福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

よみがえる「80年代」の調べ

2005年10月30日 |   〇芸能・スポーツ

今日、家族と隣町まで車で買い物に出て、途中でスタンドに寄った。

ちょうどスタンドに入ろうとする時だった。

聞き覚えのある懐かしいメロディがカーラジオ(プサンKBS)から
流れてきた。

セルフのスタンドだった。

最後まで曲を聴いて題名を確認したいという想いが頭をよぎり、少し
躊躇したが、結局、題名の確認はあきらめ、かわりに歌の中の
ワンフレーズだけ、しっかり耳で拾い、車を降り給油した。

보낼수 있다면」(おくることができれば)

これが、僕が耳で拾い記憶した、その短いフレーズだ。

買い物から帰った後、さっそく「
ボックスミュージック」で歌詞を
検索にかけた。幸い、このフレーズだけで苦もなく目当ての曲を
見つけ出すことができた。

「オタク」の胸は小さく高鳴った。

조하(チョ・ハムン)の「이밤을 다시한번(この夜をもう
一度)」という曲だった。解説を読むと、1987年に発売され
ミリオンセラーを記録した大ヒット曲だった。

僕の大好きな「386노래」(80年代メロディー)の中の
一曲になる。

※「386」とは、この造語ができた当時、0代後半
(現在40代)で、民主化闘争の激しかった0年代に
大学生活を送った190年代生まれの世代を指す。

僕にとっては、数々の韓国の名曲に出会いながら、いろいろな
歌を教材に韓国語を独学したのが80年代であった。僕は、あの
時代に韓国語が学べたことに心から感謝している。

個人的には、韓国の大衆歌謡史を飾る一つの黄金期が、悲劇的な
「光州事件」で幕を開けた、あの激動の80年代だったと思っている。

あの時代、若者たちは真剣に夢を追い、正義を求め、そして懸命に
恋をした。(最後の「恋」は、あくまで「オタク」の思い込みである)

このバラード曲は、当時、題名も歌手名もわからなかったので、
プサンを訪ねてもレコードも買えなかったし、僕の教材になる
ことは、ついになかった曲だった。

それが、インターネットのおかげで今夜こうして再会できた。

ボックスミュージックのおかげで、10数年ぶりに、この曲の
題名と歌手名がわかったのだ。

今、この瞬間、僕は「オタク」にしか味わえない小さな感動を
かみしめている。

今、僕のパソコンから流れている、この甘く切ない80年代の
調べを、ここで紹介できないのが残念でならない。(カフェでは
紹介しているが)

最後に、せめて歌詞だけでも紹介しておきたい。(一部意訳)


・・・・・・・・・・・・・


이밤을 다시한번

この夜をもう一度

아주 우연히 만나 슬픔만 안겨준 사람
내 맘속에 작은 촛불이 되어
보고 싶어질 때면 두눈을 감아버려요
소리 질러 불러보고 싶지만
어디에선가 당신 모습이 다가오는 것 같아
이젠 견딜 수 없어요
ほんの偶然に出会い 悲しみだけを教えてくれた人
僕の心の中で 小さな灯りになってくれた
会いたくなる時には 目を閉じてみる
大声で君を呼んでみたいけど
どこからともなく 君がそっと僕のそばにあらわれそうで
もう これ以上 この悲しみをおさえきれない

이 밤을 이 밤을 다시 한번 당신과 보낼 수 있다면
이 모든 이 모든 내 사랑을 당신께 드리고 싶어요
この夜を ああ この夜をもう一度 君とすごすことができるなら
すべて このすべての僕の愛を君にささげたい

조그만 낙엽들이 땅 위에 떨어지듯이
내 맘은 갈 곳이 없어요
어디에선가 당신 모습이 다가오는 것 같아
이젠 견딜 수 없어요
小さな落ち葉が 地上に舞うように
僕の心は 行き場を失ってしまった
どこからともなく 君がそっと僕のそばにあらわれそうで
もう これ以上 この悲しみをおさえきれない

이 밤을 이 밤을 다시 한번 당신과 보낼 수 있다면
이 모든 이 모든 내 사랑을 당신께 드리고 싶어요
この夜を ああ この夜をもう一度 君とすごすことができるなら
すべて このすべての僕の愛を君にささげたい 

이 밤을 이 밤을 다시 한번 당신과 보낼 수 있다면
이 모든 이 모든 내 사랑을 당신께 드리고 싶어요

この夜を ああ この夜をもう一度 君とすごすことができるなら
すべて このすべての僕の愛を君にささげたい 


・・・・・・・・・・・・・


386노래」(80年代メロディー)よ永遠なれ!


<追記>

後日、
You Tubeにリンク






(終わり)



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コチュジャン・プルコギ

2005年10月30日 | 【日常の韓国】

ワーキングホリデイで1年間、博多に滞在し、この秋、韓国の
ポハン市に戻った、ある韓国人会員がカフェに送ってくれた写真です。

友人たちが帰国歓迎会を開いてくれたそうですが、これはその時、
みんなでつついた「고추장 불고기」(とうがらしみそ風味のすき焼
き?)だそうです。

妻が知らないということは、最近、登場した新しい料理なのかも
知れません。僕も初めて聞きました。

辛そうですが、おいしそうですね!

彼女、ソフトバンク・ホークスの和田投手のファンだったので、
ワーキングホリデイの滞在先として福岡市を選んだとのことでした。
博多駅地下の食堂街で、日本人のおばちゃんやネパール人と
いっしょに働きながら、日本語教室に通い、日本語を勉強した
がんばりやさんでした。

彼女に素敵な未来が訪れる事を祈ります!

 

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