■ ‘처남-매제’롯데그룹-롯데관광 ‘간판분쟁’
「妻男 - 妹弟」、ロッテグループ VS ロッテ観光 「のれん争い」
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これは、最近新しく「ロッテJTB」を設立した「ロッテグループ」と
既存の「ロッテ観光」との間で起きている商標をめぐる争いについて
報じたスポーツ紙の見出しだ。
ところで、この見出しに使われている「妻男」と「妹弟」という漢字語。
「ヲタク」はこの二つの言葉が親族間の呼称であることはすぐに
わかったが、具体的に二人がどういう関係にあるのか、すぐには
頭に浮かんでこなかった。
正直に言って、この辺が日本人「ヲタク」の限界でもある。
韓国人を妻に持ち、韓国語を20年以上学んでいる「ヲタク」では
あるが、韓国語の親族呼称については、いまだに不慣れなまま
なのだ。
もちろん、「ヲタク」個人と妻方の親族(姉妹中心)との限られた
人間関係の中で使われる呼称についてはある程度知っているし
馴染んでもいるが、如何せん、「ヲタク」が馴染んでいる呼称など、
韓国の複雑多岐な親族呼称全体の中では、ほんの一部に
過ぎない。
ちなみに、上で紹介した見出しに使われている「처남(妻男)」とは
「妻のお兄さん」、「매제(妹弟)」とは「妹の夫」を意味している。
よく考えると、この「妻男」と「妹弟」は、プサンに住んでいる妻の兄と
「ヲタク」にも当てはまる用語ではないか!
「ケッ。今頃気付いたのか?」
「韓国『ヲタク』が聞いて呆れるぜ!」
(写真とは無関係)
それでは、関連記事をひとつ翻訳練習しておく。紙面の関係で
韓国語本文の引用は省いた。
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■ ロッテJTB - ロッテ観光、義兄弟間で「のれん争い」
(スポーツカーン 7月2日)
ロッテグループ、シン・ギョクホ会長(左)と
ロッテ観光開発キム・ギビョン会長(右)
ロッテグループが自社ブランドを使用しているロッテ観光開発を
相手にブランド使用の中止を求め提訴した。義兄弟間(シン・ギョクホ
会長の実の妹の夫がキム・ギビョン会長)で「のれん」の使用を
めぐる争いが始まった格好だ。
2日、裁判所や業界によれば、ロッテグループ系列のホテルロッテ、
ロッテショッピング、ロッテ製菓の3社がロッテ観光開発を相手取り、
商標権侵害差し止めなどを求め提訴した。ロッテ観光開発側は
正面から争う構えを見せており、商標権をめぐる義兄弟間の争いが
法廷の場に持ち込まれることになった。
ロッテグループ側はロッテ観光に対し円の中に「L」の字が三つ
重なるロッテマークの使用中止を求め、ロッテマーク入りの看板
などを取り外すことを要求している。このマークはホテルロッテが
1977年に商標登録し、翌78年からロッテグループが系列各社
での使用をすすめ、これまでグループ全体のシンボルロゴとして
使用してきた。
△韓国ロッテのシンボルロゴ
ロッテ観光開発はシン・ギョクホ会長の末の妹であるシン・ジョンヒ
さんの夫にあたるキム・ギビョン氏が経営している会社で、ロッテ
グループとの直接的な関係はないものの、創業当時からロッテ
マークを使用してきた。これまでシン・ギョクホ会長がそれを
黙認してきた形だ。
しかし、ロッテグループの子会社であるロッテドットコムが今年5月、
日本最大の旅行社であるJTBと出資比率50対50で合弁会社
「ロッテJTB」を設立し、今月、業務を開始することになり、ロッテ
観光と業種とブランドが重なってしまう問題が発生した。
ロッテグループ側は「2002年からロッテ観光に対しロッテマークの
使用中止を要請してきたが、ロッテ観光はそれを無視しマークの
使用を続けている。このままでは一般消費者がロッテ観光を
ロッテグループ系列の会社だと誤認するおそれがあると判断し
訴訟に踏み切った」と語っている。
シン会長は長らく義理の弟であるキム・ギビョン会長がロッテの
ブランドを借りて事業することを黙認してきたが、ロッテ観光が十分
な競争力を蓄えてきた上に、キム会長がロッテグループの有力者を
自称して回っているとのうわさを聞きつけ、2002年から商号を
変更するよう要求してきたという。
これに対しロッテ観光開発は「当社がロッテというブランドを使用
するようになったのはロッテグループが形成される前の1973年の
ことだ。シン・ギョクホ会長がホテル業と観光業を分離し、観光業に
ついては、当時すでにワールド旅行社を経営していた妹夫婦の
キム・ギビョン、シン・ジョンヒの二人にロッテブランドを使用し
営業するようにさせた約定に基づくものだ」と反論する。
さらに「ロッテ観光というブランドとマークは最初から二人の会長間の
約定によって使用承諾を得ており、マークはこれまで30年以上に
わたりロッテ観光のシンボルロゴとして安定的に使用してきた。
ロッテマークはロッテ観光のブランド財産でもある。観光旅行業に
ロッテグループが新しく参入するのはロッテ観光の名声に便乗する
もので、不正競争防止法違反にあたる」と主張する。
ロッテグループがロッテ観光開発とは一切の関係がないと主張して
いることに対しても、「ロッテ観光は形式的にはロッテグループに
属している。役員構成や株主構成などの面でホテルロッテ、ロッテ
製菓と交流しており、グループの社長団会議にも参加している。
外見的には系列会社だった」と反論した。
1970年代、日本からの観光客が増え観光収入が増加していた
時期に設立されたロッテ観光は、現在、旅行業に加え観光バス
事業まで手がける大手旅行社に成長し、建設会社や免税店も
運営している。最近では開城観光など対北朝鮮事業にも関心を
示すなど事業規模は拡大している。
(終わり)
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