誰が知恵をつけたのか知らないが、安倍首相がシドニーでテロ特措法の延長に首相としての進退をかけると記者会見で言ったそうな。よかろう。
小沢一郎君、一花咲かす機会じゃ。がんばってもらいたい。臨時国会にブッシュ大統領を証人喚問したらどうだ。よく訊いてみることだ。いったい、アフガニスタンでダラダラ戦闘を続けることにどういう勝算があるのか。また必要があるのか、説明を求める権利が日本国民にはある。戦闘を切り上げたら本当になにが起こるのか、ちゃんと説明をしないといけない。
1990年、イラクがクウェイトに侵入した。パパ・ブッシュがイラクを攻撃してクウェイトから追い出した。クウェイトから撤退する無力化したイラク軍に空から攻撃を加えて皆殺しにした。数十万単位の死者を出した大虐殺だったようだ。空爆でイラク国内のインフラを完全に破壊した。
懲罰を与えられたフセインは二度とクウェイトに手を出さなかった。お仕置きは効果があったわけだ。それをパカ・ブッシュがアフガニスタンを破壊したことに味を占めていい加減な理屈をつけてイラクに攻め込んだ。今度は地上軍を送り込んで占領したが、何の意味があるのか。
911の後ろにアルカイダがいたそうだ。そして、そのヒンターランドがアフガニスタンだというのでアフガニスタンを攻撃した。パパ・ブッシュのときと同じようにそこで打ち切ってはなぜいけなかったのだ。アフガニスタンよりはるかに強国のフセイン・イラクは10年以上なにもアメリカには手を出せなかったではないか。
今回もアフガニスタンを叩いて懲罰を与えたのだから、911の再現はありそうもないことのように思える。アメリカに言わせるとそうじゃない、という。何故、そうじゃないんだね。パカ・ブッシュに秋の臨時国会に来てもらってとっくりと説明をしてもらいたい。
第一臆病なアメリカ兵には地上戦闘、占領などという能力はない。そんなアメリカには他国を何時終わるとも知れない泥沼の戦争に引きずり込む資格はないのだ。
アメリカが拉致被害者を救出するために命がけでピョンヤンに急襲をかけるというなら日本人は涙をながしてアメリカの正義を称え、恩義を感じるだろうがね。