△キム・ガンソク(1964年1月22日~1996年1月6日)
これまで、韓国のDAUMカフェ(ネットコミュニティ)ではちょくちょく
YouTubeの動画を紹介して来たが、このブログでも試験的に
YouTubeの動画をリンクしてみることにした。
今回、紹介するのは「ヲタク」の好きな김광석(キム・ガンソク)。
つい最近、カフェの方でも紹介した男性歌手だ。
もう10年以上も前に、享年31歳の若さでこの世を去った歌手
だが、彼の残した哀愁を帯びた曲の数々は、現在でも多くの
韓国人に愛され続けている。
△在りし日のキム・ガンソクの姿
今回、紹介する3曲の動画のうち、特に、彼が軍の慰問公演で
歌った「이등병의 편지(二等兵の手紙)」のライブ映像は貴重だ。
彼が小学生の頃、長兄が軍で亡くなったつらい思い出を語った
部分も含め、全て日本語字幕入りで紹介されている。
韓国語だけのライブ映像は以前にも何度か目にしたことは
あったが、YouTubeで日本語の字幕が入った映像を見つけた
時には、ちょっと驚いた。
これなら、韓国語が理解できない人にも、十分、内容が伝わる。
「ヲタク」が、今回、このブログでYouTubeの動画を紹介しようと
考えた直接の動機も、実はこの日本語字幕入りのライブ映像に
あった。(※後日、その動画は削除されたので、現在、日本語字幕の
ない映像をリンク)
なお、「ヲタク」が久しぶりにキム・ガンソクを聴きたくなったのは、
そもそも、カフェのある会員が、つい最近、30歳の誕生日を迎えた
というメッセージをカフェに残してくれていたことがきっかけだった。
「서른즈음에(30の頃に)」という曲を歌ったのも、キム・ガンソク
だった・・・。
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□ 二等兵の手紙
집 떠나와 열차타고 훈련소로 가는 날
부모님께 큰절하고 대문밖을 나설 때
家を出て列車に乗り 訓練所に行く日
両親に跪いてあいさつし 門の外に出る時
가슴 속엔 무엇인가 아쉬움이 남지만
풀 한포기 친구얼굴 모든 것이 새롭다
胸の中にはどこか名残惜しさが残るけど
1本の草 友だちの顔 全てが新しい
이제 다시 시작이다 젊은 날의 생이여
また新しいスタートだ 若き日の生よ
친구들아 군대가면 편지 꼭 해다오
그대들과 즐거웠던 날들을 잊지않게
友よ 軍隊に入ったら きっと手紙をくれ
君らと楽しく過ごした日々を忘れないように
열차시간 다가올 때 두손 잡던 뜨거움
기적소리 멀어지면 작아지는 모습들
列車の時間が迫った時 握りしめた両手の温かさ
汽笛の音が遠ざかれば 小さくなるみんなの姿
이제 다시 시작이다 젊은 날의 꿈이여
また新しいスタートだ 若き日の夢よ
짧게 잘린 내 머리가 처음에는 우습다가
거울 속에 비친 내 모습이 굳어진다 마음까지
短く切られた僕の髪が 最初はおかしかったけど
鏡の中に映った僕の姿が固くなる 心まで
뒷동산에 올라서면 우리 마을 보일런지
나팔소리 고요하게 밤하늘에 퍼지면
裏山に登れば 僕の故郷が見えるだろうか
ラッパの音が静かに 夜空に広がれば
이등병의 편지 한 장 고이 접어 보내오
二等兵の手紙 1枚 きれいに折って送るよ
이제 다시 시작이다 젊은 날의 꿈이여
また新しいスタートだ 若き日の夢よ
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□ 서른즈음에(30の頃に)
또 하루 멀어져간다
내 뿜은 담배연기처럼
작기만한 내 기억속엔
무얼 채워 살고 있는지
また1日が遠ざかって行く
僕の吐いた煙草の煙のように
ちっぽけな僕の記憶の中に
何を詰めながら生きているのか
※以下繰り返し
점점 더 멀어져간다
머물러 있는 청춘인줄 알았는데
비어가는 내 가슴속엔
더 아무것도 찾을 수 없네
少しずつ遠ざかって行く
ずっとそばにある青春だと思っていたのに
空っぽになって行く僕の胸の中に
もう何も探すことはできない
계절은 다시 돌아오지만
떠나간 내 사랑은 어디에
내가 떠나보낸 것도 아닌데
내가 떠나 온 것도 아닌데
季節は再び巡って来るけれど
去って行った僕の愛はどこに
君が別れを告げたわけでもないのに
僕が別れを切り出したわけでもないのに
조금씩 잊혀져간다
머물러 있는 사랑인 줄 알았는데
少しずつ忘れて行く
ずっとそばにある愛だと思っていたのに
또 하루 멀어져간다
매일 이별하며 살고 있구나
매일 이별하며 살고 있구나
また1日が遠ざかって行く
毎日 別れながら生きているんだ
毎日 別れながら生きているんだ
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□ 사랑이라는 이유로 (愛という理由で)
사랑이라는 이유로 하얗게 새운 많은 밤들
이젠 멀어져 기억속으로 묻혀
愛という理由で 外が白くなるまで明かした多くの夜
今は遠ざかってしまい 記憶の中に埋まっている
함께 나누던 우리의 많은 얘기 가슴에 남아
이젠 다시 추억의 미소만 내게 남겨주네
君と交わした多くの話が僕の胸に残り
今は思い出だけが僕に微笑んでくれる
※以下繰り返し
나의 눈물이 네 뒷모습으로 가득 고여도
나는 너를 떠날 수는 없을 것만 같아
君の後ろ姿が涙で見えなくなったとしても
僕は君を忘れることができそうにない
사랑이라는 이유로 많은 날들을 엮어가고
언젠가는 우리가 함께 나눌 시간들을 위해
愛という理由で多くの日々を綴って行く
いつかは君といっしょに分ち合う時間のために
(終わり)