まずはクリームソースに入れてパスタを食したのですが、クチュクチュした食感以外はあまり感じることができず、美味しいとも美味しくないともいえません。
しかし、その後でオリーブオイルで和えたのをトーストしたフランスパンに載せたのは美味しかった。こちらは小さく刻んであったので、食感はあまり得られませんでしたが、匂いと味が素敵。しつこくなく、それでいて、いかにも菌類という旨味が出ていました。
今日の写真はキランソウ。シソ科の多年草で、別名「地獄の釜の蓋」。
毎年のように写真をとっています。かなり好きな花みたい。
人によっては紫色に強く惹かれるようですが、私はそれほどでもありません。でも、この花の色は好き。小さく集まって咲くのも、仲良し集団みたいで可愛い。
上唇についている黄色い玉はオシベの花粉です。
「まあ、いいか」と思って歩き始め、とりあえず10日ほど前にチャアミガサタケを見かけた桜の木の下で、目をこらしてみました。通るたびに眺めて、どうなったのか確認しているのです。
数日、見ない間にくだんのチャアミガサは姿を消しています。
そのかわり、すぐ近くに立派なアミガサタケが!
「ややや」と色めきたってあたりを見てまわると、何本も生えているではないですか。
食べられそうなのを採って、いったん家まで引き返しました。
家人が量ってみると200グラムぐらいあるそうです。これにフランス人ならいくら払うでしょうか? 5000円?
どんなふうに料理してくれるのでしょう。食べるのが楽しみ。
タイトルは食材としての呼び名である「モリーユ」に漢字を当ててみました。
今年、ライトアップを見に来られた方は推定3万人だったとか。気が遠くなるような人数ですね。あの小さな遊歩道に、たった3時間で3万人。
これだけの人たちが、整然と、事故もなく、桜を見物できたのは素晴らしいこと。
反省、提言、色々ありましたが、出来ればこれからもずっと続けて欲しいと、出席していたアーク・システムの方にもお願いしたことでした。
しかし、行ってみると会場には誰もいません。受付に聞くと「今日は踊りの会があるだけです」。
家に引き返して連絡の書き付けを確認してみると、明後日の午後6時からでした。
いよいよモーロクしてきたようです。急遽、献立を変更せざるを得なくなった家人には大変な迷惑をかけました。
これを「老人力」といって自信につなげられるかどうかで、今後の過ごし方の質が変わりそうです。かなり、悩みます。
今日のタイトルの漢字は読めないでしょうねえ。「はこべ」と読みます。中国(漢)の名をそのまま使っているようです。
ハコベという呼び名は、平安時代の植物事典『本草和名』(918年)にある「波久倍良(はくべら)」から転訛したものだそうですが、語源は不明だとか。
ナデシコ科の1~2年草。春の七草のひとつですが、まあ、雑草の代表のような植物。
この草の名を覚えたのは、島崎藤村の詩「千曲川旅情の歌」の「緑なすはこべは萌えず」のくだりで。
「どんな植物だろう?」と思ったら、よく見る道端の草なのでした。少しがっかりしましたが、でもじっくり見ると花は可憐です。
花びらは5枚ですが、根元まで割れているので10枚あるように見えますね。
オシベの数は4~10本。メシベが3っつにわかれているのが、この写真だとよくわかります。