風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

54回目のボランティア

2007年03月15日 | チンゲル亭裏日記

あと、2回でボランティア終了になりました。
今日は、気が付けば54回目。

UBに来てしりあったYさんに、一緒に来てもらうようになって4回目。
子供たちは、彼女の優しさに、毎回いい気分で、日本語を覚えていったようです。
おととしと違って、年齢の小さい子供たちの集まる授業は、あやうく騒がしい授業になるところでした。

ちょうど、Yさんが来てくれることによって、観客を意識しながら、私の授業を聞き、良いタイミングで拍手をしてくれて、子供たちの騒ぎ虫が、眠ってくれたようでした。

はじめから、折り紙を担当してくださって、どうやら、子供を教えたことがあったらしく、手馴れていました。

そして、今日は、春が来たをみんなで歌って、なんだか幸せ気分。
今日の教室は、とても、穏やかで、楽しく、誰かに見守られているような気分でした。

冷静なYさんと、のんびりサローラさんとのかもし出す雰囲気も、いつもに無い平和なものでした。

この感覚ってなんだろう?

誰かに見せようとか、ほめられようとしてやったことではない、ただ子供の笑顔が見たいと言う気持ちで続けてきたことが、モンゴル人のドヤーさんの感謝を感じることによって、起こった感情だろうか。
いや、それにしても、授業をしているときから、気がづけばこんな気分だったなぁ。

やはり、何かに包まれている感じだった。
それにしても、UB生活の思っても見ない良い締めくくりができそう。

      ゴイである!
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春が来たを歌う

2007年03月15日 | SAVE THE CHILDREN
今日は、前回のリクエストに答えて、日本の歌を一緒に歌うことにしました。
いろいろ考えて、今の季節にふさわしい『春が来た』を選びました。

ちょうど、五十音の書き方を終わったところなので、歌詞をノートに書いてもらうことに決めました。
その下に、モンゴル語で読み方とモンゴル語訳を書いたら良いと思ったのです。

さて、一通り文字の書き方を習ったとはいえ、白板に書いた文字を書き写すのは、大変だから、授業がだれるのが予想されました。

思いついたのは、文字カードで、「はる」「きた」「やま」「さと」「の」の読みををまず復習します。

白板に磁石で貼り付けますが、磁石が足りないので、「さと」と「の」は、二人の生徒に前に出てもらって、持ってもらいます。
これも、子供を取り込む作戦です。(^^♪

そして、そのモンゴル語をサローラさんに言ってもらいます。
次に、「が」「きた」を加え、「どこ」「に」を加えていきました。

すっかり子供たちは乗ってきました。

はるがきた
やまにきた
さとにきた
のにもきた

をノートに書いてもらいました。
そして、文字を書くことに乗ってきた子供たちに、どこにきたを書いてもらいます。

大きくわかりやすく、毎回、授業のはじめに目にする文字カードは、子供の目を字に慣れさせ、それを、ノートに書き写すのは、とても楽なように見えました。

そして、そのカードを片付け、今度は、私の字で最初からきちんと歌詞を板書しました。

試みは、成功でした。

春が来たといううれしさと、山、野、里という自分たちにイメージしやすい言葉とともに、同じ繰り返しもある歌詞は、退屈することなくノートに書けるようでした。
はじめから、私の書いた文字では、きっと、難儀したことでしょう。(我田引水?)

そして、歌ってみると、最初から、感覚でついてくるのです。
3回も歌えば、大体のところはつかんでほぼ歌えます。

歌ってたのしいねぇ!
早くほんとの春が来ると良いねぇ!

2番、3番もノートに書き写し、何度も繰り返して、計ったようにちょうど12時。

鶴の折り紙に、バトンタッチ。
口ずさみながら、折り紙をする子に、サローラさんは「黙って」と言いました。
いいのになぁ。。。楽しいのになぁ。

とてもスムーズに折り紙を教えてくださる友人に感謝しつつ、今日の教室終了。
のこり後2回。無事に終わらせることを考えよう。

ドヤーさんは、あと2年続けてほしいと言われましたが、それは、無理なこと。
日本に帰るのは、うれしいかと問われて、もちろんと答える私。
こうして、惜しんでくれる人がいることが、何よりの私の名誉かなぁ。

もちろん、子供が帰るときに手を振りながら、「さよなら」と言ってみせる笑顔が、何よりもうれしくて、また、来週も来ようと思い、楽しく覚えるアイディアが次々と沸いてくるのでした。

最後まで、気を抜かず、子供たちに笑顔でさよならと言って帰っていける授業をしよう。

去年から、後任を探してねと言ってあったのですが、今日になってやっとその気になってきたドヤーさん。
しかるべく、筋の担当者の名刺をホルダーに持ちながら、動かなかった彼女も、目前に迫って動かざるを得なくなったようです。
ちゃんと連絡を取って、子供たちの笑顔が途切れないように、がんばってくださいな。

ここのSAVE THE CHILDREN がUKであって、Japanではないので、日本語より折り紙を前面に出して、運用したいようでした。
折り紙の得意な方、どなたか、ボランティアをなさいませんか?



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突然の取材

2007年03月15日 | SAVE THE CHILDREN



2006年12月7日に紹介した写真クラブのダワー ニャムさんが、SAVE THE CHILDREN UKの宣伝のために、ボランティア中の私たちの様子をビデオに撮りに突然ドヤーさんと教室に入ってきました。
友達が折り紙を教えている様子、私と子供たちとのやり取りを撮影していました。
教室が終わったあとには、取材を受けました。

彼は、とても良い顔をしています。
彼の母と子の写真は、ここの事務所に飾られています。
その賞をもらった作品と並んで、かれの写真を撮らせてもらいました。

突然の生まれて初めての取材に、舞い上がってしまって、しどろもどろ。
同行のお友達に、助けられ、事なきを得ました。
サローラさんも臆せず通訳に挑戦していました。

公に出されるビデオではありませんから良かったものの、いつもすべての行事は不意打ちにやってくる。
昨日言ってくれたら、もう少しましなことをいえたのに。。。

子供のことしか考えてないから、外の人に向けての言葉なんて考えてないから、頭が真っ白で何を答えたか覚えてないよぉ。きっと、惨憺たるものだろう。。。

冷静なサメ[ターさんの友達のおかげで、折り紙を通じて、日本文化と礼儀を子供たちは身につけましたということを言っていただいて、ほんとに助かりました。
ありがとう。


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