惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

米魂

2015-08-31 21:35:36 | SF

 土、日と鳥取県米子市の米子文化ホール&米子ビッグシップで開かれた第54回日本SF大会「米魂」に行ってきました。

 私の出番は2日目、午前11時半から午後3時までの「SF創作講座」。
 あらかじめ書いて持ち寄った7人(プロではありません)の作品について、参加者であれこれコメントし合いました。

 そのほかの時間はおおむね、多目的ホールの一画に設けられたディーラーズルームの片隅で売り子をつとめてました。
 台に並べていたのは、自分の旧作(ほんの少し)とか、所属している「一の日会」のファンジンなど。お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。

 というわけで、企画は何も見ていないに等しいのですが、売り子をやっていても、次から次へ人はやって来るので、挨拶したり、話をしたり。近くの席の人とよもやま話をするし、隣のブースではネギマンラーメン関連のグッズを売っていて、ネギマンラーメン作りのゲームもやらせてもらえるので挑戦したり(散々な出来で「これがラーメンか?」と客には言われました)、当のネギマンもやってきたりで、あっという間に時間は経ってゆくのでした。

 写真は、向かいの売り場の売り子さん(中央)。

 1日目は普通の人が交替で座っていたのですが、2日目はもっぱらこの人(?)。
 肌は緑色だし、微動だにしないし、話しかけても反応はないし……私は恐れおののきながら、2日目を過ごしました。

 こちらは閉会式の舞台に立ったネギマン。

 鳥取にはネギマンのほかに、イワシマンだとか、他の戦隊ヒーローたちもいて、彼らも会場に来てくれていました。

 ということで、企画は見られなくても、大会の雰囲気をたっぷり堪能した2日間でした。


女郎花

2015-08-28 20:24:55 | 草花

 曇っていて、時折り、霧雨のようなものが降りました。最高気温 23.0℃(隣町アメダス)。

 明日、明後日と鳥取県の米子市でSF大会が開かれます。
 それに参加するため、明朝は4時半過ぎには起きなければなりません。羽田発の飛行機が早いのです。なので、今夜は早めに床につかなくては。

 オミナエシの花。

 オミナエシ科オミナエシ属の多年草。秋の七草のひとつですね。
 市民プールへ行く途中で、道路との境のあたりにこの花を咲かせているお宅があります。良い趣味だなあと感心しながら通り過ぎたものです。
 この写真はカニ山の遊歩道脇にて。

 〈小説推理〉10月号が発売になりました。担当しているSFレビューで次の4冊を取り上げています――

  • 谷甲州 『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』 (早川書房)
  • 牧野修 『月世界小説』 (ハヤカワ文庫JA)
  • ブライアン・オールディス 『寄港地のない船』 (中村融訳、竹書房文庫)
  • 大森望+日下三蔵編 『年刊日本SF傑作選 折り紙衛星の伝説』 (創元SF文庫)

 『寄港地のない船』は名のみ伝え聞いていた古典。ようやく日本語で読めることになりました。
 オールディスは今年8月18日でちょうど90歳になったところ。長命ですね。
 個人的には『手で育てられた少年』から始まる3部作が好き。自伝的作品なので、登場人物が魅力に乏しいという欠点をまぬがれているのも良いかと。


金水引

2015-08-27 20:10:28 | 草花

 最高気温 27.7℃(隣町アメダス)。だいぶ普通にもどってきました。

 昨日、芽生えた白菜苗。今朝、見ると、双葉を虫(?)に齧られ、1本がダメになっていました。ほかにも2本ばかり、虫食いの跡が。
 なんとかしなくてはと思い、今日、暗くなってから点検してみました。
 ヘッドランプで照らし、手にはピンセット。すぐに退治してやろうと意気込んでましたが、空振り。虫の姿は見えませんでした。被害が拡大せずに、このまま育ってくれればいいのですが。

 今日の野草はキンミズヒキ。

 バラ科の多年草です。ミズヒキはタデ科で4枚花弁のもっと小さな花が、茎から出た柄の先につきます。
 こちらの花弁は、ご覧のとおり、5枚。細長い茎と小さな花というところが似ていますが、たたずまいはかなり違います。
 シジミチョウはもう夜の眠りにつこうとしているみたいでした。


白菜発芽

2015-08-26 21:07:49 | 

 最高気温 19.9℃(隣町アメダス)。というか、一日中ほとんど気温は変わらず。「どうなってんの?」といいたくなるような涼しさです。

 そんなお天気にもめげず、3日前に蒔いた白菜の芽が出ました。

 4年前から白菜のコンテナ栽培に挑戦しているのですが、どうもうまくゆきません。最大の不満は、きちんと葉が巻かないこと。
 どうやら、普通の白菜を栽培するには広くて深い畑が必要なようだということがわかってきました。

 ということで、今年はミニ白菜を作ってみることに。
 これはサカタのサラダミニ白菜「タイニーシュシュ」という種類。ご覧のように大雑把な用土でも、きれいに発芽してくれました。
 さて、うまく育ちましたらおなぐさみ!


雨龍葉

2015-08-25 20:45:34 | 園芸

 5月につくばで藤田雅矢さんお会いした時、朝顔の苗を2株、いただきました。
 ただの朝顔ではあるまいと思っていたのですが、どちらも珍しく、面白い。

 1つは白地に赤の細かい点々が出る「吹掛紋」と呼ばれるやつ。これは、割と早く咲きました。
 もう1つが、なかなか咲かず、どんな花かなとやきもきしていたのですが、今朝、ようやく1輪、咲きました。

 曜白の赤紫の花。あまり変てこではありません。
 藤田さんに報告したら、「葉っぱも愛でてやってください」というお返事。

 そう、この朝顔は葉っぱが変なのですよ。きちんと広がらずに、捩ったような感じでグニャグニャと伸びている(バックの広い葉はゴーヤです)。
 勝手に「悪魔の指」などと呼んでいたら、藤田さんに「雨龍葉」というのだと教えていただきました。
 「うりゅうよう」と読むのでしょうね(森下註:「あまりょうば」だそうです。ふじたまさんのコメントを参照ください)。葉っぱを龍の爪に見立てたものらしい。

 で、ちょっと変化朝顔のことを調べてみたら、これがまた奥の深い世界!
 江戸時代から愛好家たちがさまざまな新種をつくり続けているようですが、しかし、日本人の園芸に対する情熱は凄いもんですねぇ。びっくりしました。