54話の最初の感想にも書いたけど、正直、千尋がここまで重要な鍵となる役割を果たすようになるとは思っていなかった。
この感じでいくと、しばらくの間、修一のパートナーになりそうな気すらする。
なにしろ、クレアがもうすっかり、修一との絶対的な一体感を感じることができなくなてしまったから。
だって、千尋は、クレアにはできない融合合体をあっさり果たしてしまったから。
あの、千尋が、大丈夫、身体が覚えているから、というセリフを聞いて、クレアは心底、悔しがっていたしね。
要するに、千尋のほうが修一との身体の相性がいい、ってことだから。
もともと、着ぐるみ形態とはいえ、男子の修一の中に女子のクレアが入っていく、というのが、倒錯したエロスを感じさせるものだっただけに、「身体が覚えている」というのはいろいろな意味で効くよね。
しかも、その前の勇の試みがあまりうまく行かなかったことを考えると、「身体の相性の良さ」は能力の有無には関係ないから。
まさに、心身ともに相性がいい・・・方がきっと融合合体にまで至るということだよね。
しかし、そうなると気になるのは、クレアの手元にまだ1枚、コインがあるということ。
あのコインをつかって、宇宙人に能力を授けてもらう、ということをするのかどうか。
これはクレアと修一との関係を占う上でも大きな話になる。
だって、もしも能力を得たなら、クレアは単身でコイン集めと、その先にあるエレナの救済に乗り出すことができるから。
今までクレアが能力を得ずに来たのは、あくまでも修一との間で「二人で一つ」の関係を築いてきていたからで。
修一にしてもクレアにしても、いわば「共依存」の関係にあった、というか、甘えていた。
そして、この限界状況でなら、仮にも2歳年下であるクレアのほうが修一に対して思慕を抱いてもおかしくなかった。
いや、恋心といってもいいけれど。
ただ、その修一に対するクレアの甘え=依存にしても、形の上では、着ぐるみの中に入った時はクレアがリードをすることを当たり前にすることで、有耶無耶にすることができた。
でも、そんな修一に対する曖昧な気持ちは、千尋の存在によって簡単にくずされてしまった。
この先、クレアは、様々な意味で自分の本心と向き合わざるを得なくなったわけで。
その点で、クレアが、独り立ちの証として、能力を宇宙人から授けてもらう選択をしてもおかしくはないと思うんだよね。
だって、千尋にしてみれば、ほのかに取り憑かれた状態を解消しようとするなら、修一と融合合体をしてカイトに挑むほかなくなるはずだから。
千尋にしてみれば、対ほのか、という点でタイムリミットがある。
だから、当座の間、修一の意志として、千尋と融合合体してカイトと戦いにいく選択をしてもおかしくはないんだよね。
そして、その間フリーになったクレアが何をするのか?ということになる。
もっとも、千尋はすでにエレナとの間でホットラインを築いているから、修一と合体してカイトに挑むという計画に対して、エレナが横槍を入れてくる可能性も高いけれど。
エレナは、絶対、修一をカイトのそばに近づけないようにするかだろうし。
ともあれ、そうして、千尋、クレア、エレナ、の3人が、修一を真ん中において、その周りをぐるぐる回り続ける構図がしばらく続きそう。
ただ、一応、生き残った池内が、あの円から譲り受けたコインをつかって、なんとか千尋を助けようとするのも間違いないと思うので、その池内の単独行が、千尋を介して、どう修一たちに影響を当たるのか、というのも無視できない。
こんな感じで、物語的には、結構、大きな分岐点に差し掛かっているようにも思える。
最悪の場合、千尋がほのかに消される、というバッドエンドもあながちないとはいえないし。
とにかく、これ以上、主要人物を増やしていくようなことはしないだろうから、すでに登場してきたキャラたちの間でどんなケミストリーを起こさせるのか。
その人間関係のラディカルな変化に、注目しておきたい。
まぁ、クレアが、物語の真ん中に押し出されていく、というのが本丸の流れだと思うけど。
