拡幅改良工事が行なわれていた武蔵境通りの野崎八幡―御塔坂下間が開通したので、夕方、散歩がてら眺めに行きました。
以前の片側一車線が片側二車線になっただけでなく、両側には広い歩道と自転車道、ところどころには植え込みや住民用の退避車線(?)まであって、全体の幅がとてつもなく広いのです。
こんなに贅沢な道路は、ちょっとこのあたりでは見られません。歩いてみると、なかなかに心地よい。
北の野崎八幡交差点から南へたどると、調布北高校があり、神代植物公園があり、深大寺があり、ハケをだらだらと下って野川を渡り、御塔坂下交差点まで。約2キロの区間。ハケの坂あたりからは、天気がよければ富士山が望めます。
深大寺近辺へお出かけの際には、この道路も通ってみてもらいたいものです。
〈小説推理〉5月号発売中。担当のSFレビューで次の2冊を取り上げました――
- チャールズ・ストロス『アッチェレランド』(酒井昭伸訳、早川書房)
- 森深紅『ラヴィン・ザ・キューブ』(角川春樹事務所)
『アッチェレランド』に詰め込まれたアイデアや情報量は大変なもの。訳者の苦労が思いやられます。
森深紅(もり・ふかみ)さんの『ラヴィン・ザ・キューブ』は第9回小松左京賞受賞作。
受賞者が女性というのは、第4回の上田早夕里さん以来じゃないかしらん。というか、小松左京賞史上2人目だと思います。受賞作は究極のアンドロイド作りに関わる女性マネージャーの話。