惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

桜道

2021-03-31 21:01:37 | 季節

 今日も晴れて暖かく、最高気温は昨日と同じ 22.0℃(隣町アメダス)。

 朝、野川の遊歩道に出ると、散り始めた桜の花びらが一面に散り敷いていました。

 暖かいので、どんどん花が開き、どんどん散ってゆくようです。
 早く来て、早く去る花の季節。お花見に出かけるヒマもなかったなあ。

 夕方は新しいプリンタの導入で時間を食ってしまいました。
 CANONのTS3330という、ちょっと古い型番のやつを安く買いました。

 接続はWiFi、ドライバはネットからダウンロードと、ずいぶんお手軽になりました。単体でコピー機としても使える。

 これまでのプリンターはもう15年ぐらい使っているのかな。テキスト印刷は問題ないのですが、画像がシマシマになるようになりました。
 なので、新プリンタは画像専用。テキストは古いプリンタと、しばらくは使い分けるつもり。

 パソコンまわりが窮屈にはなりましたが。


レモン・トゥリー

2021-03-30 21:09:49 | 園芸

 今日もとても暖かい。最高気温 22.0℃(隣町アメダス)。

 夕方、野川沿いを散歩していて、あるお宅の庭木に黄色い実がたわわになっているのに気づきました。
 レモン! 実がやたらに大きい!

 ここらあたりでも育つんですね。びっくりしました。いいなあ。

 レモンの木といえば、ピーター、ポール&マリーが歌ったフォークソング「レモン・トゥリー」を思い出します。

 1962年、彼らがデビューした際のシングル盤A面(B面は「アーリー・イン・ザ・モーニング」)。

 初めて聞いたのは、その翌年だったかなあ。
 同級生だった電器店のホリミ君ちへ行くと、出始めたばかりのポータブル電蓄があり、シングル盤も数枚。その中の1枚が「レモン・トゥリー」でした(日本でのB面は「悲惨な戦争」だったようです)。他にはベンチャーズとかあったような。
 歌詞は英語で半分ぐらい覚えています。「When I was just a ……」と歌い出し、「…… is impossible to eat」と結ぶ。甘美な恋もキビシイ面があるのだぞ、という内容だったと思います。

 もう60年近く前になるんですねぇ。でも、愛らしい歌はまだまだ歌われていますよね。


野川の桜

2021-03-29 21:11:50 | 季節

 とても暖かい一日。最高気温 22.9℃(隣町アメダス)。
 陽気に誘われて野川のほとりをあるきました。

 川岸のソメイヨシノは満開の木もあれば、6~7分咲きの木もあるといった具合でまちまち。しかし、この暖かさで花は一気に開くでしょうね。

 〈小説推理〉5月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――

  • イアン・マキューアン『恋するアダム』(村松潔訳、新潮社)
  • エドゥアルド・ヴェルキン『サハリン島』(北川和美・毛利公美訳、河出書房新社)
  • 筒井康隆『ジャックポット』(新潮社)

 『恋するアダム』はIT革命が早めに進行した「もうひとつの歴史」におけるロボットと人間の関係を描いていて、小説としてきわめて巧み。
 原稿を送った後、担当の編集さんが校了を知らせてくれた際、「マキューアン、買いました」と書き添えてありました。最初の読者が反応してくれたわけで、割とうまく書けたのかなと思ったことでした。


最終配本

2021-03-28 21:11:40 | 本と雑誌

 「フィギュアスケート世界選手権男子フリー」はネイサン・チェン選手の素晴らしい演技にうっとり。
 ショート3位という不振はどういうことだったのかと思うようなフリーの演技。凄かった。

 今回の世界選手権はシェルバコワ選手のショートとチェン選手のフリーが見られたのが大収穫。
 それにしても、完璧な演技というのはめったにないものですねぇ。

 午後は競馬、高松宮記念。
 ダノンスマッシュ、レシステンシア、ミッキーブリランテの3頭に狙いを絞り、馬連3枚を購入しました。
 結果は、ダノンスマッシ1位、クビ差でレシステンシアが2位。ミッキーブリランテは10着でした。1枚的中で大喜び!

 その後、雨のやんでいる間に駅前の真光書店へ。予約購入している『つげ義春大全』全22巻の最終配本がひと月遅れで届いたと連絡があったのです。

 今回は「別巻一 (随筆) 夢日記 僕の漫画作法」と「別巻三 (イラストレーション・写真) 桃源行 つげ義春流れ雲旅」。

 「別巻三」巻末には「資料 初出版『ねじ式』」が収められています。これは〈ガロ臨時増刊号 つげ義春特集〉に載ったもの。私が最初に読んだのはこれだったのですねぇ。

 全巻そろって、これからずっと楽しむことができます。ほくほくした気分。


「あしたのジョー!」展

2021-03-27 21:21:22 | アート・文化

 朝、録画してあった「フィギュアスケート世界選手権女子フリー」を見ました。

 楽しみにしていたシェルバコワ選手は冒頭の4回転で転倒するなど、ショートほどの完成度の高い演技ではありませんでした。16歳で世界のトップを狙うという緊張感もあったのでしょうね。むずかしいものです。
 それでも堂々の優勝は見事なもの。2位にトゥクタミシェワ選手、3位にトゥルソワ選手と、ロシア陣がメダル独占。層の厚さと実力の高さを見せつけました。

 ショート2位だった紀平梨花選手は精彩を欠いて7位に沈み、坂本花織選手が彼女らしい滑りで6位をキープ。
 紀平さんは起床時間の調整を失敗したりとか、良い経験を積んだようで、まだまだこれから素晴らしいものを見せてくれると思います。

 それにしても、無観客でシーンと静まり返ったリンクで演技するのも、奇妙なものだったでしょうね。これがいつまで続くのやら。

 午後は世田谷文学館へ。「あしたのために あしたのジョー!」展を見に出かけました。

 高森朝雄(梶原一騎)原作・ちばてつや漫画の「あしたのジョー」は1968年から1973年にかけて〈少年マガジン〉誌に連載されたボクシング漫画。私が高校から大学にかけての頃のことで、広い世代の読者から圧倒的人気を得ました。

 展示は原画とコピーでおおまかなストーリーを提示。原作者の著作権後継者である高森城さんとちばてつやさんがそれぞれ選んだ名場面や、キャラクターの紹介などが中心。
 もう過去の作品であるし、もてはやされ方に違和感を抱いたりしたこともあって、さほど期待せずに足を運んだのですが、自分でも意外なほど熱いものがこみ上げてきて、もしかしたらかつて読んだ時以上に感動したかも。

 特に原作原稿(大きな字での鉛筆書き)と、実際の作品が対比され、原作者と漫画家がいかに刺激し合い、互いの持ち味を貫こうとしたかを示す展示など、両者の「格闘」のさまがよくわかり、こうして名作が誕生したのだなあと納得したことでした。展示は今月31日まで。