福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と日本の武将

2019年12月21日 |  〇映画・映画音楽

대립군   「代理軍」 2017年 〇〇〇--
(905)



2017年に公開され、83万を超える観客を動員した
時代劇。


△日本の武将に王子を差し出す、日本に寝返った朝鮮の官吏(映画より)

16世紀末、豊臣秀吉軍の侵攻を受けた朝鮮を舞台に、
金銭をもらい他人の兵役を代理で務めていた男たち
(代理軍)が、僧兵や義兵らと協力しながら、命がけで
皇太子を守り、正規軍の陣営まで送り届けた物語。


△北方の朝鮮正規軍の陣地に、無事、たどり着いた皇太子(映画より)

地味な時代劇ではあったが、なかなか見ごたえの
ある作品だった。

식구   「家族」 2018年 〇〇〇--
(904)



2018年に公開された社会派ドラマ。実際に起きた
事件を題材に描かれた映画だ。

軽い知的障害を持つ夫婦の家に「夫の弟」(虚偽)として
住みつき、夫婦の貯金を奪うかと思えば、1人娘に
性的虐待まで加えていた無職男が、最後に逮捕される
までの物語。


△最後の最後に警察に助けを求めた夫(映画より)

人に取り入ることが上手で、一見、好人物にしか
見えない無職男の持つ二面性が、巧みに描かれていた。

犯罪者らしい犯罪者の方が珍しい、というのが、
おそらく、この世の真理なのだろう。



(終わり)