惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

パソコン、ダウン

2008-08-31 21:11:08 | デジタル・インターネット
 2日半の間、パソコンが眠ったまま目覚めなくなっておりました。
 原因は、雷――というより、雷の被害を恐れて電源ケーブルのプラグを抜き差ししたのが良くなかったらしい。

 どうも私のデスクトップパソコン(VAIO MXS)は、電源が弱いんだな。以前にも、同様の症状が出て修理に出したことがあります。
 しかし、修理工場の方ではあちこちいっぱい直したというのですが、肝心の電源はノータッチ。向こうでは症状が出なかったようなのです。何か微妙な加減があって、症状が出たり出なかったりするらしい。

 なので、今回も時間を置いて抜き差ししてみたり、考えられる限りのことを試したのですが、一向に回復しません。このパソコンは、電源ケーブルが繋がった瞬間に数秒間、自動的にスイッチオンの状態になり、それからオフになるという奇妙な動作をするのですが、その最初の自動スイッチが入らないのです。かすかにファンが回る気配があるのみ。それも一瞬ですぐ止まります。

 3日目に入り、さすがに諦めて「明日あたり、修理に出そうかな」と思っていたら、午後の試行でなぜか正常な反応に戻りました。
 いったいどうなっているんだか……。まあ、直ったからいいようなものの、原因も対策も不明ではこの先、不安でしょうがない。雷が鳴ってもケーブルを抜かないようにするぐらいしか対策を思いつきませんが、それではもっとひどい事態になりかねないし……。


荒天

2008-08-28 20:32:41 | 日記・エッセイ・コラム
 基本的には曇天なのですが、時おりパラパラッと来たり、大粒の雨がドーッと降ったり。出かけようとするには、悩ましいお天気です。

 蒸し暑くもあるので、夕方、プールへという選択肢も考えたのですが、気温は28度くらいでイマイチ。
 自転車を乗り回すかなあ、でも雨具は必携だなあ……などと考えていると、家の人が「お散歩はどちら方面?」と訊いてきました。

 これは「○○へ行ってもらいたいのだけど」という依頼の婉曲的表現なのです。どこかで買い物をしてきてもらいたいらしい。
 素直にしたがって、家から1.5キロほどのところにある生協のお店を通るコースでの散歩に決めました。ついでに資源リサイクルの牛乳パックと発泡スチロールトレイと卵のパックも袋に入れて持参。

 歩いている途中でも、雨が降ったり、止んだり。それに応じて傘を開いたり、閉じたり。ちょっと気ぜわしい散歩となりました。

 〈小説推理〉10月号が発売になりました。担当のSFレビュー欄で次の3冊を取り上げています――

  • 小川一水『フリーランチの時代』(ハヤカワ文庫JA)
  • カレル・チャペック『流れ星』(田才益夫訳、青土社)
  • 機本伸司『神様のパラドックス』(角川春樹事務所)
 今回は、分厚すぎて読み終わらない文庫本があったり、読んだけど人には勧めづらい本があったりで、苦心のラインアップ。
 チャペックの『流れ星』は1996年に成文社から飯島周訳で出ていたものの新訳です。

長崎揚羽

2008-08-27 20:48:11 | 自然

 ここ数日、ちょっと涼しすぎるぐらいのお天気でしたが、今日の午後にはまた蒸し暑さが戻ってきました。でも、市民プールに行くにはもう少しかな。

Nagasakiageha0808  写真のアゲハチョウは、数日前にカニ山(原っぱと雑木林のある小さな自然公園)で見かけたもの。羽根を広げ、手のひらからはみ出すほどの大きさがありそうです。
 「デカいチョウだなあ。クロアゲハかな」と思って撮ったのですが、帰って息子(もと生物部)に見せると「違う」。調べてもらったら、どうやらナガサキアゲハのメスのようです。前羽の付け根の赤い三角紋と、後ろ羽に突起がないのが特徴。

 図鑑によると分布域は九州、南西諸島が中心で、四国や山口県あたりにも生息するとあります。
 東京では見られないはずのチョウなんだ!

