺麗なまとまり方だなぁ。


しかし、そう思うと、みさきちが、倒れていた御坂妹を救った上で匿っていたのも、御坂妹の姿にドリーの姿を重ねていたからなんだろうな。

きっと、みさきちは、ドリーがミサカネットワークのプロトタイプであることも知っていたのだろう。

まぁ、外見も似ているのだろうし。

となると、みさきちが、やたらと美琴にちょっかいを出すのも、実は、美琴がドリーのオリジナルだから、ってこともあるのだろうな。

あ、でも、もうひとりのドリーの存在は、みさきちが木原幻生の記憶を覗いて初めて知ったことだったんだっけ。

そうすると、ミサカネットワークのことは知らなかったのかな?

いや、でもそれだと、御坂妹を無条件で助ける、という行動につながらないから、やっぱり事前に知っていたんだな。

ともあれ、みさきちにとってのハッピーエンドで、ホントよかった。


それにしても、こうして結末を知ってからもう一度最初から、この大覇星祭編を見直すと、ああ、この時のみさきちの張り詰めた表情は、実は御坂妹の面影を通じてドリーのことを思い出していたからなんだ、とか、改めて納得できてしまう場面がいくつか出てくるのだろうな。

うーん、ホント、よく出来てるなぁ。

結末を知ってからもう一度見直すと、初見とは違う発見がある、ってミステリーの醍醐味だものね。

しかも、この大覇星祭編の場合は、このみさきち、ドリー、警策の3人の再会に向かう大きな物語の流れの上に、美琴のレベル6への変貌とか、上条さんの「竜王の顎」とか、削板の「すごーいパンチ!w」とか、見どころが満載なのだから、驚くな。

もちろん、黒子の大活躍もあったわけだし。

序盤の婚后さんや泡浮さん、湾内さんたちの奮闘もあったわけで。

マジで大満足だよ、素晴らしい!

いやー、超電磁砲、ホント、面白い!

次回からの天賦夢路(ドリームランカー)編も期待できそうで、楽しみだ。

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かくしごと 第8話 『おれたちの下描き/残念記念組』 感想

2020-05-22 14:29:32 | かくしごと
今更だけど、各回のタイトルって、パロディだったのね。

前回なら

いぬほしき ← いぬやしき

母子を継ぐ者 ← 星を継ぐ者

って具合で。今回はちょっとわからないけど。


とまれ、どんどん深まる高校生姫ちゃんの世界。

もっとも、過去話でも、続々と後藤家の3人の姿が描かれてきているから、最終的には、その両方が収束して終わる形なのかな?

しかし、その姫ちゃん高校生編でも、訳知り顔で一種の語り部役をしているからか、羅砂さんの存在感がどんどん増していくのだけど。

後藤先生の再婚相手にふさわしそうに見せながら、その実、後藤先生の人となりはよくわかっているし、いろいろと気づいてしまう質なので、あれこれ世話をやいてしまうのだけど、でも最終的にはわが道を歩む、というタイプだよなぁ。

でも、今回見て思ったけど、EDの最後に現れるロクって、姫ちゃん小学生編のときよりも格段に大きくなっているから、きっと姫ちゃんと後藤先生、ロクの3人で最後は鎌倉をドライブするのかな?

鎌倉、中目黒、代官山、って、まぁ、いかにもな選択だけどねw

次回から、終盤の4話に入るから、ぼちぼち、高校生編の比重が多くなるのだろうか?

大滝詠一のEDのせいもあるけど、だんだん、一昔前の大林宣彦風の物語になってきているようにも思えて。

その意味では、画面から受ける情報量は結構多いのだけど。。。

しっかり、キレイにたたまれるのかな? お話として。

そういう意味では、ぼちぼち、漫画家の話のパートはいいかなぁ。

時々垣間見られる姫ちゃんの闇?と亡くなったお母さんの話を、そろそろ描いてほしかったりする。

とにかく、緩急のある画面づくりには好感が持てる。

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『とある科学の超電磁砲T』の第15話では、ドリーの開発計画を皮切りに学園都市の闇にも切り込むのか?

2020-05-21 18:06:22 | 超電磁砲/禁書目録
次回の15話は、どうやら食蜂が警策にドリーのことを語らせながら、今回の騒動の締めを行うようだけど、その際に、学園都市の闇についても触れるのかな?

なにせ、警策が想定していた復讐の相手は学園都市統括理事長たるアレイスターその人だったみたいだから。

つまり、この学園都市が、アレイスターにとって実験場だということを明らかにするのかどうか。

だって、もともと学園都市って、アレイスターにとっては、彼が考案したテレマ神秘主義のための第2の僧院だったわけだから。

学園都市でいう「科学」って、実はアレイスターが考案した近代魔術、というか現代魔術のことだし、だから、「超能力」と言っているものも、実はその中身は「魔術」だからね。

あくまでも、科学を装った魔術の実験場が学園都市。

なので、そこでの「科学者による研究開発」というのは、限りなく新興宗教における秘境儀式開発のようなもの。

それを頑なに、ある意味で真摯に追究しているのが木原一族。

で、彼らの大きな目標がレベル6化計画なわけで、その一つが、アクセラレータにシスターズを惨殺させ続けることで覚醒させる、という計画だった。

で、ドリー計画というのは、そのための準備研究だったというのでいいのかな?

