福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

日本のベストセラーを韓国語で

2005年10月17日 |   〇日韓関係



これは中級以上の人にしか、お勧めできない学習方法だが、
自分が読みたい日本のベストセラーを、韓国語で読むっていうのも、
かなり効果的な独学方法だと思われる。

先日、<「にあんちゃん」だって!?>の記事でも書いたとおり、
日本のベストセラーは、ほぼ全て韓国でも翻訳本が出されるし、
韓国に旅行に行った時にでも買えばいい。もちろん、韓国に
知り合いでもいれば、宅配で送ってもらうこともできる。

写真で紹介したのは、「五体不満足」の韓国語版だ。

資料としては、ちょっと古いが、まあ、こうして手元に残っていた
だけでも幸いだ。

実は、たまる一方の本を整理する必要に迫られた僕は、
30代の半ばに一大決心(?)をして、かなりの量の本を
ダンボール箱につめ込んで古本屋に売り払ってしまった。
確か、10箱前後はあったと思う。中には1箱50円、あるいは
値が付かず、ただで引き取ってもらった本も多かった。

その時、はじめから売れないとわかっていた韓国語の本は、
ほとんど捨ててしまった。この「五体不満足」は、幸いにも、玄関
近くに置いた靴箱兼本棚の片隅に、捨てられずに残っていた。

最近は、以前のように本が増えていないので、当面、この本は
捨てずにとって置くことになると思う。

この本の場合、日本での初版発行が1998年の10月、韓国語版の
初版発行が1999年4月になっている。つまり、日本でブームに
なって、すぐ韓国語版が出された格好になる。

この1冊だけで全てを語ることはできないが、大体、半年くらい
待てば日本のベストセラーの韓国語版が読めるようになると
考えていいのではないかと思う。



僕の場合は、日本語版はいっさい買わず、韓国語版のみを買って
来たが、まだ、韓国語版を読破する自信のない人は、虎の巻
代わりに、日本語版もあわせて買っておくと、けっこう楽しい
勉強になるのではないだろうか。

本当に読みたい本ならば、かなり高いモチベーションで韓国語の
勉強にも取り組めること、間違いなしだ。



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韓国人も間違える韓国語

2005年10月17日 |  〇4言語表示等

カフェで翻訳練習をしながら、以前、何度か韓国人会員から数字の表記に
ついて注意されたことがある。

例えば、1万5000人を1만5000명と訳してはいけない、と。 만5000명が正しい
表現だと・・・。

確かに、韓国語では1万の「1」は原則的に、いや、ほぼ絶対に発音される
ことはない。

ただ、個人的には、そうは言っても、表記する場合は、1만5000명のように
「1」を表記する場合もあるんじゃないかな、と少しひっかかりを感じながらも、
韓国人会員の言うことだからと思い、確認しないままで来ていた。

そして、今日、翻訳練習に取り組んだ記事の中で、また1万代の数字が
出てきたので、少し気になって妻に聞いて見ると、やはり「1」は書かないと
言われた。

만5000명か1,5000명としか書かない、というのだ。

この際、はたして「1」を表記するのかしないのか、はっきりさせたいと思い、
妻といっしょに韓国語表記の用例をインターネット上で検索しながら調べてみた。

すると、この問題については、なんと外国人である僕の視覚的な感覚の方が
正しかったことが確認された。

つまり、만5000명という表記がインターネット検索(主に記事)でほとんど
見つからない一方、1만5000명という表記の方が、むしろ、新聞の見出しや
記事の中では、一般的に多く使用されていることが判明したのだ。

1万ウォンでも1万2000台でも同じような結果が出た。

そこで僕たちは、結局、新聞記事などでは、数字を表記する場合、数を明確に
表記する必要性から、韓国語では発音しない1万の「1」を明示して表記して
いる、という結論(あくまで仮説)を出すに至った。

・・・・・・

今後、1万を含んだ翻訳の練習で、「1」は書かない、と韓国人会員から
注意されたら、新聞などの見出しや記事では、数字を明確に表記するために、
「1」をつけることが多いようですよ、と自信を持って答えることにしよう。 

 

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