東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

時津風力士急死(パンセ風)2

2007-09-27 20:46:15 | 社会・経済

+++ 相撲協会の自治能力欠如

朝青龍処分のときの北の湖理事長の対応を批判する人がいる。テレビによく出てくる「コメンテーター」とかいうフリーターとか「スポーツ評論家」だ。私はかならずしもそうは思わない。高砂親方の管理能力の無さ、権威の無さにはあきれてはいるが。

というのは、曲がりなりにも処分の内容は発表されているし、その内容も口頭で追加説明しなければならないほど分かりにくいとか、奇異の思いを抱かせるというほどのものではない。要するに四辻に「このもの不届きな所業あり、よってお仕置きいたし候ものなり」と高札を立てて置くだけでよい。

大相撲の一枚看板(だった)花形だから北の湖が自ら説明しろと言いたいのだろうがね。

ところが、今回の事件はまるで違う。キタノウミはすっとぼけたことをいっている。「警察が調べているから任しておくのがいい。なにも言わないほうがいい」とは何たる言い種(イイグサ)!!

キタノウミも知らないで突然聞かされた話で、すでに警察が動いているならそういうイイグサもあろう。今回の件は三ヶ月も前に報道されている。ことの重要性から直ちに時津風を呼びつけて協会のイニシアティブで聴取、調査をすべきだ。それが協会の責任ではないか。そうしてしかるべき処置をすべきだ。そのために相撲協会という自治組織があるのだろう。まして公益法人だ。その途中で警察が捜査を開始して協力しろ、任せろといわれたなら、その時点で警察に任せればいい。

キタノウミにはこれだけ社会的に大きな存在である公益法人のトップに留まる資格は微塵も持っていない。まえにも書いたが相撲協会の理事くらい役人の古手でも務まる。相撲取りではやはり無理だろう。役人は行政改革で天下り先が減って悲鳴をあげているそうだ。ひとつ相撲協会理事のポストを二つ三つ分けてやれ。

あるいは、財団法人格を剥奪するのがいいのかもしれない。


時津風力士急死(パンセ風)1

2007-09-27 19:05:50 | 社会・経済

パンセ風に、偶感風に書き流していく。パンセ風というのは内容というよりかスタイルなのだ。何故パンセ風かというと;

第二に、書くのが楽だということ。しかしこれだけでは不謹慎であるので勿論第一の理由がある。

第一に、同じ分量の文章により豊富に内容を盛り込める。つまり文章生産性。

+ この急死事件は6月の27日に発生して、マスコミで速報は直ちに流されたと記憶しておる。実家の両親が死因にリンチの疑いを抱いているというフォローもその後続いて報道された。

それにもかかわらず愛知県警(例の愛知県だ。立てこもりで銃撃された警官を放置したところだったね)が3ヶ月もたってから立件の方針をたてたのか。救急車を出動させた消防署も事件性を隠蔽した可能性が強い。同じく関係した医師も。そして警察も。

それがなぜかということが取材の要点になる。彼らが勝手に遠慮したのか。圧力があったのか。圧力といえば、相撲部屋の後援会には地元の代議士や有力者がなることが多い。名古屋場所の直前ということで名古屋場所の勧進元の怖いおじさんが警察に圧力をかけたのか。あるいは朝青龍のときのように文部科学省の副大臣が立ち回ったのか。

時津風親方は両親に断らずに死体を火葬しようと葬儀屋に頼んだらしい。まず両親にご遺体を送り届けて葬儀の手配はそれから実家でするのが当たり前だ。勝手に他人が火葬の手配をするとは。損壊した遺体の証拠隠滅しかありえない。

葬儀屋もおかしいと思ったのではないか。肉親の同意なしに火葬には出来ないというのだろう、実家に電話して火葬が両親の意思ではないとわかり、遺体を実家に送ったらしい。歴然とした犯罪を構成する。警察は何をしていたのか。警察も共犯と言わざるをえない。

++ 事件は戸塚ヨットスクールを思い出させる。ちょっとだけ。実家の事情も報道してくれると読者は腑に落ちるのではないか。

+++ 相撲協会の自治能力欠如(以下次号)