BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

グレイプニル 第54話 『どうして』 感想2: クレアは今更ながらコインをつかって宇宙人に能力を授けてもらうという決断をするのか?

2020-06-18 23:15:19 | グレイプニル
54話の最初の感想にも書いたけど、正直、千尋がここまで重要な鍵となる役割を果たすようになるとは思っていなかった。

この感じでいくと、しばらくの間、修一のパートナーになりそうな気すらする。

なにしろ、クレアがもうすっかり、修一との絶対的な一体感を感じることができなくなてしまったから。

だって、千尋は、クレアにはできない融合合体をあっさり果たしてしまったから。

あの、千尋が、大丈夫、身体が覚えているから、というセリフを聞いて、クレアは心底、悔しがっていたしね。

要するに、千尋のほうが修一との身体の相性がいい、ってことだから。

もともと、着ぐるみ形態とはいえ、男子の修一の中に女子のクレアが入っていく、というのが、倒錯したエロスを感じさせるものだっただけに、「身体が覚えている」というのはいろいろな意味で効くよね。

しかも、その前の勇の試みがあまりうまく行かなかったことを考えると、「身体の相性の良さ」は能力の有無には関係ないから。

まさに、心身ともに相性がいい・・・方がきっと融合合体にまで至るということだよね。

しかし、そうなると気になるのは、クレアの手元にまだ1枚、コインがあるということ。

あのコインをつかって、宇宙人に能力を授けてもらう、ということをするのかどうか。

これはクレアと修一との関係を占う上でも大きな話になる。

だって、もしも能力を得たなら、クレアは単身でコイン集めと、その先にあるエレナの救済に乗り出すことができるから。

今までクレアが能力を得ずに来たのは、あくまでも修一との間で「二人で一つ」の関係を築いてきていたからで。

修一にしてもクレアにしても、いわば「共依存」の関係にあった、というか、甘えていた。

そして、この限界状況でなら、仮にも2歳年下であるクレアのほうが修一に対して思慕を抱いてもおかしくなかった。

いや、恋心といってもいいけれど。

ただ、その修一に対するクレアの甘え=依存にしても、形の上では、着ぐるみの中に入った時はクレアがリードをすることを当たり前にすることで、有耶無耶にすることができた。

でも、そんな修一に対する曖昧な気持ちは、千尋の存在によって簡単にくずされてしまった。

この先、クレアは、様々な意味で自分の本心と向き合わざるを得なくなったわけで。

その点で、クレアが、独り立ちの証として、能力を宇宙人から授けてもらう選択をしてもおかしくはないと思うんだよね。

だって、千尋にしてみれば、ほのかに取り憑かれた状態を解消しようとするなら、修一と融合合体をしてカイトに挑むほかなくなるはずだから。

千尋にしてみれば、対ほのか、という点でタイムリミットがある。

だから、当座の間、修一の意志として、千尋と融合合体してカイトと戦いにいく選択をしてもおかしくはないんだよね。

そして、その間フリーになったクレアが何をするのか?ということになる。

もっとも、千尋はすでにエレナとの間でホットラインを築いているから、修一と合体してカイトに挑むという計画に対して、エレナが横槍を入れてくる可能性も高いけれど。

エレナは、絶対、修一をカイトのそばに近づけないようにするかだろうし。

ともあれ、そうして、千尋、クレア、エレナ、の3人が、修一を真ん中において、その周りをぐるぐる回り続ける構図がしばらく続きそう。

ただ、一応、生き残った池内が、あの円から譲り受けたコインをつかって、なんとか千尋を助けようとするのも間違いないと思うので、その池内の単独行が、千尋を介して、どう修一たちに影響を当たるのか、というのも無視できない。

こんな感じで、物語的には、結構、大きな分岐点に差し掛かっているようにも思える。

最悪の場合、千尋がほのかに消される、というバッドエンドもあながちないとはいえないし。

とにかく、これ以上、主要人物を増やしていくようなことはしないだろうから、すでに登場してきたキャラたちの間でどんなケミストリーを起こさせるのか。

その人間関係のラディカルな変化に、注目しておきたい。

まぁ、クレアが、物語の真ん中に押し出されていく、というのが本丸の流れだと思うけど。

なにしろ、諸悪の根源はクレア、というのがカイトの見方だからね。

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炎炎ノ消防隊 第223話 『暴れん坊、出る』 感想

2020-06-17 19:03:01 | 炎炎ノ消防隊
案の定、バーンズの鬼・焔ビトに続いて、火鉢の鬼・焔ビトが登場。

新たに出現した7本目の柱のそばにこの鬼・火鉢がひかえることになった。

で、もともと出撃するつもりなんてさらさらなかった紅丸が、火鉢が現れた、ってことで、今度は突然、俺の喧嘩だ、誰も手を出すな、と残して出撃。

次回、鬼・火鉢vs紅丸の師弟対決勃発!ってところで終わり。


いやー、展開、おせー!

