Luciano Gonzalezの作品
Tengo algo que quiero escribir sobre este trabajo.
Pero aún no puedo hablarlo.
Tal deseo y ansiedad se mueven en mí cuando veo este trabajo.
El arte me hace querer. El arte me pone ansioso.
Pero todavía no sé cuál es mi deseo.
Todavía no sé cuál es mi ansiedad.
ルシアーノの作品の特徴のひとつは全体が細いこと。
この作品も細い。頭部(顔)なのだが、細くて長い。細さのために、目はひとつしかない。耳もない。
具象であるけれど、抽象でもある。具象と抽象が共存している。
目は好奇心に見開かれている。
口は官能的である。唇が濡れ、何か言いたそうである。
その間にある鼻は、無表情に見える。しかし、芯が強い。はみ出した頬骨も、この人物の精神の強さを語っているかもしれない。
でも、なぜ顔に見えるのだろう。
顔と持った瞬間から、この人物はどういう人間なのだろうと考えてしまうのだろう。
ひとは具象を見ても、抽象的なことを考える。
抽象的なものを見た場合は、さらに思考が強くなる。
人間は肉体を持っている。
肉体は世界共通だ。
その「共通」という考えは「抽象」である。
どんな具象のなかにも「抽象」が潜んでいて、それが具象の細部の違いを超える。
逆かもしれない。どんな抽象のなかにも「具象」が潜んでいる。それが抽象を共有する手がかりになる。
私は書きたいことがある。
しかし、私はそれをまだことばにできない。
そういう欲望と不安が、この作品を見ていると、私のなかに動く。
芸術は、私を欲望させる。芸術は、私を不安にさせる。
だが、私は、私の欲望が何であるか、まだ知らない。
私は、私の不安が何であるか、まだ知らない。