福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と釜山焼酎

2019年12月06日 |  〇映画・映画音楽

아빠는 예쁘다  「パパはプリティ」 2019年 〇〇〇--
(883)



2019年に公開されたインディーズ系のハートフルコメディ。


△女装クラブのメンバーたち(映画より)

主人公は、プサンの焼酎メーカーに勤める、うだつの
上がらない窓際営業マン。

その彼が、上司の命を受け、契約延長の話をまとめるため、
いやいや「女装クラブ」(性的少数者らが集うカラオケ
バー)を訪れる。

そして、ひょんなことで女装の趣味に目覚めた彼が、
クラブで出会った人々との交流を通じ、自らの人間性を
回復すると同時に、妻や娘との絆も再生させていく。


△女装した彼は舞台で妻のマネをし、しんみり妻への思いを語る(映画より)

予想以上におもしろい映画だった。

ところで、この映画で「ヲタク」の印象に残ったのは、
主人公が務めていた会社の名前。


△主人公の名刺(映画より)

その名も「좋데이」(博多弁なら「よかばい」)。

これには笑った。

実際に釜山で売られている「좋은 데이」(良い日)という
韓国焼酎のパロディであることは明らかだ。

次回の釜山訪問時にでも、久しぶりに「좋은 데이」を
飲んでみるのも悪くはないだろう。

なお、この映画は基本、標準語で演じられており、
プサン方言は脇役に徹していた。



(終わり)