遅すぎでしょ、マジで、これ。

前回の引きからいえば、火鉢が現れるのは必至なんだから、今回、まずは、紅丸が火鉢に一撃食らわす!って場面で終わるくらいじゃないと。

6本目の柱への対策の紹介なんて、後でいいんだよ。

やっぱりねー、この作品、展開が昭和過ぎる。

古すぎる、遅すぎる、間延びしすぎ。

無駄に、アップの絵も多いし。

てかさ、シンラの話、どうなったの?

アーサーのパワーアップの話、どうなったの?

それを放っておいて、バーンズとか火鉢とかジジイの話を挟んでもしかたないだろ?

話の動かし方が散漫過ぎる。

進めるときは一気に物語を加速させなきゃ!

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『ストライク・ザ・ブラッド』って、次の第22巻「暁の凱旋」で完結なのね。

2020-06-17 11:02:41 | ストブラ
さっき知ったのだけど、ストブラって8月に出る22巻で完結なんだね。

まぁ、21巻の内容からすれば、そうなるのは当然!って感じだから、大して驚かないけど。

むしろ、15巻の「真祖大戦」が終わって以後の、16巻からの物語が、むりやり話を引き伸ばしているように思っていたので、あ、ようやくか!って感じ。

少なくとも、このストブラの世界の未来には、第4真祖たる古城の築いた「暁の帝国」が存在していることが規定事実になっていたので、仮に古城が吸血鬼の権能を失ったとしても、それは続く未来で取り返されるであろうことは既定路線となってしまう。

だから、20巻で第4真祖の能力を放棄したとしても、あとはそれを取り戻す話にしかならないな、と思っていた。

そういう意味では22巻で、晴れて第4真祖にもどって暁の帝国の盟主として「凱旋」する、ってところで完結!というのは、きわめてリーズナブル。

それに、本編完結といっても、未来編も含めていくらでも、エピソードは重ねられるから、しばらく間を空けたら、そういう企画が起こりそうだし。

むしろ、作者のほうがいい加減飽きてしまって、少しは違う作品を書きたい、というのもあるのだろうし。

いつまでもエロ中心のラノベを書いてても仕方ないしね。

作者としては、普通にSFを書いてみたいようだけど、問題は、当のSFのほうが、特に日本のSFのほうが、この10年で圧倒的にラノベ化してしまったので、そうはいってもなかなか居場所は見当たらないのだろうな。

ためしに作者のSFの『忘られのリメメント』というのを読んでみたことがあったけど、特に感想を書くまでもないほど凡庸なサイバー系未来SFで、がっかりしたのを思い出した。

なので、ストブラくらいのバカバカしいマンガっぽさが、作者的にもちょうどいいんじゃないかな、とね。

ともあれ、最終巻、どうキレイにたたむか、だな。

そういえば、同じタイミングで『はたらく魔王様!』も終わりだったはずで。

あちらはあちらで思い切り迷走していたから、終わりでもいいのだけど。

ただ、まぁ、2作品が一気に終わり、というのもちょっと感慨深いかな。

むしろ、その一方で、新章を初めて全く終わりそうにない『ソードアート・オンライン』の凄さに驚くかな。

SAOは『アクセル・ワールド』も含めて、マジで「終わらないコンテント」になりそうだからなぁ。

そういう意味では、明暗が分かれた、ということだね。

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プリンセスコネクト!Re:Dive 第11話『夕暮れマイホーム~サクサク探索ホットドッグ~』感想: 新キャラ続出でシリアス終幕に向かう気満々のようだけど、ヒロインはやっぱりキャルなんだな!

2020-06-16 12:13:46 | プリコネ
なんかまた新キャラ登場で、とにかく忙しない回だったw

しかし、リノに対するシズルの頭突きって、ちょっと昔っぽいね。

てか、この2人のキャラは、平成を通り越して昭和っぽい感じまでするのはなんでだろう?

