惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「太陽に歌って」

2019-10-31 21:16:17 | 

 不意に蘇る、というか、わけもわからず思い出してしまう歌があります。けっこう多いのですが、今日はゲイル・ガーネットが自作して歌った「太陽に歌って」を思い出しました。

 1964年のヒット曲。翌年のグラミー賞、ベスト・フォーク・レコーディング部門を受賞しています。

 軽快で明るいメロディーなのですが、びっくりするのは歌詞。

  私たちは太陽の光の下で歌うでしょう
  毎日、笑うでしょう
  でも、私は自分の道をゆくの
  1年はあなたと一緒にいるわ
  でも、それでいなくなる
  私は自分の道をゆくから

 単純な愛の歌じゃないんですよね。女性が自立していることを、彼氏に告げている。あっけらかんと、こんなふうに言われたら彼氏はどう思うんでしょう。

 シンガーソングライターであり、女優でもあったゲイル・ガーネットでしたが、言動はわりと自由奔放で、ヒッピーのはしりのようなところがあったとも聞きました。
 ヒット曲はこれだけ。そんなことは気にせず、自分の生き方を貫いたんじゃないかな。
 歌も、歌った人も、気に入っています。


庭仕事

2019-10-30 20:59:16 | 園芸

 今日は一日、庭仕事。

 おもな作業はスナップエンドウ用の土の調合。古い土を掻き出してふるいにかけたり、堆肥や草木灰、元肥を投入し、赤玉土も加えました。コガネムシの幼虫もいました。当然、即退治。

 簡易土壌酸度計(SKS-1)なるものを買ったので、あれこれ土のPHを測ってみるのですが、ほとんど中性(7)のところから針が動きません。私の調合が神ワザ的にうまいのか。それとも酸度計の使い方がまずいのか。これ、正しく測れているかどうかの判定はどうすればいいのでしょう?


鳥除け

2019-10-29 20:29:33 | 園芸

 日本SF大賞の候補作募集が今月いっぱいだというので、がんばって投票しました。私が選んだのは小説とマンガのみですが、それでも優れた作品が多くて大変。

 ベランダに鳥除けのネットを張りました。

 二階の庇からベランダ手摺りの根元まで。
 ほとんど鳥籠状態です。

 もっぱらヒヨドリ対策。もうすぐスナップエンドウをプランターに植えるのですが、これまでどれだけ出てきたばかりの芽をついばまれたことか。敵も必死で侵入してくるので、ちょっとやそっとの対策では追いつきません。どうしてもこれぐらいはやらなくては。

 これでもまだ隙間はあるんですよねえ。ふさいでおいた方が良いような気もしますが……。


紙筒ポット

2019-10-28 21:09:57 | 市民農園

 今日は市民農園で大根苗の植えつけ。
 普通、大根や人参など根菜類は苗を作らず、畑に直播きにします。苗を植えつける際、ポットから引き抜くと根を痛めてしまい、きちんと生育しないようです。

 しかし、紙筒ポットという手があることを、参考書で知りました。紙で作った育苗ポットに種蒔きし、ある程度、育ったところでポットごと畑に埋める。紙は地中で分解し、生育には支障がないということです。
 で、今回、大根栽培に紙筒ポットを導入してみた次第。

 毎日、水遣りを繰り返しているので、紙はすでによれよれ。底の当りは崩壊し始めています。
 これならうまくゆきそう。

 紙筒ポットの材料はハガキぐらいの堅さの不要紙。ラップの芯に巻きつけて糊でとめ、底の部分は土が落ちないよう、指でつまんですぼめておきました。植え付け時には底は抜けてしまっていますが、土は落ちませんでした。根の成長を邪魔しないので、かえって好都合かも。
 直播きせず、わざわざ育苗する理由は、ひとつには畑の効率的な利用。苗を育てている間も、秋ナスの収穫を続けることができました。
 もうひとつの理由は、害虫対策。畑より自宅ベランダで育てた方が、特に野菜が小さいうちは、虫に食われなくて良いのです。

 さて、育ち具合はどうか。期待と不安が交錯しています。

 〈小説推理〉12月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――

  • チャールズ・L・ハーネス 『パラドックス・メン』 (中村融訳、竹書房文庫)
  • 島田虎之介 『ロボ・サピエンス前史〈上・下〉』 (講談社)
  • 宮部みゆき 『さよならの儀式』 (河出書房新社)

 『パラドックス・メン』は、プライアン・オールディスが「ワイドスクリーン・バロック」なる概念をひねり出すきっかけとなった古典的名作。かなり異様な感覚があり、ゾクゾクします。竹書房文庫のSFはハズレなしですなあ。
 特筆したいのは『ロボ・サピエンス前史』。人類のあとを継ぐロボットたちのイメージは比類なく、伝説的といっていいような、切なさと美しさをもっています。


スポーツ中継

2019-10-27 21:31:06 | テレビ番組

 令和になって初の天皇賞。G1馬10頭が出走するという豪勢な顔ぶれになりました。
 注目はやはりアーモンドアイでしょう。最強の牝馬が、並み居る牡馬の強敵相手にどのような走りを見せるのか。6月の安田記念はスタート時に他の馬に邪魔されたことが影響して3着に終わりましたが、それでも最後の追い込みは素晴らしかった。

 アーモンドアイは1枠2番で、今日は上々のスタート。前寄りの良い位置につけ、最終コーナーを回ったあたりでは5番手ぐらい。いぢばん内側にいたので、前が空くかどうか。それと、馬場は「良」となっていたものの、かなり水を含んでいるはずで、内側の足もとはどうなのか。
 などと考えていましたが、そんな懸念は何のその。まるでギアを1段も2段も上げたような加速で、あっという間に先頭に立ち、2着のダノンプレミアムに3馬身の差をつけてゴール。圧倒的な強さを見せつけました。
 いやあ、本当に強い。今年の凱旋門賞に行かなかったのが惜しまれますが、来年は挑戦するんじゃないかなあ。

 午後6時からはラグビーワールドカップ準決勝、ウェールズ対南アフリカ戦。
 力と力がぶつかりあう見事なゲームでした。どちらもディフェンスがしっかりしているので、トライがなかなか奪えません。後半間もなくあたりで両チーム、ペナルティーゴール3発ずつの9-9。
 その後、南アフリカがようやくトライを奪ったかと思うと、今度はウェールズがトライ。両者一歩も引かず、勝利を目指します。最後は、相手の反則からペナルティーゴールを得た南アフリカが3点差を守って逃げ切りました。19-16。

 いちばんの見どころだったは、ウェールズがトライを決めるまでの、南アフリカ陣内での攻防。必死で前進しようとするウェールズ。なんとしてでも阻止しようとする南アフリカ。互いのぶつかり合いが凄い迫力でした。

 これで決勝戦はイングランド対南アフリカ。どちらかといえば南アフリカを応援したい気分ですが、エディ・ジョーンズ氏がヘッドコーチをつとめるイングランドも魅力的。今から楽しみです。