だって、ドリーって、要するに、シスターズのプロトタイプなわけでしょ?

つまり、ドリーって、美琴のクローンだったはずで(第1号?)。

最初に登場したときは、ドリーってあまり美琴に似てないなと思ったのだけど、14話の素になった美琴の表情とか、あれやっぱりドリーと似てる?と感じたりして。

で、食蜂にしても警策にしても、友だちだったはずのドリーの生命を弄んだ学園都市の連中を許せない、ということだよね。

特に、警策は。

でも、その怒りを表明するにあたっては、やはり学園都市の闇にきちんと触れてほしいところ。


とはいえ、食蜂や警策は、ホントのところ、どこまで自分たちの「異能」の由来について理解しているのか。

できればそこからちゃんと説明してほしいところだけど。

もっとも、禁書本編の話からすれば、アレイスターが学園都市を創設した狙いは、レベル6化計画ではなくて、「幻想殺し」もちで「竜王の顎」を備えた上条当麻の発見ならびに彼の能力の底上げにあったわけで、それゆえ、学園都市の治安は適度に緩くして、上条さんが活躍できる場を用意していたわけで。

だから、今回の美琴の鬼神化にしても、アレイスター的には、そうしたおおごとを起こしてくれることで、上条さんの経験値があがったのなら万々歳、というはず。

さすがに、そのような話は、今回のオチのなかで明らかにはされないだろうけれどね。

でも、そういう「上条当麻の育てゲー」としての学園都市、という見方をすると、なんで上条当麻が主人公のはずなのに、アクセラレータが出張る回があるのか、と、暗部とかいう奴らの紹介まで細々とされるのか、とか、必ずしもアレイスターの思惑通りには動かず自分の権力拡大にのみ欲を出す統括理事会のおっさん・おばさんたちが登場するのか、とか、わかりやすくなってくるはずなんだよね。

というか、学園都市内の事件を「科学」と「超能力」の文脈で解決していく「超電磁砲」とかのスピンオフは、まさにそのあたりを掘り下げるためにあるはずだから。

そういう意味では、前にあった劇場版の禁書目録の映画みたいに、魔術側も科学側も総出演する単発の物語で、そういう「禁書目録/超電磁砲ユニバース」の根幹を支える世界観やアレイスターの意図とかについて、一回、ちゃんと説明するものを作ってもいいと思うのだけどね。

いまや、あまりにも物語が拡散しすぎて、とっちらかってしまっているので。

何が幹で、なにが枝葉なのか、そのあたりを一度、整理してみせたほうが、理解は進むように思うし、その方が楽しみ方もわかるような気がする。

ともあれ、15話、楽しみだな。

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炎炎ノ消防隊 第219話 『過ち』 感想: ところでショウは、今ごろどこで何をしているのだろう?

2020-05-20 12:55:16 | 炎炎ノ消防隊
前回に引き続き、最終決戦?に向けた貯めの回、って感じで。

終始、シンラとシスターの間の会話にとどまって。

一応、なぜシンラがシスターを殴ったのかも明らかにされて。

それは、シンラがアドラリンクの側のもうひとりのシンラになっていたところに、アドラリンクにいるはず?のアマテラスそっくりの女の子(←これがシスター)が目の前にいたから、だった。

って、それ、まったくもって予想通りで、全然新しい情報はないんだけどね。

それよりもシスターを殴った時の「悪魔」のシンラの顔の方に驚いたけどw

どんだけ、おまえ、イキってんだよ!

でも、ちょっと大隊長の顔にも似ていたようにも思うのだけど、気のせいかね。

あとは、そのアドラリンクの側のアマテラス似のシスターにも第3世代の発火能力が発動したようで。

結局、教会の火事で生き残ったのは、第3世代の能力に目覚めた二人だったというオチ。

しかし、もはや人体発火による死は、アドラリンク側の「もうひとりの自分」がこちら側にやって来ようとした結果、生じているものというのがわかっているから、発火現象そのものは、その乗り移りに耐えうる身体、という意味で、一種のアドラリンク耐性なのかもしれない。

そう考えれば、シンラが向こうの自分に身体を乗っ取られていたのも理解できる。

ただ、そうなると気になるのは、こちら側のシンラ(の魂?)は、この3ヶ月間、どこにいたのか? なにをしていたのか?

