BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ぼくたちは勉強ができない 第169 話 『[x]= 明日の夜の小妖精編①』 感想: えー、こんな再会からのスタートでいいの?!

2020-08-11 17:06:54 | ぼく勉
いやー、さすがはあしゅみー先輩w、こんな形で成幸と再会するとはw

だって、離島だよ?

成幸が離島の学校教師として赴任したら、そこの診療所にあしゅみー先輩が研修医として務めているんだよ?

しかも、住んでるアパートまで隣り合わせw

どういうラブコメだよw

いや、最初からラブコメなんだけどw

てか、こういう「凝ったシチュエーション」でもありだよなー、と思えるところが、さすがは、メイド喫茶のメイドさんも演れるあしゅみー先輩だよなー。

キャラが立っているというかw

とにかく笑ったw

というか、前回までの文乃の話があんなに内向きの動きのないものだったのに比べて、いきなり「お笑いもの」にできてしまうのだから。

このマンガが、いかにキャラの立ったヒロインたちで構成されていたかがよくわかる。

ヒロイン5人全員でキャラのバランスが取れていたということだよねw

まぁ、その分、文乃や理珠は、あまりパッとしない展開になってしまうわけだけど。


ともあれ、とりあえずアパートのお隣さんとして、あしゅみー先輩は、成幸に「縫合」の先生役になってもらうみたいだし。

ホント、始まりからいきなりネタから入れてしまう人徳wぶり。

離島という、海も山もあるシチュエーションも含めて、そして悪ガキの生徒たちによる冷やかしも期待できるだけに、次回が楽しみw

いやー、ホント、いいロケットスタートだぁw

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はたらく魔王さま! 第21巻 感想: これは大団円…なのか?

2020-08-11 15:51:30 | はたらく魔王さま!
『はたらく魔王さま!』もいよいよ最終巻。
10年越しの物語に、はたしてどんな決着が着けられるのか?

ということで、スペース、空けときます。







































最終巻は、ちょっと凝った構成で、前巻までにお膳立てがなされた「神討ち」の一部始終と、その「神討ち」の終わった3年後の世界が、並行して描写されていく、というタイプ。

映画とかによくあるタイプで、すでに冒頭から、これから始まる大事件の「後日談」が語られ始めるのだから、必然的に、その事件、本巻の場合なら「神討ち」の決着が山場になるタイプの書き方。

同時に、「後日談」が書かれているのだから、そこで登場する人物たちは間違いなく「神討ち」を生き残った人たち、ということになる。

その点で、ちょっと緊迫感に欠ける語り方。

もっとも、この『はたらく魔王さま!』の場合、物語の本質は「笹塚の真奥貞夫」の物語の方にあるので、冒頭から「後日談」が語られる方が読者にはしっくり来るので、構成的には正解。

てか、ぶっちゃけ、エンテ・イスラがどうなるかに執着していたのは、作者だけだと思うけどね。

実際、最終巻でもエンテ・イスラの部分は読み飛ばしていたし、正直、前巻から1年半近くも空いていると、そんなファンタジー世界の固有名詞なんてほとんど忘れていたから、そもそも理解できないところばかり。

このあたりは、ホント、作者の失敗だよね。

無駄に、エンテ・イスラの世界設定にこだわったことが。


で、最後に「神討ち」はどうなったのか?というなら、ほとんど戦闘らしい戦闘は起こらず、単に、ルシフェルとその母のイグノラの親子喧嘩みたいなもので終わってしまい、思い切り肩透かしを食らった感じ。

おいおい、前巻まで数巻かけて用意した「神討ち」の準備描写はなんだったんだ?と思ってしまうくらい。


一方、「後日談」の方はどうだったといえば、この数巻ばかりずっと描かれてきた「千穂ちゃん無双」が功を奏し、真奥が選んだ一番は、エミリア=恵美ではなく千穂ちゃん、というオチ。

とはいえ、アラス・ラムスがいるから、真奥と恵美のパパ・ママ関係は残したまま、というもので、こちらも非情に中途半端な結末。

実質的に、恵美も千穂も、真奥好きで終わった、って形かな。

でもまぁ、ハーレムエンドという感じではなく、強いていえば、アラス・ラムスという子どもがいるので、もともと夫婦だった真奥と恵美が離婚して、新たに真奥が千穂と再婚する、という形に近いかな。

で、前妻の恵美と今の妻の千穂も仲は良好、というもの。

とはいえ、それって、

なんだかなー、なんだかなー、なんだかなーw

って感じだよね。

子はかすがい、を逆手に取って、両手に華のオチにしちゃうのだから。

しかも、千穂と結ばれる条件として、エミリアの手による真奥の「悪魔」としての特性の剥奪までするんだもの。

つまり、真奥貞夫は、悪魔をやめて、ただの人間になった、ということ。

はぁ?????

って思うよね。

なんで、「神討ち」の旗振り役だった真奥が、いくらかつて「魔王」だったからといって討伐されなくちゃいけないわけ?

いやまぁ、生きてはいるわけど。

でも、そこは、むしろしっかり真奥にもエンテ・イスラの居場所を作ってあげるべく、軍功を称えるべきだったでしょ?

それくらいの最高権力層が最後に集まっていたんじゃなかったっけ?

いや、まだ、これで、千穂ちゃんがこの先、エンテ・イスラには二度と足を踏み入れることはない、ということなら、つまり、ゲートが閉ざされてしまう、ということなら、真奥を笹塚に残すために、ただの人間にした、というのもわかるけど、

当の千穂ちゃんは千穂ちゃんで、エンテ・イスラでも働こうかなぁ、とか言って、インターンしているわけじゃない。

なんだかなー、なんだかなー、なんだかなー。。。

この物語が、無駄にエンテ・イスラ編を描いたあたりから迷走してしまったのが明らかになった終わり方だった。

簡単に言うと、ファンタジーとしても、ラブコメとしても、人情物としても、SFとしても、どれをとっても中途半端なもので終わってしまった。

さすがに10年かけて、このオチはないんじゃないかな、というほどにね。

主要人物たちは、面白いキャラが揃っていたし、エンテ・イスラの細かい政治はさておくとしても、セフィラの子どもたち、と言う設定はそれなりに興味深いと思ったけど。

でもまぁ、見事に、二兎を追う者は一兎をも得ず、ってお話になっちゃったね。

エンテ・イスラの救済に力を入れすぎ。

もっとも、それすら、アラス・ラムスのために、いい未来を作る、という極めてミクロな願いで実現させる、という無理くりの展開だったし。


まぁ、とにかく終わったけど、とにかく「残念な」終わり方だった。

最後に千穂ちゃんを真奥に選ばせる終わり方にするなら、アラス・ラムスとかアリエスとか出さなければよかったのにね。

あんなに、途中で、真奥と恵美のパパ・ママ描写なんかいれなければよかったのに。

あと、無駄にサブキャラを出しすぎてどれも収集がつかなくなってしまった。

こんな終わり方になるなら、木崎店長のままでよかったのにね。

大風呂敷を広げたわりに、何一つきれいにたためずに終わってしまった。

ホント、残念だなぁ。

最後の最後でただの駄作に成り下がってしまった。

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