福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ダルマエナガ

2008年01月30日 |   〇自然・動物

■ "중동 봤지?" 여자 핸드볼의 완벽한 승리
「見たか!中東」女子ハンドボール対日戦完勝
(デイリアン 1月29日)

・한국, 진실승리 이뤄내며 연맹 동서분리 가속도
韓国が「真実の勝利」、アジア連盟東西分裂も

・역시 진실은 승리한다.
やはり、真実は勝利する

'아줌마 부대' 한국 여자핸드볼 대표팀은 29일 일본 도쿄
요요기 국립 제1체육관서 벌어진 ‘2008 베이징올림픽 아시아
지역 예선’ 재경기에서 골키퍼 오영란의 선방과 함께 완벽한
철벽 수비와 한발 빠른 공격으로 단 한 차례도 리드를 뺏기지
않고 34-21로 크게 이겼다.
「おばちゃん部隊」の愛称で知られる韓国女子ハンドボール代表
チームは29日、東京代々木の国立第1体育館で開催された
2008年北京オリンピックアジア地区予選の再試合で、ゴール
キーパー、オ・ヨンナンを軸とした鉄壁の守備とスピードに勝る
攻撃力で、相手に1度のリードも許さないまま34-21で大勝した。

-中略-

지난해 8월 카자흐스탄에서 벌어졌던 아시아 지역예선에서
한국을 견제한 중동 심판들은 일본 편만 들었고 끝내 29-30,
1점차로 분패했다. 일본전에서의 패배는 결국 카자흐스탄에게
본선 티켓을 넘겨주는 계기가 됐다.
昨年8月、カザフスタンで開かれたアジア地区予選では、中東の
審判が強敵となる韓国の足を引っぱるため日本に有利な判定を
連発するあまり、試合は29-30の1点差で悔しくも敗北した。
その日本戦敗北で、結局、オリンピック出場権はカザフスタンに
渡ってしまう結果となった。

하지만 제대로 된 판정만 이뤄진다면 일본은 아직 한국의
적수가 아님을 확인시켰다. 특히
일본의 득점 속도가 뱁새
것이었다면 한국은 황새였다
.
しかし、審判さえ公平なら、韓国チームと日本チームの実力の差は
まだまだ大きいことを確認させてくれた。特に両国チームの
スピードには歴然たる差があった


-以下省略-

・・・・・・・・・・・・・

日本でもかなりの話題を集めたハンドボールの再試合に関する
記事だ。

ここで、引用部分の最後の日本語訳「両国チームのスピードには
歴然たる差があった
」は意訳だ。

直訳では、「日本の得点速度がダルマエナガの速さだったと
すれば、韓国のそれはコウノトリの速さだった」となり、日本語では
全く意味不明のものとなる。

背後にある韓国のことわざに気付かなければ解釈不能な
部分だ。ちなみにそのことわざとは、一般的によく知られた次の
ようなものだ。

・・ ・・ 

・뱁새가 황새 따라가면(따라하다) 가랑이가 찢어진다
ダルマエナガがコウノトリについて行けば(マネすれば)股が
裂ける

・・ ・・

要は、「小さな鳥が脚の長いコウノトリのマネをしてはならない」、
つまり、「彼我(ひが)の間に大きな違いがあることをきちっと
認識し、身の程をわきまえて行動せよ」という意味になる。

そこで、上のような意訳になるのだ。

ところで、ここで登場する「뱁새」(学名Paradoxornis webbianus)の
日本語名を、学名を鍵に日韓のウェブサイトを行き来しながら
見つけ出す過程で、「ヲタク」ごころをくすぐる面白い発見をした。

뱁새」と学名が共通する日本語名称は間違いなくダルマエナガだ。

ダルマエナガは、スズメによく似た鳥だがスズメより一回り小さな
鳥で、言わば、ミニスズメ。

ユーラシア大陸から朝鮮半島にかけて生息し、日本には迷鳥
以外、基本的には生息していない鳥だとのこと。


△ダルマエナガ(ネイバー百科事典)

ところがである。

「ヲタク」が確認した3種の韓日(朝日)辞典の2種で「뱁새」の
訳として「チョウセンミソサザイ」という名称が使われていた。
(1種は「るまえなが」)



おそらく、ダルマエナガが日本に住んでいるミソサザイ(学名
Troglodytes troglodytes)という鳥に似ているところから生まれた
名称が、「チョウセンミソサザイ」なのではないかと考えられる。


△ミソサザイ(ウィキペディア)

「ヲタク」が確認した2種の辞典の記述は、誤りとは言えないまでも、
極めて不十分な日本語だと言える。

非常に小さなことだが、辞典上でこうした不十分な記述を見つけ
悦に入ったりするところが、「ヲタク」の「ヲタク」たる所以(ゆえん)だ。

(終わり)

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ペンニョン島のアザラシ

2008年01月30日 |   〇自然・動物


△個体数が激減しているゴマフアザラシ(ハンギョレ新聞)

対岸に北朝鮮の黄海道を望む韓国最西端の小島、白翎島
(ペンニョンド)には、野生のゴマフ(胡麻斑)アザラシが生息して
いるそうだ。


△グーグルマップより

韓国に野生のアザラシが生息しているとは初耳だ。

ゴマフアザラシを守る取り組みが進むことを期待する意味で、
関連のフォトニュースを翻訳練習してみた。

ちなみに、白翎島は現在、仁川(インチョン)広域市の管轄と
なっている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 멸종위기의 백령도 점박이물범
絶滅の危機に瀕する白翎島のゴマフアザラシ
(連合ニュース 1月29日)



백령도에 서식하고 있는 천연기념물 331호 점박이물범
5년새 개체수가 절반으로 감소해 지난해 168마리로 조사됐다.
<고래연구소 제공>
白翎島(ペンニョンド)に生息している天然記念物第331号の
ゴマフアザラシの個体数がこの5年間に半減し168匹となっている
ことがわかった。<調査及び写真提供、韓国クジラ研究所>

(終わり)

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