まぁ、続々と顕現する柱の姿が、どうにも「地獄の門が開く」ような感じなので、向こう側から一斉に焔ビトの元?がやってきそうではあるが。

しかし、彼らはなぜ、こちら側に来たいのだろう?

それは、アマテラスの奪還のためなのかな?

そういえば、ショウはどこに行ってしまったのだろう?

もっともこの流れだと、最終決戦は、シンラとショウのタッグで戦うことになりそうだけど。

で、多分、その前座になるのが、アーサーによるドラゴン退治!なんだろうなw

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とある科学の超電磁砲T 第14話 『竜王の顎』感想 補足2: 学園都市の科学が、実はアレイスター流の現代魔術であることを改めて思い知らされたかも。

2020-05-19 18:54:41 | 超電磁砲/禁書目録
今回、「竜王の顎」の登場に意外と驚いているのは、あぁ、これが上条当麻の本質なんだよな、ということを思い出さされたから。

いや、禁書って、もう10何年も続いているシリーズでしょ。

だから、最初の方の話とかもうほとんど覚えていないわけで。

その上、このシリーズ、無駄に登場人物の数が多く、しかもそのほとんどが初登場以降、再登場しないので、覚えてもいられない。

そのうえ、新約以降は、とにかく魔術の範囲や、魔術の系統が爆発的に増え、しかも、その説明を地の文で、呪文詠唱まで含めて詳細に書き込むから、正直、読むのもしんどい。

なので、いつの間にか、あれ、これ、なにしてたんだっけ?という気にさせられることが俄然増えた。

しかもそれが、一冊の巻の中でも、数冊に渡るシリーズとしても。

つまり、ものすごく読者のコミットメントを求めるシリーズになっていて。

しかも、極めて粘着的なコミットメントね。

だから、新約の後半は、はいはい、今回もこのパタンね、というぐらいにしか感じていなかった。

読む方の感覚も麻痺してきた、というか。

だから、簡単にいえば、超・惰性で読んでいた。

そのどんよりした雰囲気を、今回の「竜王の顎」のエピソードは、わりときれいに払ってくれた気がするんだよね。


多分、その原因は、新約の終盤まで行って、ようやくアレイスターの意図や学園都市の設立目的なんかが、明らかになってきたところで、物語当初のエピソードを見せられたから、というのが大きい。

つまり、今回の「竜王の顎」は、いわば「2周目の読書」に近い、ということ。

だってさ、禁書とかって、なかなか再読する気が起こらないから。

なにせ、総じて冗長だから。

でも、確かにその冗長さのなかには、魔術についての詳細な説明もあったりして、そういう意味では、ちゃんと設定集も兼ねていたりする。

ただ、そこに焦点を絞って読み直すのは、かなりの苦行であるのも確か。

なので、今回のように、動画でチラ見せだけでもされると、ああそういうことだったったけ、って納得感が高いんだよね。

まぁ、そういう点では、超電磁砲のマンガの作者が、情報密度のやたらと密度の濃い禁書本編の話を、いい具合に薄めて引き伸ばして、一つずつ説明してくれている、というわけで。

で、そうすると、新約の最後の方で、アレイスターも触れていたように、学園都市で言う「科学」って、要するにアレイスター流の新魔術である「テルマ」であることもなんとなくわかってきたりして。

つまり、美琴もアクセラレータもみんな、超能力者ではなく、ネオ魔術師だ!ってことなんだよね。

そのことが、今回の美琴の鬼化で、だいぶはっきりしたように思えて。


・・・ということで、ちょっとそのあたりのことも、いい機会だから見直してもいいのかもしれないと思ってきていたりもする。

なんといっても、アレイスターというのは20世紀初頭に実在したイギリス人で、彼が書いた『法の書』って、ホントにあるんだよね。

そんなこと、真面目に受け止めるのはさすがにバカバカしいのだけど、しかし、たとえば、同じように「現代魔術」を物語の軸に据えているお兄様たる『魔法科高校の劣等生』のほうが、いかにもソフトウェア科学の体系の安易な書き換えであることを思うと、禁書のほうは確かにかなりニューエイジっぽくてガチで危なっかしい。

ただ、ちょっと頭の整理をしてみてもいいのかもな、と思い始めてもいる。

なにしろ、禁書本編の方では、とうとう薔薇十字団まで登場してきているから。

しかもそれが、創約1巻では、ソフトウェアというかマルウェアというか、ガチでインターネット系の情報技術に即した形で提供されるようになってきているから。

つまり、お兄様的な魔術は、薔薇十字系の末裔のように考えることもできて。

そうなると、科学の源流までさかのぼって別系統、ということもできるのかもしれない。

・・・って、自分でもなに言ってるのかわからなくなってきたw

あぶない、あぶないw


ともあれ、そんなことをぼんやり考えさせられるくらいの一撃が『竜王の顎』にはあったということでw

でもまぁ、あまりシリアスに受け止めるのは控えるべきなんだろうなぁ、やっぱりw

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