なにしろ、諸悪の根源はクレア、というのがカイトの見方だからね。
この感じでいくと、しばらくの間、修一のパートナーになりそうな気すらする。
なにしろ、クレアがもうすっかり、修一との絶対的な一体感を感じることができなくなてしまったから。
だって、千尋は、クレアにはできない融合合体をあっさり果たしてしまったから。
あの、千尋が、大丈夫、身体が覚えているから、というセリフを聞いて、クレアは心底、悔しがっていたしね。
要するに、千尋のほうが修一との身体の相性がいい、ってことだから。
もともと、着ぐるみ形態とはいえ、男子の修一の中に女子のクレアが入っていく、というのが、倒錯したエロスを感じさせるものだっただけに、「身体が覚えている」というのはいろいろな意味で効くよね。
しかも、その前の勇の試みがあまりうまく行かなかったことを考えると、「身体の相性の良さ」は能力の有無には関係ないから。
まさに、心身ともに相性がいい・・・方がきっと融合合体にまで至るということだよね。
しかし、そうなると気になるのは、クレアの手元にまだ1枚、コインがあるということ。
あのコインをつかって、宇宙人に能力を授けてもらう、ということをするのかどうか。
これはクレアと修一との関係を占う上でも大きな話になる。
だって、もしも能力を得たなら、クレアは単身でコイン集めと、その先にあるエレナの救済に乗り出すことができるから。
今までクレアが能力を得ずに来たのは、あくまでも修一との間で「二人で一つ」の関係を築いてきていたからで。
修一にしてもクレアにしても、いわば「共依存」の関係にあった、というか、甘えていた。
そして、この限界状況でなら、仮にも2歳年下であるクレアのほうが修一に対して思慕を抱いてもおかしくなかった。
いや、恋心といってもいいけれど。
ただ、その修一に対するクレアの甘え=依存にしても、形の上では、着ぐるみの中に入った時はクレアがリードをすることを当たり前にすることで、有耶無耶にすることができた。
でも、そんな修一に対する曖昧な気持ちは、千尋の存在によって簡単にくずされてしまった。
この先、クレアは、様々な意味で自分の本心と向き合わざるを得なくなったわけで。
その点で、クレアが、独り立ちの証として、能力を宇宙人から授けてもらう選択をしてもおかしくはないと思うんだよね。
だって、千尋にしてみれば、ほのかに取り憑かれた状態を解消しようとするなら、修一と融合合体をしてカイトに挑むほかなくなるはずだから。
千尋にしてみれば、対ほのか、という点でタイムリミットがある。
だから、当座の間、修一の意志として、千尋と融合合体してカイトと戦いにいく選択をしてもおかしくはないんだよね。
そして、その間フリーになったクレアが何をするのか?ということになる。
もっとも、千尋はすでにエレナとの間でホットラインを築いているから、修一と合体してカイトに挑むという計画に対して、エレナが横槍を入れてくる可能性も高いけれど。
エレナは、絶対、修一をカイトのそばに近づけないようにするかだろうし。
ともあれ、そうして、千尋、クレア、エレナ、の3人が、修一を真ん中において、その周りをぐるぐる回り続ける構図がしばらく続きそう。
ただ、一応、生き残った池内が、あの円から譲り受けたコインをつかって、なんとか千尋を助けようとするのも間違いないと思うので、その池内の単独行が、千尋を介して、どう修一たちに影響を当たるのか、というのも無視できない。
こんな感じで、物語的には、結構、大きな分岐点に差し掛かっているようにも思える。
最悪の場合、千尋がほのかに消される、というバッドエンドもあながちないとはいえないし。
とにかく、これ以上、主要人物を増やしていくようなことはしないだろうから、すでに登場してきたキャラたちの間でどんなケミストリーを起こさせるのか。
その人間関係のラディカルな変化に、注目しておきたい。
まぁ、クレアが、物語の真ん中に押し出されていく、というのが本丸の流れだと思うけど。
なにしろ、諸悪の根源はクレア、というのがカイトの見方だからね。