詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

破棄された詩のための注釈2021(1)2021・11・05

2021-11-05 18:49:17 | 破棄された詩のための注釈

破棄された詩のための注釈2021(1)2021・11・05

 課題。鉛筆画。白いバラ。花瓶は円筒形のコップ。水があまり入っていない。夕暮れが近づくに連れて、水の影が揺れた。
 「どうしても思ったように描けなかった」。なぜか。 
 教師が近づいてきた。主人公の描いた太い線をじっと見ていたが、突然、スケッチブックをとりあげた。主人公のバラの花びらの輪郭に、細い線を沿わせた。線は、ときに交錯し、花びらの外と内側を行き来した。透明な影が生まれ、バラの花びらが開いていく。画用紙に、鉛筆がこすれるときのような、音。
 それは、いつのことか。
 「あの部屋には、いつも白いバラの花があった」ということばで詩を閉じるために、何度、推敲すればいいのだろうか。
 

 

*********************************************************************

★「詩はどこにあるか」オンライン講座★

メール、skypeを使っての「現代詩オンライン講座」です。
メール(宛て先=yachisyuso@gmail.com)で作品を送ってください。
詩への感想、推敲のヒントをメール、skypeでお伝えします。

★メール講座★
随時受け付け。
週1篇、月4篇以内。
料金は1篇(40字×20行以内、1000円)
(20行を超える場合は、40行まで2000円、60行まで3000円、20行ごとに1000円追加)
1週間以内に、講評を返信します。
講評後の、質問などのやりとりは、1回につき500円。
(郵便でも受け付けます。郵便の場合は、返信用の封筒を同封してください。)

★skype講座★
随時受け付け。ただし、予約制(午後10時-11時が基本)。
週1篇40行以内、月4篇以内。
1回30分、1000円。
メール送信の際、対話希望日、希望時間をお書きください。折り返し、対話可能日をお知らせします。

費用は月末に 1か月分を指定口座(返信の際、お知らせします)に振り込んでください。
作品は、A判サイズのワード文書でお送りください。
少なくとも月1篇は送信してください。


お申し込み・問い合わせは、
yachisyuso@gmail.com


また朝日カルチャーセンター福岡でも、講座を開いています。
毎月第1、第3月曜日13時-14時30分。
〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2-1-1
電話 092-431-7751 / FAX 092-412-8571

**********************************************************************

「詩はどこにあるか」2021年8、9月合併号を発売中です。
200ページ、1750円(税、送料別)
オンデマンド出版です。発注から1週間-10日ほどでお手許に届きます。
リンク先をクリックして、「製本のご注文はこちら」のボタンを押すと、購入フォームが開きます。

<a href="https://www.seichoku.com/item/DS2002171">https://www.seichoku.com/item/DS2002171</a>


オンデマンドで以下の本を発売中です。

(1)詩集『誤読』100ページ。1500円(送料別)
嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168072512

(2)評論『中井久夫訳「カヴァフィス全詩集」を読む』396ページ。2500円(送料別)
読売文学賞(翻訳)受賞の中井の訳の魅力を、全編にわたって紹介。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168073009

(3)評論『高橋睦郎「深きより」を読む』76ページ。1100円(送料別)
詩集の全編について批評しています。
https://www.seichoku.com/item/DS2000349

(4)評論『高橋睦郎「つい昨日のこと」を読む』314ページ。2500円(送料別)
2018年の話題の詩集の全編を批評しています。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168074804


(5)評論『ことばと沈黙、沈黙と音楽』190ページ。2000円(送料別)
『聴くと聞こえる』についての批評をまとめたものです。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168073455

(6)評論『天皇の悲鳴』72ページ。1000円(送料別)
2016年の「象徴としての務め」メッセージにこめられた天皇の真意と、安倍政権の攻防を描く。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168072977

 

 

問い合わせ先 yachisyuso@gmail.com

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Estoy loco por espana(番外篇117)Joaquín Llorens

2021-11-05 09:05:24 | estoy loco por espana

Obra Joaquín Lloréns

T. Hierro(blanco) M. 1.90x40x40 S. AF

La impresión de la obra cambia mucho dependiendo de cuándo y dónde la veamos.

La primera vez que vi el trabajo de esta serie fue en el taller de Joaquín.

Aún sin colorear, el hierro brillaba por sí solo.

Como un bebé recién nacido, gritaba: "Estoy aquí".

Recuerdo tocar la obra mientras me acercaba y le dije a Joaquín: "Qué sorpresa! Me encanta mucho esto".

Después de eso, tomé fotos con Joaquín y la obra, y conmigo y la obra.

Ese bebé recién nacido y enérgico ahora está parado en silencio en esta foto.

¡Qué calma! Sencillo, simplemente hermoso.

 

Blanco. Me parece que esta obra está buscando un nuevo blanco en la gradación gris.

Algunas artesanías japonesas usan laca.

El blanco de la laca no es el blanco en sí mismo. Mezclar un poco de laca negra. Entonces el blanco se asenta.

El blanco de esta foto es similar al blanco de la laca japonesa.

Eso puede darme una sensación de intimidad aún mayor.

Este trabajo, quiero mirarla en un color gris tranquilo como esta foto.

Es una obra que incluye espacio, luz y sombra.

 

作品は、どこで見るか、によって印象が非常に変化する。

このシリーズの作品を最初に見たのは、ホアキンのアトリエだ。

まだ彩色されておらず、鉄がそのまま輝いていた。

生まれたての赤ん坊のように、元気一杯、「私はここにいる」と叫んでいた。

私は、「これはいいなあ」と近づいていって、作品にさわったことを覚えている。
そのあとホアキンと作品、私と作品の写真を撮った。
あの、生まれたての元気な赤ん坊が、この写真では静かに、何もいわずに立っている。

 

白。灰色のグラデーションのなかで、新しい白を探しているようだ。

日本の工芸品に漆をつかったものがある。
漆の白は、白そのものではない。黒い漆を少し混ぜる。そうすると白が落ち着く。

この写真の白は、日本の漆の白に似ている。

そういうことが、私に、よりいっそう親近感をもたらすのかもしれない。

静かな灰色のなかで、孤独のなかで、見つめたい作品だ。

空間、光と影を含めてひとつの作品になっている。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rosa blanca

2021-11-05 07:45:31 | 

Rosa blanca

 

Rosa blanca

La palabra de las flores: castidad, te merezco, profundo respeto

Siempre en aquel hotel, en aqulla habitación

Había flores artificiales. Una rosa blanca falsa

La coloreamos con algo que desborda del cuerpo

Sudor como la lluvia de abril, el olor a fluidos corporales indelebles, el gemido ardiente

Riéndose de las palabras de la rosa blanca

Porque sabiamos no era un amor alabado

 

Cuantos años han pasado desde entonces?

Compro para recordarte

Una flor de rosa blanca

Castidad, te merezco, profundo respeto

Recuerdo las palabras al otro lado de nuestro amor

Lo que está grabado en el cuerpo, no en la mente

 

Me enseñabas todo

Te lo quitaste todo

Déjame solo el recuerdo

Castidad, te merezco, profundo respeto

Tu eras existencia absoluta para mi…..

 

 

yachishuso

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする