惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

S&B

2023-05-27 21:28:18 | 社会・経済

今日まで知らなかったこと。
というか、今日、初めて知ったこと。

エスビー食品の「S&B」はスパイスでもハーブでもなかった!

エスビー食品は今年、創業100年だそうです。ネットに特設サイトがあります。
1923年(大正12)に山崎峯次郎さんが国産カレー粉の製造に成功し、会社を設立したのだとか。社名は「日賀志屋」。

昔のカレー粉といえば、赤い小さな缶を思い浮かべますが、あれは1950年発売のもので、最初は瓶入りだったみたい。
その、最初の(といっていいのかな?)家庭向けカレー粉は昭和5年に発売された「ヒドリ印カレー粉(家庭用)」で、「太陽(ヒ)」と「鳥(ドリ)」を図案化し、商標としたそうです。
で、太陽SUNの「S」と鳥BIRDの「S」で「S&B」。昭和24年に「ヱスビー食品」と社名変更したということです。

「スパイス&ハーブ」のエスビー食品と謳っていますから、てっきりスパイスSpiceのSとハーブherBの「B」だと思っていました(ロゴマークもそんなふうに示してあります)。

まさか太陽と鳥だったとは。


砂糖の価格

2015-11-23 20:52:23 | 社会・経済

 今日はオーディオセットのプリメインアンプを新しいものに取り換えました(新旧どちらもマランツ製)。
 古いのは購入して10年あまりだと思うのですが、左チャンネルの音がひずみ聞き苦しくなっていました。
 新しくすると、当然のことながら、症状は消え、クリアな音声。気持ちよく音楽や落語やラジオ放送を聞くことができます。

 日記を書かなかった20日(金)は、故・小松左京さん関係の集まりに参加(といっても今回は3人こっきりでしたが)。あれこれ興味深い話になりましたが、話題の中に「TPPで砂糖はどうなったのか?」というのがありました。交渉に入る前は大問題のひとつとされていたのに、今回、決着した際には耳にした覚えがありません。

 帰宅して調べてみると〈宮古毎日新聞〉のこの記事(10月7日付)が目に留まりました。現在の砂糖価格を支えている「糖価調整制度」が維持されることになったので、国内農家への影響はほとんどないというものです。
 それはそれで良かったのですが、これまで砂糖の国内価格がどのように決められているのかまったく知らなかったので、農家がサトウキビを工場に売る価格はトン当たり約5000円。他に交付金が1万6420円という記述に驚きました。農家のサトウキビ収入の4分の3以上が調整制度による交付金だというのです。

 では、消費価格はどうなっているのか?

 糖価調整を担っている独立行政法人農畜産業振興機構のこのページ(PDF)でよくわかります。6割をしめる輸入糖は調整に充てる金額を上乗せして値段を上げ、国産糖は価格を下げることで価格差をなくしているのですね。

 糖価調整制度は関税ではない(国内業者が負担)ということで、維持できたのでしょうか。ま、米国などにも同様の制度があるというので交渉がやりやすかったのかもしれません。勉強になりました。


計画停電8日目

2011-03-22 21:39:08 | 社会・経済
 我が町の主要部は第2グループに含まれ、今日は午後0時半から3時半まで停電しました。
 が、我が家の近辺は変電所からの送電経路の関係か、停電なし。助かりますが、申し訳ない気分も。

 東京電力のサイトでは一日の電力需要がグラフで見られるようになりました。
Denryoku2 左の図は今日、午後8時現在での状況。昨年の同じ日の需要量・今日の需要量・昨日の需要量が表示されていてわかりやすい。昨年の需要量だと3700万キロワットという、今の供給能力を上回ることもひと目でわかります。

 今回の震災前の東京電力の最大電力供給能力は6400万キロワットあまり。今回、福島第1・第2の原子力発電所(計910万キロワット)と4つの火力発電所(計1000万キロワットあまり)が被災し、柏崎原子力発電所も休止炉があって、供給能力3700万キロワットということになっているようです。

Denryoku 右の図は東電の会社概要にある「一日の時間帯別発電」のグラフです。
 震災前、下半分の「ベース供給力」は約3000万キロワットではないでしょうか。一般水力、原子力、LNG・LPGその他ガスによってつくられた電気のうち、夜間に余った分が揚水発電用の動力として使われています(ダム下流の水を汲み上げてダムに貯める)。
 需要の多い日中は石油による火力に加えて、貯水池・調整池の水による水力発電、揚水発電が加わることでピーク時の6000万キロワット近い電力を供給していたようです。

 しかし、現在は「ベース供給力」のうち原子力が半分以下に、火力も四分の三以下に落ちています。「ピーク供給力」用だった水力・火力も「ベース供給力」にまわしている状態なのでしょう。

 東電では4月末までに発電能力を現状より2割高い4200万キロワットに戻し、さらに火力発電所の建設などを計画しているそうです。しかし、原子力が半分以下という事態からは逃れることができません。

 仮に夏場の最大供給力が5000万キロワットに回復したとしても、平成3年以降のピーク時の需要はそれを上まわっています。
 逆にいえば20年前の生活、産業形態に戻すことができれば、なんとかやり過ごすことができるということになります。

 20年前、どんなふうに夏を過ごしていたかなあ?


鳩山総理辞任

2010-06-02 21:13:26 | 社会・経済
 驚きはありませんでした。普天間問題が原案どおりに終わった時点で、もう辞めるしかないだろうと思っていましたから。

 沖縄の負担を軽減するという方向性は正しいけれども、実現する見込みがないうちから「県外移転」という約束をしてはいけませんでしたね。子どもが夢を語るのとは違います。

 今や政治は誰がやってもうまくゆかないような感じになってしまいました。
 日本だけでなく、ヨーロッパも、アメリカも、韓国も……(中国は例外かも)。たぶん歴史の必然なのでしょう。

 民主主義という形式は守る必要がありますが、政策決定や実施方法などは時代に合った新しいやり方を見つけ出してゆかなくては。
 民主党政権は官僚を排除して政治家主導でやろうとしたのですが、それもどうかしら。官僚が持っている経験や知恵はうまく利用すべきでしょう。その上で民意に沿った良いやり方を探って欲しい。
 これは民主党に限った話ではありませんが。


たんすケータイ

2010-02-22 20:04:10 | 社会・経済
 というのは、死蔵されている古い携帯電話端末のことだそうです。貴重な金属資源が含まれているのでもったいない。
 そこで、経済産業省では「たんすケータイあつめタイ」キャンペーンをやって、端末の回収を図っているところ。

 私も古いぴぴっとふぉん(PHS)があったので、今日、回収場所であるイトーヨーカドー(我が市ではここだけ)へ持ってゆきました。
 ケータイ売り場で「あのぉ、たんすケータイを……」というと、すぐに「はい、こちらです」とカウンターに案内され、回収してもらえました。

 大事な個人情報が残っていないという念書にサインをして、尖った棒で端末に穴をあける破砕器(?)を使って自分で使用不能にし、渡します。
 その時、名刺大の「応募券」をもらえるので、そこに記されたURLにアクセスし、書かれているシリアルナンバーを入力して「当たり」か「ハズレ」かを確かめるようになっています。当たれば商品券がもらえる。

 残念ながら、私は「ハズレ」。でも、「ハズレ」でも1円が環境保護団体に寄付されるそうです。
 このキャンペーンは2月いっぱいなので、不要なケータイをお持ちの方はお早めに。