風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

我が家の婦人の日

2006年03月08日 | チンゲル亭
 





一日の終わり、思いがけない婦人の日になりました。

何が食べたいとたずねられ、「寿司」と答えたら、「よし!」というので、日本食のあるソウルレストランに連れて行ってくれるのかと思ったら、ご飯を炊き始めた。
          あれ?
日本から持ってきた、レトルトの散らし寿司を作ってくれました。
そして、散髪のついでに買ってきたシャンパンもありました。

へぇーーー。
しかも、錦糸玉子も自力で作ってありました。
すゴーーーい。

うれしい、一日の終わりでした。
コメント

婦人の休日

2006年03月08日 | チンゲル亭裏日記

国際婦人デーの今日、モンゴルでは、婦人の日で休日です。
日本だったら、娘が何かしてくれるのになぁ。
アラ、デモ、娘も婦人だから、お互いに何かをしあったかしら?
この日はモンゴルでは婦人は何もしなくても良い日で、もっぱら男性が動く日らしいのですが、夫は、何をする気もないらしい。

昨日は、夫の研究室に泥棒が入って後味の悪いこともあり、人ごみに出たくないという朝一番の夫の宣告でした。のんびり、まったりの一日になりそう。。。と思った矢先。

台所の排水がぴたりと止まってしまいました。
のんびりしたいので、門番さんを呼ばないことにしました。
すっきりと直る確証もなく、無遠慮に動き回られるのに、耐えられないからです。
残念なことに、いろんな技術が出たとこ勝負のもので、ただの一度も満足したことがありません。
せめて、一人だけとても礼儀正しい人がいて、今日の当番がその人だったらよいのですが、そうでないなら自力解決のほうがずっと良いと二人の結論です。

シンクの下に伸びているのは、洗濯機の排水用の蛇腹と同じものです。
その先は、10センチ口径の土管のようなものに差し込んであり、逆流しないように、ボロ布を蛇腹に巻いてあるだけのものです。
詰まりそうにない太い管が詰まっているわけで、どうにもよく分かりません。幸い針金のハンガーがありましたので、突付いてみると手ごたえあり。

それから、「00(せろせろ)」というトイレの聡恬pで酸素系の洗剤を流し込み上から熱湯を注いで、発砲させました。
それを、二回ほど繰り返したら、やっと流れるようになりました。

聡怩オてもしても、におったのはこのせいだったのかしら。とにかく、管が通っているだけの排水管ですから、臭気が逆流しないためのトラップもありませんし、すべての配水管がその先のもっと太い管につながっているだけなのでしょうから、臭気が逆流しないわけはないのです。

これで、外から帰ってドアを開けたときの閉じ込められた悪臭から開放されそうです。(かな?)

いっしょうけんめい作業して、手を洗ったあとの爽快な気分で、夫が急に笑い出した。(もちろんこの一連の作業は、私ではなく夫がしたのですよ。)

「甲斐の散歩に行かなくちゃ、ああ、いないんだと思って」の一人笑いだったそうです。
(甲斐ちゃんは、4日も前にお母さんの元に帰ったのですよ。)
コメント

婦人の日

2006年03月08日 | モンゴルについて
今日は、婦人の日の休日です。
多分、町は、バラの花束とデコレーションケーキの大きな箱を持った人が行き来していることでしょう。

一昨年のこの日は、ゲレル教授のお母さまがご存命でいらしたので、バラとチョコレートを持って先生のお宅に伺いました。
90歳になられるというお母さまは、そのとき体調を崩されていたので、家には上がらず、お目にかかりませんでした。
お元気になられたら、参りますと申し上げたのですが、そのまま、会うことのないまま、逝ってしまわれました。

優しい気さくな方でした。

あの時、ゲレル教授の薦めるままにお宅に上がらせてもらっていたら、と思うこともありますが。
やはり、お元気なお顔の記憶のままで今に到ったほうが良かったのかなぁとも思います。

コメント

三枝彩子さん オルティンドー歌手

2006年03月08日 | チンゲル亭裏日記

http://blog.livedoor.jp/urtynduu/ いとしのオルティンドー
というブログを書いていらっしゃいます。

詳細は、ブログでお読みください。
日本にいるときに、2度コンサートに行きました。
大きな声を出しているのに、歌を重ねるごとに疲れることもなく心地よいのびやかな歌声になっていくのです。

さて、この三枝さんのブログで、日本で3月5日にコンサートがあることを知り、早速知り合いに知らせましたら、フットワーク良く友だちを誘って聞きに行きましたとのメールを頂きました。
同じメンバーで、荻窪で再演なさるそうです。

今回の、馬頭琴の伴奏はネルグイという有名なモンゴル人の奏者でしたから、いつもよりさらにモンゴルの風を感じられたことでしょう。

その、三枝さんがモンゴルでオルティンドーの修行をした先生に同じ時期にオルティンドーを習っていたという人と話をすることがありました。
その方は、仕事の傍ら習っていらっしゃったのですが、先生は、24時間オルティンドー漬けの三枝さんと比較しては、「お前は。。。」と、叱ったそうです。
「私、仕事もしているのに。。。お昼休みに駆けつけているのに。。。」という言い訳は聞いてくれなかったそうです。

UBでは、日本人が何かを習おうとしたら、簡単に一流の先生につくことが出来ます。
私のように、主婦だから、すぐ帰るから、という前提はその先生たちにはありません。
ちゃんとプロになろうとしている人たちと同じように、指導してくれます。
そろそろ暖かくなってきたので、喉のこわばりも取れそうなので、私のオルティンドーの練習を始めなくてはと思い始めました。

日本に帰ったら、彼女のオルティンドーの練習に、参加しつつ、長年続けている詩吟も復活したいと最近思うようになりました。

詩吟は、母の介護がいよいよ大変になったときに、私のまわりから追い払ってしまったのです。介護を卒業してもなかなか戻っていく気にならないまま、モンゴルの行き来を幸いに、忘れた振りをしていたのです。
コメント

モンゴルでは

2006年03月07日 | チンゲル亭裏日記

私だけではなく、モンゴルスイッチと、日本スイッチがあって、その地に到着したとたんに、自然にスイッチが切り替わるのことが分かりました。

にほんに生まれ育って身に備わった感覚は、モンゴルに来るとことごとく覆され、いわゆるカルチャーショックを体験します。
それで、モンゴル基準と、日本基準が出来上がります。

モンゴル基準が出来上がって、かなり、感覚がどちらかにずれるのですが、その感覚は飽くまでもモンゴルのものであって、日本に帰るとまた元に戻るのです。

それぞれが、それぞれのバランス感覚を持って、日本人やモンゴル人と袖触れ合うわけなのです。

              ☆

今日、夫の研究室に泥棒が入りました。
二重ドアをバールで抉じ開け、二枚目の扉は、下の半分を打ち破りその穴から、プリンターだけを持ち去りました。

教室を除いてほとんどの部屋がスチールに取り替えられているのに、数少ない木製の二重扉の部屋だったそうです。

木製とはいえ、破るには相当時間がかかったことでしょう、警備員さんは気が付かなかったのでしょうか。
パソコンは、大きくて目立つため持ち運びやすいプリンターにしたようです。もう少し探せば、壊れかかっているとはいえ、ラップトップもあったのに、よほど急いだのか、欲がなかったのか。(笑)
しかし、もう一つ有る故障中のプリンターはもって行かなかったのは、そのことを知っている人だったのか。

おかげで、スチールのドアに取り替えてもらったと、夫は喜んでいましたが。。。
たまに、置いて帰ることの有る夫のノートパソコンは、今日は持ち帰っていました。大事なデータの入っているパソコンに被害がなくてよかった。

