福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

英語イマージョン教育

2008年01月26日 |   〇科学・教育

韓国社会の動きを追っているうちに、「英語イマージョン教育
(English Immersion Program)」なる英語教育法について
知ることになった。

簡単に言えば、「英語漬け」の環境の中で「自然」に英語を身に
付けさせようとするのがこの英語教育法だ。

韓国語では「영어몰입교육(英語没入教育)」と訳されている。

最近、韓国では、この英語教育法がにわかに世間(メディア)の
注目を浴び始めている。

それと言うのも、イ・ミョンバク次期政権が教育改革の最大の目玉と
して、この「영어몰입교육(英語没入教育)」の導入を計画している
ためだ。

先日、次期政権は、まず2010年度から全ての高校の英語の
授業を英語で実施し、その後、順次、英語による授業を他教科にも
拡大して行くと発表した。

あわせて、一部の山村や漁村の高校では、さっそく今年度から、
英語とその他一部科目の授業を英語で進行する「영어몰입교육
(英語没入教育)
」をモデル的に実施する計画だ。

さらに、将来的には全国の小学校高学年から、英語とその他一部
科目で「영어몰입교육(英語没入教育)」を始めたいとしている。

次期政権の性急とも言えるこうした方針に対しては、朝鮮日報や
東亜日報など大手保守メディアの援護射撃にも関わらず、さすがに
各界から戸惑いや批判の声が上がっていると言う。

ここでは、ある関連記事から一部分のみ抜粋し翻訳練習しておく。

・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 뉴라이트 학부모단체도 '영어 몰입교육' 비판 
"2년이라는 준비기간 너무 짧아", 단계적 접근 주문 
ニューライト系保護者団体も「英語イマージョン教育」批判、
「2年の準備期間では短すぎる」、段階的アプローチを
(views&news 1月25日)

대선때 이명박 당선인의 든든한 원군이었던 뉴라이트
단체에서도 25일 인수위원회의 '영어몰입교육'에 대한
비판이 제기됐다.
大統領選ではイ・ミョンバク次期大統領の力強い援軍であった
ニューライト陣営からも25日、政権準備委員会の「英語イマージョン
教育」導入方針に対し批判の声が上がった。

뉴라이트학부모연합(상임대표 김종일)은 25일 보도자료를
통해 "영어몰입교육에는 두가지 선결문제가 있다"며 "첫째
학생들이 영어수업을 들을 수 있는 능력을 갖추고 있는가와
둘째 영어로 수업할 교사가 과연 몇 명이나 있는가의 문제"
라고 현실적 문제점을 지적했다.
ニューライト保護者連合(キム・ジョンイル代表)は25日、報道資料を
通じ、「英語イマージョン教育には二つの前提が必要だ」とした上で
一つ目に「英語による授業を理解できる英語力を持った生徒たち」、
二つ目に「英語で授業できる教師たち」を挙げ、現実的な観点から
問題点を指摘した。

-以下省略-

(終わり)

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