* (生命は)
このとき「小さなもの」とは何を指しているか。「つゆ草(青い花)」か。「虫(籠)」か。
「影」を「光」と読んでみる。「星影」「月影」の「影」のように。
「落とす」は、静かに自己の存在を語るということだろう。「投げかける」ことで自己主張するのではなく、気づいてくれるなら気づいてほしい。そして「光」としての「影」は、落とした相手に「影」を与える。「影」をもらって(影を背景に)、相手は同時に「光る」ことを覚える。受け止めたものが、静かに形を変えながら動いていく。
そういういのちの運動の仕方がある。これを「やさしい」と嵯峨は呼んでいる。
*
詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
定価の下の「注文して製本する」のボタンを押すと購入の手続きが始まります。
私あてにメール(yachisyuso@gmail.com)でも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)
どんな小さなものでもやさしい影を落としている
つゆ草の青い花を虫籠にいれるときも
このとき「小さなもの」とは何を指しているか。「つゆ草(青い花)」か。「虫(籠)」か。
「影」を「光」と読んでみる。「星影」「月影」の「影」のように。
「落とす」は、静かに自己の存在を語るということだろう。「投げかける」ことで自己主張するのではなく、気づいてくれるなら気づいてほしい。そして「光」としての「影」は、落とした相手に「影」を与える。「影」をもらって(影を背景に)、相手は同時に「光る」ことを覚える。受け止めたものが、静かに形を変えながら動いていく。
そういういのちの運動の仕方がある。これを「やさしい」と嵯峨は呼んでいる。
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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
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私あてにメール(yachisyuso@gmail.com)でも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)