鍵がかかるとはいえ、おいて帰る行為、車の中に貴重品をつい置いて離れる行為は、犯罪を誘発する行為だから、止めましょうよと話をしたところでした。

物を取られるのはショックだったでしょう。
教授が、心配しないように私にまでご配慮頂いたそうです。

ご心配は有り難いのですが、盗難があると良く聞いていたので、それが、夫の昼間いる部屋だと聞いても、さほど驚きませんでした。
日ごろ、ここにあるものが盗まれないものだと思ったこともありましたから、想定の範囲内のことでした。しかし、モンゴルスイッチに入ったこの感覚は恐ろしいかも。
コメント

今日は味噌汁

2006年03月06日 | チンゲル亭裏日記

先週の約束どおり、今日のマンチョクさんとの日本レッスンは、日本語はちょっぴりで、味噌汁つくりです。

日ごろ、料理を作っているはずですから、説明も簡単だと高をくくっていたのです。
たまたま、午前中の出先で今日は、電話連絡が来るまで暇というモンゴル語の出来る人と一緒になり、家にどう?と誘ったのです。

喜んできてくれました。そのときは、味噌汁の作り方のことはまったく頭になかったのですが、味噌の説明に始まり、作業をするのに、彼女のモンゴル語は助かりました。

それで、乗りに乗って、またしてもシュークリームを焼くことになりました。
先日作ったばかりでしたから、バターがほとんどありません。
それで、初めての試みで、バターの代わりにオリーブオイルを使ってみました。
出来なかったら、カスタードを挟んで食べようねという予防線をしっかり張ってから着手です。(大笑)

ところがところが、ちゃんと膨らむではありませんか。
うれしいうれしいと、日本人の二人が喜ぶのを、マンチョクさんは不思議そうに眺めて、これは、万頭ですかと尋ねました。
そうよねぇ。万頭に見えるよねぇ。
興奮すると、日本語でしゃべるものですから、マンチョクさんは今日はなんという日なんだとと思ったことでしょう。

さて、来週は二人で買い物に出かけます。
コメント

お母さん、まっててください

2006年03月06日 | チンゲル亭裏日記

今週末、長女がおばあちゃんに彼と一緒に会いに行ってくれます。
やさしい彼の配慮と、私の心配とそれ以上に長女自身の心配とで、おばあちゃんに会いに行くことになりました。

レンタカーも、セール期間中ということで、思ったよりずいぶん安く借りれたよ!とメールが来ました。

おばあちゃんは、元気なんだから来なくていいと固辞したそうです。
それでも、やはり孫の気持ちには負けたようで、しかも、こんなことが有ったときだからこそ、顔が見たいという長女の言葉にほだされたそうです。

私たちが、モンゴルにいることで、長女に負担をかけたくはないと思いつつ、何かと、頼りにしているのを申し訳ないと思う反面、どんどん心に力をつけていっている娘のことを頼もしく思います。

けれど、頼もしく思う反面、もっと頼りなくていいのよ、彼に彼女は大丈夫と思わせないで欲しいとも思うのです。
俺がいなくちゃと思わせなきゃというところもなくてはと思うのです。
親には見せないところで、あるのでしょうけれど。。。
駆け引きの出来ない娘のことだから、いろんな面で、損をしているのではないかと感じる今日この頃でした。

それにしても、夫は、このことを聞いてどんなにか安心することでしょう。
今にも飛んで帰りたい気持ちを抑えるのに、苦労をしているようです。
夢を見て、うなされたり、とんでもない時間に目が覚めて台所にいるらしい明かりが漏れてきたりしています。
急に、ザザのことを思い出して、「どこに寝ていたっけ?」などとたずねてみたり、「甲斐、ア、いないんだよなぁ。」と、つぶやいてみたり。

