福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

秘密の手帳を公開!

2005年10月11日 |  〇4言語表示等



日常生活の中で生じてしまう手持ち無沙汰な時間。
そういう時間をうまく利用しながら韓国語を勉強するために、
僕は簡単に携帯できる手帳や小さなノートを利用してきました。

かれこれ、もう15年にはなると思います。手帳も10冊近く
たまりました。写真は、今現在使っている小さなノートです。

本や新聞などを読んでいて出くわしたわからない単語や、
覚えたいフレーズなどをメモしておき、折に触れて、それを取り出し
勉強するわけです。

可能な限り書き取り練習をしながら、暗記に勤めてきました。

しかし・・・
受験生でもないのに、よくやりますよね。

まあ、だから「韓国語オタク」なのでしょうが、記憶力に自信の
ない僕としては、これくらいやらないと日本に住みながら
韓国語の語彙を増やすことはできなかったということです。

今日、二つ、また新しくこの手帳に書き込みました。
インターネットで新聞を読んでいてぶつかった表現です。


■콩가루 집안(ばらばらの家族、争いごとの絶えない家族、
          またはそういう集団)

■어깃장을 놓다(わざと反対のことを言ったりしたりする)



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現代に生きる「翰林院(かんりんいん)」

2005年10月11日 |  〇文化・歴史

스웨덴 한림원은 매년 10월 둘째주 목요일에 노벨문학상
수상자를 공개하는 관례를 깨고 지난 6일 수상자를 발표하지
않았다.
(直訳調:スウェーデン翰林院は、毎年10月の第2木曜日に
ノーベル文学賞の受賞者を公開する慣例を破り、去る6日、受賞者を
発表しなかった。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

韓国の詩人コ・ウン氏の文学賞受賞を期待する雰囲気が高まる中、
10月11日付けで連合通信が伝えた記事の一部だ。

日本人には全くなじみのない「翰林院」とは、いわゆる「アカデミー」
のことである。ここでは、「王立アカデミー」くらいに訳すのが
適当だろう。

ところで、この「翰林院」というのは、もともと唐の玄宗皇帝が
設置した学術機関であった。

日本では、「広辞苑」には出ているものの、一般的な高校の
世界史の教科書にも登場しない歴史的な機関名である。

現代中国語においても、死語に近い。

しかし、韓国では、この「翰林院」が普通名詞として一般的に
使われている。(もちろん、「アカデミー(아카데미)」という用語も
使用されているが)特に、スウェーデンやイギリスの王立アカデミー
などの場合は、主にこの「翰林院」なる用語が使用されている。

朝鮮半島は、陸続きに存在する巨大な中華文明と、抵抗と服属、
衝突と協調の織り成す複雑な関係を持ちつつ王国を発展させてきた。
その関係は、中華文明の辺境に位置してきた日本とは比較に
ならないほど緊張に満ち、かつ濃密なものであったと言えるだろう。

ハングルの使用で一見、見えにくくなっているとは言え、
韓国語には、この「翰林院」の例のように、中国との濃密な
歴史的関係をうかがわせる漢字語表現が決して少なくない。

(終わり)


唐辛子の粉末をまく!

2005年10月11日 |  〇語彙と表現

■ 리덩후이 前 대만 총통:
내달 부시 訪中 앞두고 訪美 中·美관계 ‘고춧가루 뿌리기’?
(李燈輝元台湾総統:来月のブッシュ大統領訪中を前に訪米、
米中関係に水を差す?)

10月11日付けで文化日報が伝えた記事の見出しだ。

고춧가루 뿌리기」は、「고춧가루를 뿌리다(唐辛子粉を
まく)」の名詞形だ。

唐辛子の粉末は、韓国の食生活では、欠くことのできない身近な
香辛料だが、当然ながら使い方による。

「唐辛子粉を撒く」とは、いやがらせや妨害、リーグ戦などでの
上位チーム泣かせ、場をしらけさせる自己主張、などの比喩として、
よくつかわれる慣用表現である。

似た表現に「(다 된 밥에) 재 뿌리기」(炊けたご飯に灰を撒く)と
いうものもある。うまくいっていることを邪魔したり、水をさしたり、
あるいは言葉どおりに台無しにすることの例えだ。

また、あまり使われない比喩のようだが、
다 된 죽에 코 풀기」(できあがったお汁に鼻をかむ)などという
ことわざもある。ここまでくれば、ちょっと冗談ではすまない気が
する。(日本人的な語感の問題なのかもしれないが)
意味は同じく、せっかくうまく運んでいたものを、妨害したり
いやがらせしたり、見苦しい言動により台無しにしてしまう、
という意味だ。

(終わり)



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