なんかあんまりゲームっぽいキャラじゃないよね、ふたりとも、なんか地団駄を踏むタイプのめんどくさい感じがプンプンしてw

それに比べると、コッコロとかペコリーヌ、それにキャルって、スッキリしていて今風だったんだな、って痛感。

結構不思議な感じだな。

で、表の話としては、リノとシズルのテンション高い系のふたりが、ユウキの周りをうろちょろしつつ、コッコロとペコリーヌがウロウロしていた回だったわけだけど、

裏側の話としては、キャルがカイザーインサイトとの関係をどうするか、というのを見直さないではいられない気になった回だった、ということかな。

最後の、だれもいないギルドハウスに直面した時のキャルの表情は、よかったな。

一瞬、絶望感が溢れていた。

そういう意味では、冒頭の惰眠をむさぼるキャルの描写、ってのも、あれはあれで、すっかりキャルが美食殿のメンバーたちに気を許してしまっていることの表現でもあったわけだね。

まぁ、窓をぶち破って突入してきたペコリーヌも場面は爆笑だったけどw

いや、あの場面は、マジで笑った。

一瞬、何が起こっているか、わからなかったし!

でも、あのあたりのドタバタ劇があったからこその、最後のシーンの寂しさ、ってことだよね。

やっぱり、本筋のストーリーは、キャル視点の、キャルの心情で動かしているんだな、って痛感した。


とはいえ、Cパートで、またもや新キャラのネネカが登場していたので、次回からは、このネネカとラビリスタをあわせて、シャドウとかカイザーインサイトとかに関わる物語が動き出す、ということでいいのかな?

確かに、ようやくキャラもいろいろでてきたところなので、このままあと2話くらいで終わるのはもったいないから、ぜひ、分割2期でよろしく。

というか、箸休め的に、ユウキの前回のループの時の物語の顛末について、ダイジェストでもいいから、ちょっと説明が欲しくなってきた。

とはいえ、実は、本筋の話もさることながら、それは放っておいて、美食殿のクエストを素直に見てみたい気もする。

てか、OPにある砂漠の怪獣の攻略、あれ、ちゃんとやってくれないかなぁ。。。

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ぼくたちは勉強ができない 第162話 『[x]= 文学の森の眠り姫編③』 感想: やっぱりヴァレンタイン・イベント、やりますか!

2020-06-15 12:23:38 | ぼく勉
文乃ルートは、受験の頃を描き直す、というから、となると、ヴァレンタイン、やるのかな?どうかな?と思っていたのだけど、やっぱり入れてきたか。

文乃の場合、恋愛の機微はわかっても、調理など、現実的な女子力が壊滅的だから、さて、どうするかな、と思っていたのだけど。

とはいえ、それでもヴァレンタインを強行するとなると、いろいろな意味でボロボロなチョコが出来上がって、それが文乃の手から成幸に渡される、という流れですかね?


しかし、文乃宅に来るのは、てっきり成幸妹だとばかり思っていたのだけど、ストレートにうるかと理珠だったな。

このあたりは、むしろ、二人に対する文乃の罪悪感を際立たせるための策なのだろうけど。

にしても、成幸があまりに朴念仁にすぎるのはなんだな。

あの状態で、だんまりを決め込める彼は彼で、どうなの?

でも、文乃ルートってことも含めて、鈍感空耳キャラになるってことなのかな?

そうして、文乃を無駄にドギマギさせるってことなのかね?

とりあえず、今回は、成幸の通い婚wというシチュエーションに、うるかと理珠が介入することで、文乃に対して、今この時間がかけがえのない時だ、という思いを募らせるのに成功はしたようだけど、さて、ここからどう転がすのか?

捻挫、どれくらいのタイミングで治るのかね?

わりとそれ次第な気もしてきた。

というか、外に出て、天体観測をしなくちゃね、文乃としては。

そこまで、どうつなげてくるのか・・・ 気になる。

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グレイプニル 第11話 『決意の代償』 感想: ようやく真打ちたる「海斗&ほのか」が登場したのだが、果たしてどこまで描かれるのか?

