風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

譜№ 56と6

2018年01月11日 | 詩吟
今まで、聴いた中で、最高の56番と6番に出会いました。

声の良さでは定評がありながら、ご自身の吟詠には懐疑的で、詩吟は好きではないとおっしゃっているかたが、近くにある新年会で発表する吟を聞かせてもらった時のこと。

「静夜思」 李白作 の起句の56ばんと、結句の6番。
しっかりと支えられた響きのある声で、中音の意外にも難しい微妙な揺りと伸ばしと、フェイドアウトを、完璧にとらえていました。

その二つで、静夜思の吟調が表された如くでした。

最近、めきめきと上達してきた件のお方は、だんだんと音程を掴んできたし、その声の良さが強調されて、魅力を増した吟詠をなさるようになっています。

破天荒なところがあるがゆえに、そのしっとりとした中音の響きには、魅力があります。
いやだいやだと言いながらも、やめずに続けてきていた間に、いつの間にか身につけたものと、もともとのその方の持前が、きっちりと融合したのですねぇ。


どうか、「嫌い」とおっしゃらずに、今少し、詩吟の練習を続けてくださると、もっと、もっといいことがあるはずです。

どうか、夢青葉に飽きること無く、遠いところからですが、通ってくださいませ。

夢青葉のメンバーと、喜びあいましょう。

こんな場面に居させてもらって、本当にうれしい。
手放しで、誉めすぎたかもしれませんが、そのくらい、完成された56番と6番でした。

そして、来週の第三木曜日の、若い指導者の薫陶も受けて、そして、先輩として、始まったばかりの指導者さんへおおきな応援を願います。
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