いつもと違う行動や、言葉をつぶやく夫を、黙ってみているしかありません。
息子の、母への思いは、どのようなものなのかなぁ。。。
コメント

マイレージとはありがたい

2006年03月05日 | チンゲル亭裏日記

母の、誤解から生じた波紋に、娘が明快な答えを出してくれました。
今すぐ行ってそばにいてあげたい。そして、その思いを受けて、娘に確認する前に、今週末と来週末の往復のチケットを娘の彼がとりあえずおさえてくれていたそうです。

私たち夫婦が帰るにしても、長女と次女が行くにしても、そして、彼と長女が行くことも考えて、2枚ずつです。

今週末の○児島便を使うことは、幸いにしてありませんでした。
来週末は、マイレージのおかげで、二人で往復するのに2万円なのだそうです。
なんてありがたいことか。二人で楽しんでいる週末のスノボーの金額と同じです。
もしかしたら、二人で、母の顔を見に行ってくれることになるかもしれません。遊びのついでに、立ち寄りましたと言って。
今、母のそばに行って声をかけるのは、孫の声が一番かもしれません。
彼が、よしとするなら二人そろって行くのもいいでしょう。
「うまい焼酎を探しにきた」と言ってね。(笑)
ありがとう。

娘たちが、ほんとに楽しい計画を立てて、その、旅程に母の家があると言うのは、なんて間がいいのでしょう。
コメント

アイススケート

2006年03月04日 | チンゲル亭裏日記

金メダルの、アイススケートのビデオを見せてもらいました。
オンタイムで、見たいからインターネットで調べて、午前4時に、TV5の中継映像を録画しながら、鑑賞したそうです。

荒川しずかの演技は、ほんとに美しく魅了させられました。
彼女の上に、リンクの神様が降り立っていたのではないかと思うほど、素敵でした。
音楽も、その直後に日本でのコンサートがあったとかで、ファンが急増しているそうですね。
音楽にもとてもよく乗っていて、衣装も清楚で、彼女の表情が戦いの顔ではなくて、何と言ってよいのか、ほんとに「美しい」のでした。
きっと、彼女は、恋をしているのだろうなぁ。
大きな「愛」を胸に持っているのだろうなぁ。

明け方まで、眠いのを我慢して今演技をしているのを、再放送ではなくて見たかった、仕事があっても、明け方まで起きていたんですねぇ。
おかげで、集まったみんなで、繰り返し繰り返し見て、魅せられて、ほんとにありがとうございました。

日本にいると、見たい映像や情報は、雨あられと降り注いでいました。
それを、自分でチョイスしていたつもりでしたが、ほんとは、チョイスさせられていたのかもしれないと思いました。

何をしたいか、何を見たいか、どこに行きたいか、誰に会いたいか、姿勢をしっかりしなくてはね。
コメント

赤ちゃんのパスメ[ト

2006年03月03日 | モンゴルについて
 去年、いろいろとお世話になったトヤさんは、今年2月3日にお母さんになりました。
今は、トヤのお母さんのところでウランバートルの空気がきれいになる6月まで暮らしています。
夫のバットムンフさんは、UBに仕事がありますから、一人でがんばっています。

トヤと赤ちゃんが帰ってくるまで、首を長くして待っていましたが、日本から持って来た赤ちゃん用品のお祝いと、知り合いからトヤにと託されている品物とをどうしても早くトヤさんに届けて欲しくて、ご主人に連絡を取って会うことになりました。

「ちょうど、今日、娘のパスメ[トをとってきました」と、うれしげに見せてくれました。
写真を撮らせて欲しいと頼んだら、快諾してくれました。
モンゴル人のパスメ[トを手にしてまじまじと眺めたのは、これが初めてです。




1 赤ちゃんのパスメ[ト番号(下2桁が偶数のとき女、奇数は男)
  この番号は、エルデンちゃんは、おばあちゃんの住む地域でこの日女の子で一番に生まれたということが分かります。
2 バトムンフの娘〇〇〇〇チャツラルト2006年生まれ
3 お父さんについての記載
4 お母さんについての記載
5 生年月日 誕生地 お父さんの現住所





コメント