2020-06-15 01:21:54 | グレイプニル
前回の、円グループのキョウチクトウによる殺害の落ち穂拾い的エピソード。

そして、そこから、物語の核心である、修一とエレナを含む「山田塾」の仲間6人の紹介へ進む流れ。

でも、今見ても、この展開は、やっぱり唐突だよな。

一応、流れ的には、修一の記憶の欠損がいよいよ無視できないものになってきたところからの過去への探索、ということになるのだけど、そこから山田塾までは距離があるのを一気に飛んだ、という感じ。

しかし、次回で終わりだとすると、ようやく物語が動き始めるところでプツ!と着られる感じになるので、流石に残念だな。

せめて2クールあると面白かったのだけど。。。

分割2期とかやらないかな。。。


ともあれ、ようやく修一も本気モードになって、自ら手を汚すことも選択した。

多分、その方向をエレナは全く望んでいなかったはずで、だからこそ修一の記憶を消していたはずなのだけど。

でも、その記憶の欠損に修一が気づいてしまった以上、彼には自分だけのコイン集めの同期ができてしまったからね。

でもまぁ、やっぱり覚悟を決めてからの修一には、花江ボイスはあってるなぁ。

完全にCV花江的にはお約束の展開なのだけどw

その結果、この先の展開において、修一の決断は大きな影響を及ぼしていくわけで。

まぁ、だからタイトルも『決意の代償』なわけだけど。。。


それにしても、このコイン集めのゲームの発案者がほのかだったというのも、最初に知ったときは、それってどうよ?って思ったのだけど、今回もそう思ったなぁ。

要するに、ゲームデザインは考えたのはほのかで、それを実装したのが宇宙人、ってことなんだよね。

そうすると、これまでの惨劇の原因はほのか、ってことになるのだが、そのほのか自身が、惨劇の第一犠牲者のようなところがあってややこしいい。

しかも、どうやら、その「ほのかを襲った悲劇」の引き金を引いたのはクレアらしいのだよね。

だから、(原作の)最後は、きっと、文字通りのドロドロの結末が待っているはずで。

ホントはそこまできちんとアニメでやってくれると面白いんだけどな。

修一の合体による内部者のパワー増幅、という能力も、いまだ誰がどのような意図で彼に身に着けさせたのか、不明だったりするし。

いや、もちろん、発案者の第一候補はエレナなんだけど。

そのあたりの、ドロドロした人間関係までやっぱり突き進んでほしいけどな。

あとは、能力の原点がどこにあるのか、ということも。

そういう意味では、ほのか&海斗の能力も、もはや宇宙人が付与したものなのか、それとも2人が望んだがゆえにげんじつになったものなのかどうかも、曖昧になってきていて。

だから、宇宙人からすれば、単なる暴走状態なのだろうけど。

でも、その暴走自体を、宇宙人が愉快犯的に楽しんでしまっているのはなかなかにたちが悪い。

そういう意味でも、次回、どのあたりで「中締め」とするのか。

山田塾の6人の関係性をある程度描いて、終わりにするのかな?

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 第11話 『破滅の時が訪れてしまった…後編』 感想: 最初から最後まであっちゃんの大活躍で終わってしまった!

2020-06-14 15:38:24 | Weblog
あっちゃん、ホントにソフィアに転生していたのね。

てか、普通は、現実世界の方に戻ろう!という話になるのだけど、この話では、むしろ、ゲーム?もしくは、マジで異世界?での転生の方がすでに現実になっているから、そちらに帰ろう!となったのが、新鮮といえば新鮮だった。

もっとも、その場合でも、あっちゃんが、今、どういう状態にあるのかはわからないままだったわけだけど。

ただ、一つはっきりしたのは、AngelaがOPを歌っていたのはこの回のためだったんだ!ってことw

正直言うと、なんでAngelaみたいに、よくも悪くも、何でもかんでもクサく歌ってしまうシリアスドラマ御用達の歌い手に、こんなシルリンのえへら~としたいかにもマンガちっくな作品の主題歌を歌わせたのか、ってずっと疑問に思っていたので。

てか、Angelaって、やっぱりファフナーの匂いが思いっきりするので。

でも、それが今回の、あっちゃんといた放課後の教室の場面がでてきたことで納得。

要するに、ここぞ!という時のシリアスパートで、しっかり泣ける構成にしたかったからなんだな、って。

確かにAngelaくらい、うんここはマジで悲しいよね!って思わせるタイプじゃないと、あの日頃はバカやってる脳天気なカタリアのダラーッとした雰囲気を覆せないよね。

実際、あっちゃんのおかげで目覚めることができたカタリナが言っていたことって「夢のお告げよ!」とかなわけだし。

あそこで、カタリナがシリアスな言葉を口にしたら、彼女を心配したみんなの気持ちも切り替わらないからね。

ということで、その「夢のお告げ」のおかげで、あっさりマリアも救出できてしまって、あとは次回、会長をどう更生させるか、ってだけになったw

にしても、よくよく振り返ると、あっちゃんが万能すぎるのだけど。

なんで、彼女は、マリアが監禁されていた場所とか、会長の事情とかまで知っていたのだろう?

