不意に蘇る、というか、わけもわからず思い出してしまう歌があります。けっこう多いのですが、今日はゲイル・ガーネットが自作して歌った「太陽に歌って」を思い出しました。
1964年のヒット曲。翌年のグラミー賞、ベスト・フォーク・レコーディング部門を受賞しています。
軽快で明るいメロディーなのですが、びっくりするのは歌詞。
私たちは太陽の光の下で歌うでしょう
毎日、笑うでしょう
でも、私は自分の道をゆくの
1年はあなたと一緒にいるわ
でも、それでいなくなる
私は自分の道をゆくから
単純な愛の歌じゃないんですよね。女性が自立していることを、彼氏に告げている。あっけらかんと、こんなふうに言われたら彼氏はどう思うんでしょう。
シンガーソングライターであり、女優でもあったゲイル・ガーネットでしたが、言動はわりと自由奔放で、ヒッピーのはしりのようなところがあったとも聞きました。
ヒット曲はこれだけ。そんなことは気にせず、自分の生き方を貫いたんじゃないかな。
歌も、歌った人も、気に入っています。