 しかし、ネットの情報では近年、温暖化にともなってどんどん北上しているらしく、栃木県南部でも発見されているとか。珍しいとはいえ、東京多摩地域でも生息し始めているんですね。原っぱの草にとまって、水でも吸っていたのでしょうか。


和泉の国のSF大会

2008-08-25 21:20:55 | 日記・エッセイ・コラム
 土曜・日曜と岸和田で開かれた第47回日本SF大会「DAICON7」へ行ってきました。

 私の出番は両日1個ずつ。土曜夜にはSF作家クラブ主催の立食パーティーに出席して、わいわいと賑やかにやってきました。

 会場の浪切(なみきり)ホールは岸和田駅から商店街を西に10分ほど歩いたところにある海辺。ショッピングモールに隣接し、週末はかなりの人出。大勢のSFファンもそれほど目立たなかったのではないでしょうか。

 今回はもうひとつ目的があり、4年前の冬に亡くなった大学の同級生でSF翻訳家の野口幸夫くんのお墓参りをしたかったのです。
 野口くんの出身は岸和田の南隣の町・和泉佐野だったので、ご家族にうかがったところ墓所は岸和田市内だとのこと。知らせてもらった位置はSF大会会場から直線距離にして1キロほどのところでした。

 ということで、24日の午前中、翻訳家の嶋田洋一さん、日暮雅通さんと3人で墓地を訪れ、なんとかお墓にたどり着いて、お参りをしてまいりました。お葬式が行なわれず、きちんとお別れができてない感じで、気がかりだったのですよね。

 お墓参りを済ませ、嶋田さん、日暮さんと一緒に浪切ホールの方角に歩いていた時、町角に若い衆が集まっているのに出遇いました。来月13、14日に開かれる「だんじり祭」の準備で、だんじりを引き出し、曳き回す練習をするところのようです。
Danjiri0808  これは良いところに出くわしたと思い、デジカメを出してだんじりを撮影しようとしていると、突然、怒鳴られました。
 「何やっとんじゃ! 写真撮るなよ。カメラ、アウトじゃ!」
 缶ビール片手に若い者を指導しているお兄さんの一人です。河内より2倍怖いという和泉の衆のあらくれ口調なので迫力があります。
 すごすごとカメラをしまおうとしていると、別のお兄さんが「ええよ、ええよ、撮ってゆき」といいます。
 で、カメラを向けると、またさいぜんのお兄さんが「撮るな、ゆうとんじゃろ!」。
 祭の準備は始まったばかり。だんじりの曳き回しもサマになっていないので、人目にさらしたくないというのです。
 「はい、わかりました」とカメラをしまうと、また別のお兄さんが「早う、撮ってゆき」。

 そんなこんなで貴重な体験をして撮った、だんじり祭の練習の、貴重な写真です。本番はずっとカッコエエんですよ。


光る稲妻、轟く雷鳴

2008-08-21 20:38:05 | 日記・エッセイ・コラム
 凄かったです。怖かったです。

 夕方、仕事に夢中になっていてプールへ行くのには遅くなったので、気分転換に自転車でぶらりと出かけたのです。
 野川サイクリングロードを遡って、大沢橋を右折、天文台通りの坂を登って東八道路までくると、真っ黒な雲が空に広がってきました。暗くてライトを点灯する必要さえあります。
 すると間もなく、不穏な風が吹きだし、ポツホツと雨も……。

 すぐに帰宅することに決め、雨具を来て自転車を走らせました。が、ハケを下る坂道のあたりで、東といわず、南といわず、西といわず、北といわず……ありとあらゆる方向で雷が発生するようになりました。やたらに太い稲妻が走ったかと思うと、「バリバリ、ドッシーン!」という凄まじい音響が空気を揺るがせます。怖いのなんの……。

 家に帰りついて、室内に入るまで生きた心地がしませんでした。落ち着いたのは、8時近くになってからでしょうか。でも、8時半現在、まだ遠方ではピカピカゴロゴロやってるなあ。

 週末の日本SF大会「DAICON7」。私は23日(土)午後3時からの「SF創作講座」、24日(日)正午からの「日本SF全集」企画への出席が決まっています。都合の良い方は、覗いてやってみて下さい。