やっぱりゲームシナリオとして経験済みだから?

そのあたりの謎は素朴に気になるけど、でも、きっとそのことには特に言及されずに終わっちゃうのだろうな。

ゲーマスの存在を匂わすことには反対しないけど、一回でも匂わせたのなら、ちょっとはそれっぽい説明も欲しくなっちゃうんだけどねー。

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かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 第10話 感想

2020-06-14 14:50:45 | かぐや様
えーと、最後のかぐや様への白金父バレのところにかかった音楽、あれ、『ラブ・ストーリーは突然に』のパクリだよね?

でも、あれで何をパクリたかったのだろう?

さすがにわかりにくいと思うのだけどw

これに見られるように、なんか、今回、全体的に微妙なネタ、という笑いが多かった気がする。

もしかして次回以降への仕込みだったのかなぁ?

冒頭が、白金家の家族関係の話で、

そこから、御行のソーラン節をめぐる、かぐやと藤原書記の競り合いが来て、

で、こばちの口から、おもむろに石上の黒歴史が語られ、

加えて、石上と伊井野が実は似た者同士?なんてことが開陳され、

で、最後は、体育祭当日の話になって、かぐやと御行パパwの遭遇へと向かう。

そこで流れたのが、『ラブ・ストーリーは突然に』のパクリって展開。

しかも、最後に後ろ姿で現れていた女子は、てっきり早坂だとばかり思っていたら、どうやら石上がストーカーした女子、ってことのようのだし。。。

なんか、笑いそっちのけで、いろいろと今後の進行上に必要なネタを仕込んでいただけなのでは?って気にさせられた。

なので、純粋に、アハハ!と笑えたのは、藤原書記が御行にソーラン節の稽古をつけていたところくらいかな。

まぁ、安定の藤原書記!ってことになるんだけどさw

細かいところはどうも次回以降なのかな、って感じ。

いや、もちろん、おもしろいんだけどね、どこをとっても。

でも、手放しに面白い!っていうよりも、あれ、これ次のための仕込み?ってなんか引っかかる気がする場面が多かったってこと。

多分、御行パパと話している時のかぐやとかが典型的だけど、周りに壁を作っている普段のかぐやの語りが長引くと、どこまでが彼女の本心なのか、だんだんわかりにくくなっていくからなんだろうな。

かぐやにしても伊井野にしても、めんどくさいツンデレ系だから、周りとの絡み方をシンプルにしないと、普段の会話が、無駄にシリアスっぽく聞こえてしまって、どこで笑っていいかがつかめなくなる気がする。

いや、概ね、ちゃんと笑えるんだけどね。

それでも、あまり舞台設定にこだわるのではなく、シンプルにラブコメすればいいのにな、と思うのだけど。

あー、でも、この作品のちょっと痛いところは、善意のキューピットになるような約周りの人がいないからなんだろうな。

そういう意味では、自由人の集まりすぎ。

もっとも、それで唐突に、応援団ネタとか入れてきたのかもしれないけれど。

今更ながらの、絆、の確認?ってことかな。

ということで、とりあえず、残り2話で、なんとなく広げられてきているような気のする風呂敷を、どうたたむのか、楽しみにしたい。

それにしても、どうしてわざわざ『ラブ・ストーリーは突然に』のパクリなんて、流しててくるのだろう?

しかも、かなり無理矢理に原曲をアレンジしていて微妙なんだよね。

なので、あの曲が流れても「???」という気にしかならなくて、

恋愛を描きたいのか? それとも、恋愛を冷笑したいのか?

どうにも端切れが悪くて、スッキリしない。

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リゼロ2期の新PVでレムとエキドナが出てきたけれど…

2020-06-12 23:06:05 | リゼロ
せっかく「レム、誰?」を新規カットで加えたのに、コロナのせいで1クール延期されていたリゼロ2期だけど、ようやく新PVがお披露目されたのだが。

