22 アムール
直接的な動詞は「描いてある(描く)」だが、重要なのは「描く」を修飾する「みだれる」「もだえる」だ。
「みだれる」「もだえる」のが愛の本質である。
「幾重」ということばは「いくつも/重なる」と動詞がわかるようにして読み直すと、愛の本質がさらにわかる。「みだれる」だけではない。「もだえる」だけてはない。
「よく見ると」は「擦れた線」(擦れる)に視線を動かしていくが、「重なる」をこそ見逃してはならない。
「重なる」から、次の連の「読めない」にもつながる。
「よく見ると」「見える」ではなく、「よく見ると」「読めない」。
ぱっと「見る」と愛だとわかるが、「よく見ると」愛はわからなくなる。
2018年6月28日(木曜日)
22 アムール
よく見ると
下絵のように
擦れた線が幾重にもみだれもつれて描いてある
直接的な動詞は「描いてある(描く)」だが、重要なのは「描く」を修飾する「みだれる」「もだえる」だ。
「みだれる」「もだえる」のが愛の本質である。
「幾重」ということばは「いくつも/重なる」と動詞がわかるようにして読み直すと、愛の本質がさらにわかる。「みだれる」だけではない。「もだえる」だけてはない。
「よく見ると」は「擦れた線」(擦れる)に視線を動かしていくが、「重なる」をこそ見逃してはならない。
「重なる」から、次の連の「読めない」にもつながる。
「よく見ると」「見える」ではなく、「よく見ると」「読めない」。
ぱっと「見る」と愛だとわかるが、「よく見ると」愛はわからなくなる。
*
評論『ことばと沈黙、沈黙と音楽』を発行しました。190ページ。
谷川俊太郎の『聴くと聞こえる』についての批評をまとめたものです。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168073455
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ここをクリックして2000円(送料、別途250円)の表示の下の「製本のご注文はこちら」のボタンをクリックしてください。
「詩はどこにあるか」4月の詩の批評を一冊にまとめました。186ページ
詩はどこにあるか4月号注文
オンデマンド形式です。一般書店では注文できません。
注文してから1週間程度でお手許にとどきます。
*
以下の本もオンデマンドで発売中です。
(1)詩集『誤読』100ページ。1500円(送料250円)
嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168072512
(2)評論『中井久夫訳「カヴァフィス全詩集」を読む』396ページ。2500円(送料450円)
読売文学賞(翻訳)受賞の中井の訳の魅力を、全編にわたって紹介。
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(3)評論『天皇の悲鳴』72ページ。1000円(送料250円)
2016年の「象徴としての務め」メッセージにこめられた天皇の真意と、安倍政権の攻防を描く。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168072977
問い合わせ先 yachisyuso@gmail.com
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「よく見ると」「見える」ではなく、「よく見ると」「読めない」。
ぱっと「見る」と愛だとわかるが、「よく見ると」愛はわからなくなる。
2018年6月28日(木曜日)
22 アムール
よく見ると
下絵のように
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直接的な動詞は「描いてある(描く)」だが、重要なのは「描く」を修飾する「みだれる」「もだえる」だ。
「みだれる」「もだえる」のが愛の本質である。
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「よく見ると」は「擦れた線」(擦れる)に視線を動かしていくが、「重なる」をこそ見逃してはならない。
「重なる」から、次の連の「読めない」にもつながる。
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ぱっと「見る」と愛だとわかるが、「よく見ると」愛はわからなくなる。
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嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。
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読売文学賞(翻訳)受賞の中井の訳の魅力を、全編にわたって紹介。
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(3)評論『天皇の悲鳴』72ページ。1000円(送料250円)
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