加計学園獣医学部の新設認可日(安倍の沈黙作戦)
自民党憲法改正草案を読む/番外136(情報の読み方)
衆院選前に、加計学園獣医学部の新設認可日は10月23日という「情報」が飛び交った。なぜ、23日か。これは衆院選の投票日を10月29日ではなく10月22日にした「根拠」から逆に説明された。23日に「認可」が発表されると、国民の批判が集まる。29日の投票では自民党から票が逃げる。だから「認可」発表前に選挙を終えるという作戦である。
しかし、23日は見送られた。なぜ?
衆院選後の「特別国会」が控えているからだ。23日発表すれば、その後の「特別国会」で質問責めにあう。それを避けたい。(投票日を設定したときは、23日の「認可」は配慮したが、選挙後の「特別国会」を忘れていたのだろう。)
それで「特別国会」を11月2日開会、8日閉会というスケジュールにする。閉会後の11月10日に発表する。国会で加計問題が追及されることはない。
安倍の「沈黙作戦」は昨年夏の参院選から始まった。参院選で勝利すると、「憲法改正」を推し進めるために、まず籾井NHKをつかって天皇を沈黙させることに成功した。「生前退位」の意向を天皇がもっていると報道させると同時に、天皇に「天皇は国政に対して権能をもっていない(発言できない)」と言わせることに成功した。
そのあとは、強引に「沈黙作戦」を強行する。森友学園では少し失敗したが、「天皇生前退位法案」は「静かな環境」をうたい文句(激論することで天皇に心理的負担をかけることをさけたい)に国会での議論を封じた。態のいい「沈黙作戦」である。その後の「共謀罪法」も審議打ち切りの形で野党を沈黙させた。加計学園問題では、当事者の加計を証人喚問しない方針で押し切った。加計が発言しないということは、野党が加計に質問できないということ。野党を沈黙させた。
今回は、それをさらに強硬に推し進める。
国会開いても実質的に「審議時間」を設けない。野党に発言させないのである。2-8日の国会開会は「8日間」に見えるが、3、4、5日は、祝日、土曜、日曜で国会審議はない。6、7日はトランプとゴルフという情報もある。実質的には、2、7、8日と3日間しか開かないのに、8日間開くと「みせかける」。悪質である。
10日をすぎてしまうと、加計学園の認可が厳しく追及される。なんとしても加計学園問題を追及させないという安倍の「沈黙作戦」の暴力的手法というしかない。
予算委員会の与党・野党の質問時間の割り振りを2割対8割から、3割対7割にするという案も出ている。与党の提案に対して野党が質問するというのが予算委員会。与党は提案した段階で、すでに10割の時間をとっている。委員会の時間配分を与党0割、野党10割にしてはじめて釣り合いがとれる。(与党は賛成意見しか言わないのだから。)それなのに野党の質問時間を減らすのは、野党を「沈黙させる」ためである。国民の代表である議員に質問させないためである。
安倍は国民の代表である国会議員の質問にはこたえない。そのかわりマスコミを相手に記者会見で自分の意見を言う。これは「宣伝」である。記者会見で質問するのは企業の代表、国民が選んだ議員ではない。
こんな言論封じの暴力を許してはならない。
#安倍を許さない #憲法改正 #天皇生前退位
自民党憲法改正草案を読む/番外136(情報の読み方)
衆院選前に、加計学園獣医学部の新設認可日は10月23日という「情報」が飛び交った。なぜ、23日か。これは衆院選の投票日を10月29日ではなく10月22日にした「根拠」から逆に説明された。23日に「認可」が発表されると、国民の批判が集まる。29日の投票では自民党から票が逃げる。だから「認可」発表前に選挙を終えるという作戦である。
しかし、23日は見送られた。なぜ?
衆院選後の「特別国会」が控えているからだ。23日発表すれば、その後の「特別国会」で質問責めにあう。それを避けたい。(投票日を設定したときは、23日の「認可」は配慮したが、選挙後の「特別国会」を忘れていたのだろう。)
それで「特別国会」を11月2日開会、8日閉会というスケジュールにする。閉会後の11月10日に発表する。国会で加計問題が追及されることはない。
安倍の「沈黙作戦」は昨年夏の参院選から始まった。参院選で勝利すると、「憲法改正」を推し進めるために、まず籾井NHKをつかって天皇を沈黙させることに成功した。「生前退位」の意向を天皇がもっていると報道させると同時に、天皇に「天皇は国政に対して権能をもっていない(発言できない)」と言わせることに成功した。
そのあとは、強引に「沈黙作戦」を強行する。森友学園では少し失敗したが、「天皇生前退位法案」は「静かな環境」をうたい文句(激論することで天皇に心理的負担をかけることをさけたい)に国会での議論を封じた。態のいい「沈黙作戦」である。その後の「共謀罪法」も審議打ち切りの形で野党を沈黙させた。加計学園問題では、当事者の加計を証人喚問しない方針で押し切った。加計が発言しないということは、野党が加計に質問できないということ。野党を沈黙させた。
今回は、それをさらに強硬に推し進める。
国会開いても実質的に「審議時間」を設けない。野党に発言させないのである。2-8日の国会開会は「8日間」に見えるが、3、4、5日は、祝日、土曜、日曜で国会審議はない。6、7日はトランプとゴルフという情報もある。実質的には、2、7、8日と3日間しか開かないのに、8日間開くと「みせかける」。悪質である。
10日をすぎてしまうと、加計学園の認可が厳しく追及される。なんとしても加計学園問題を追及させないという安倍の「沈黙作戦」の暴力的手法というしかない。
予算委員会の与党・野党の質問時間の割り振りを2割対8割から、3割対7割にするという案も出ている。与党の提案に対して野党が質問するというのが予算委員会。与党は提案した段階で、すでに10割の時間をとっている。委員会の時間配分を与党0割、野党10割にしてはじめて釣り合いがとれる。(与党は賛成意見しか言わないのだから。)それなのに野党の質問時間を減らすのは、野党を「沈黙させる」ためである。国民の代表である議員に質問させないためである。
安倍は国民の代表である国会議員の質問にはこたえない。そのかわりマスコミを相手に記者会見で自分の意見を言う。これは「宣伝」である。記者会見で質問するのは企業の代表、国民が選んだ議員ではない。
こんな言論封じの暴力を許してはならない。
#安倍を許さない #憲法改正 #天皇生前退位
詩人が読み解く自民党憲法案の大事なポイント 日本国憲法/自民党憲法改正案 全文掲載 | |
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