レムについては、暴食との戦闘シーンはちゃんと描くんだな。

まぁ、あのシーンがレムの最後の活躍だし、一応、形だけでも2期でレムも出ていた、ってしないと、やっぱり厳しいだろうしね。

でも、暴食にやられてから後は、ずっと眠り姫になってしまうからなぁ。

ウェブ版の原作で今に至るまで復活してないからね。

先は厳しい。

まぁ、スバルの成長のためにも、レムは一時退場しないわけにはいかなかったわけだけれど、それにしても復活までの道のりが遠すぎるのはなぁ。。。

さすがに、ここまでレムが復活させないのは、悪手だと思うけど、なんたってスバルの死に戻りがあると、プロットをいくらでも延ばすことができてしまうのが、まずいよな。

作者は、プロットの引き伸ばしの誘惑に対して、もう少し冷静に対処すべきなんだけど。

そういう意味では、レムのVS暴食戦のシーンは、制作陣からのボーナストラックくらいに考えておいたほうがいいだろうね。


で、そのレムの代わり、というわけではないけれど、この先、逆にずっと出ずっぱりになるのがエキドナ。

彼女を介して、彼女を含む6人の魔女も紹介されることになるから、やっぱり重要な役なんだけどね。

にしても、CVは坂本真綾かぁ。

まぁ、エキドナの、全てを訳知り顔で語るインテリ女性、という感じからすればぴったりなんだけど、逆に、あまりに適役過ぎて、サプライズに欠けたのには、ちょっとガッカリ。

もう少し変化球の人選が欲しかったところ。

難しいのはわかるけど。


ということで、ようやく7月から開始か。

2期の内容は、リゼロ全体の中ではいろいろと設定が明かされる大事なパートではあるから、楽しみではあるけれど、問題は、どれくらいテンポよく進められるか、かなぁ。

強欲の大罪司教であるレグルス戦までやれると、1期のベテルギウスの撃破!的な爽快感が最後に得られるのだけど、でも、それはあるとしても、分割2クール目だから来春ってことになるんだよなぁ。

とにかく、原作のともすればくどいくらい死に戻りを繰り返すのを、どうテンポよく進めるのか。

そこなんだよな、ポイントは。

とはいえ、7月が楽しみだけどねw

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かくしごと 第11話 『最終回平気彼女』 感想

2020-06-12 17:27:44 | かくしごと
とうとう、18歳の姫ちゃんの話に突入する直前まで行った感じ。

で、今回の話としては、読者は勝手に言い出しがちではあるけれど、あ、やっぱり漫画家にとって「打ち切り」って厳しい話なのね、と思った。

確かに、一度、連載を終えたら、そこから次の作品がきちんと生まれるかどうか、って、わからないから、とても不安になるんだろうな。

しかも、描かなければ忘れられていく一方だろうし。

なんか、そういう漫画家側の苦悩が、さらりとだけど、示されていた感じで。

で、次回以降、今度は、実際に後藤先生が失踪するんだよね?

今の連載を実際に描き終えて。

で、その失踪をしたお父さんを18歳の姫ちゃんが探しに行く。

でも、18歳の時の姫ちゃんって、一人でアパート暮らししているようだったけど、それって、いつからだったのだろう?

やっぱり、結構この先は、シビアな話が待っているのだろうな。


それはさておき、今回も思ったけど、この作品における羅砂さんの存在感は大きいなぁ、と。

もちろん、今回出ていたように「有能」なアシスタントであることはまちがいないのだけれど、でも、どちらかというと、彼女、職場の愛人ポジションだよね。

多分、今、後藤先生のまわりにいるどの女性よりも、後藤先生の本質をよく掴んでいて、姫ちゃん関連も含めて、後藤先生に必要なことをそつなくアシストしている。

それでいて、余計なことは一切言わないし、後藤先生のプライベートに関わることもない。

どうやら彼女が疾走したお父さんを探すためのヒントを姫ちゃんに与えているようだけど、それだって、ある意味、後藤先生の真意に築いていて、そのためのアシストをしているようにしかみえない。

そういう意味で、羅砂さんの愛人力は凄まじいなぁ、と。

だって、後藤先生と姫ちゃんの関係、あと、当然、今はいないお母さんまで含めて、後藤家の食卓を汚すようなことは一切しない。

あ、でも別に羅砂さんが、後藤先生のことを愛しているから、という意味で「愛人」と言っているのではないからね。

そうではなく、彼女が後藤先生と姫ちゃんに向ける視線が、やっぱり、ただのアシスタントの域を越えているように思えるから。

まあ、面倒見が良いといえば、そうなのだけど。

でも、そこからもう2、3歩、踏み込んでいるようにも見えるんだよね。

そういう意味では、あくまでも羅砂さんの人徳なのかもしれないけれど。

でも、彼女が、多分、この作品の終盤の進行のタクトを振っているのは間違いなくて。

だから、最後に、彼女がどういう言葉を後藤先生と姫ちゃんにかけるのか、ちょっと楽しみだったりする。

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