東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

キタノウミから(対話編)3

2007-09-13 08:19:51 | 社会・経済

ソクラテスコ:杉山さんというのはアナウンサー時代からおとなしくて相撲協会の言うことにはなんでも言いなりになるような人だった。それが何十年ぶりかで「相撲評論家」としてテレビに連続出演してえらい威勢がいい。歯切れがいい。スタジオのライトで興奮したのかもしれないが、いやに攻撃的にまくしたてる。人が変わったかと思った。引きこもりになった朝青龍と逆でね。静から激に変わったわけだ。それがキタノウミを刺激したんじゃないかな。

南の果て:そうでしょうな。理事長のCPUは中学校製だから、ボリュームだけで危険を察知する動物みたいなものだ。杉山さんの発言内容は朝青龍を弾劾するもので、協会の措置を支持するものなんだけど、彼の記憶にインプットしてある杉山さんの話しぶりのボリュームメモリが跳ね上がったので自分が攻撃されていると勘違いしたんじゃないかな。

ドンブリコ:肩書きを見ると杉山氏はどこかの大学の教授になったらしい。若い学生相手に威勢のいいことを言っているうちに性格が変わったのかもしれない。

頼朝:よくなついた犬でも、何かの拍子に近くで大きな声を出すと反射的に攻撃されると勘違いした飼い犬に反撃されて咬まれることがある。それと同じだな、キタノウミの反応は。

猿の山:ところでですね、今朝の新聞によるとキタノウミは杉山さんに取材証を返したそうですな。わずか一日後だ。自分の勘違いに気がついたのかな。そうは言ってないけどね。

南の果て:そんなところでしょう。

ソクラテスコ:杉山さんもしまらないな。取材証を返してもらって嬉しそうな顔をしている。