お彼岸も終わってしまいました。
長く続いた母の介護を理由に、長男の嫁としての勤めをほとんど果たさないまま今日まで来ました。
夫の母は、「私は元気だから、お母さんを(私の)大事にね。いくら遠くからでも大丈夫、お墓のほうに向かって手を合わせるので十分」といってくださいます。
夫が、近くに出張に行ったとき、娘が夏休みの時にはお墓参りをしてはいましたが、時期時期にというのは有りませんでした。
ほんとに母の介護が理由かと問われると、ちょっと違っていたかもしれないと今になっては思います。
ショートステイを利用し始めてからは、お墓参りには、行けた筈なのにと思います。
そこに夫と私との夫婦の関係が現れているのかなぁと思うのです。
しっかりと手をつかまれて、一方の思いのままに手がちぎれるかと思うくらいに引っ張りまわされている関係。
一方は、しっかり大地に足を踏みしめて、しっかり握った糸の先に風船がフワリフワリと浮かんでいる関係。
風船ではなくてそれが凧である関係。
いつも二人で相談しあって、一二の三で歩き始める関係。
そのどれなんだろう。
はじめは、引っ張りまわされている関係と思っていたけれど。。。
その場面場面を思い起こしてみると、それぞれ、違う結論の出し方をしていたなぁと思います。
長年夫婦を続けていると、「これ」と一つに括ってしまうことは出来ないことがたくさん出来てくるものだと思ったことでした。
「おかあさん、今年もお墓のほうに向かって手を合わさせてもらいました。」いつもありがとうございます。
元気でいてくださいね。