これは中級以上の人にしか、お勧めできない学習方法だが、
自分が読みたい日本のベストセラーを、韓国語で読むっていうのも、
かなり効果的な独学方法だと思われる。
先日、<「にあんちゃん」だって!?>の記事でも書いたとおり、
日本のベストセラーは、ほぼ全て韓国でも翻訳本が出されるし、
韓国に旅行に行った時にでも買えばいい。もちろん、韓国に
知り合いでもいれば、宅配で送ってもらうこともできる。
写真で紹介したのは、「五体不満足」の韓国語版だ。
資料としては、ちょっと古いが、まあ、こうして手元に残っていた
だけでも幸いだ。
実は、たまる一方の本を整理する必要に迫られた僕は、
30代の半ばに一大決心(?)をして、かなりの量の本を
ダンボール箱につめ込んで古本屋に売り払ってしまった。
確か、10箱前後はあったと思う。中には1箱50円、あるいは
値が付かず、ただで引き取ってもらった本も多かった。
その時、はじめから売れないとわかっていた韓国語の本は、
ほとんど捨ててしまった。この「五体不満足」は、幸いにも、玄関
近くに置いた靴箱兼本棚の片隅に、捨てられずに残っていた。
最近は、以前のように本が増えていないので、当面、この本は
捨てずにとって置くことになると思う。
この本の場合、日本での初版発行が1998年の10月、韓国語版の
初版発行が1999年4月になっている。つまり、日本でブームに
なって、すぐ韓国語版が出された格好になる。
この1冊だけで全てを語ることはできないが、大体、半年くらい
待てば日本のベストセラーの韓国語版が読めるようになると
考えていいのではないかと思う。
僕の場合は、日本語版はいっさい買わず、韓国語版のみを買って
来たが、まだ、韓国語版を読破する自信のない人は、虎の巻
代わりに、日本語版もあわせて買っておくと、けっこう楽しい
勉強になるのではないだろうか。
本当に読みたい本ならば、かなり高いモチベーションで韓国語の
勉強にも取り組めること、間違いなしだ。
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