惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ドゥラメンテ

2016-02-28 21:19:56 | 競馬

 朝、9時半から野川の清掃ボランティア。
 有志の方々は毎月のようになさっているのですが、私はだいたいこの時期の年に1回きり。ま、散歩の時、大きいゴミなどは拾ったりしているのですが。
 今日はお天気がよく、気温も高め。ゴム長で流れの中をジャブジャブ歩くのも良い気持ちでした。
 思わぬところからカワセミが飛び出して来て、「あ、こんなところに巣を作ろうとしているのか」と気づいたり。しかし、あそこは大水が出ると浸かってしまうんだけどなあ。

 競馬GⅡ中山記念は、昨年のダービー以来、怪我で休養していたドゥラメンテが優勝。闘志を剥き出しにした走りっぷりに惚れ惚れしました。この馬は本当に強い。

 「ベストSF2015」に6、7番目の回答をいただきました。放克軒(さあのうず)さん大熊宏俊さんありがとうございます。
 いよいよ29日限りとなりました。1人でも多くのご参加をお待ちしています。要領はこちら

 〈小説推理〉4月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――

  • 三島浩司『ウルトラマンデュアル』 (早川書房)
  • ガレス・L・パウエル『ガンメタル・ゴースト』 (三角和代訳、創元SF文庫)
  • グレッグ・イーガン『クロックワーク・ロケット』 (山岸真・中村融訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

カイヅカイブキ剪定

2016-02-27 20:33:39 | 園芸

 FIFAの新会長はジャンニ・インファンティノさん。欧州連盟の事務総長だそうです。
 注目していたトーキョーさんは投票前に立候補を辞退。4人での決選となりました。トーキョーさんの健闘を期待していただけに、ちょっと残念。

 昨日からカイヅカイブキの剪定に取りかかっています。
 2階建ての我が家の東、道路沿いの塀の内側に10本ぐらいカイヅカイブキが植わっています。以前は3メートルぐらいの高さで剪定していたのですが、数年前に思い立って、伸びるだけ伸ばしてみることにしました。午前中の陽射しを遮ってくれて、夏の暑さが緩和されると考えたのです。
 思ったとおり、昨年などはかなり室温が抑えられ、冷房も使わずに済みました。

 ただ、どんどん伸びて2階の屋根まで届くほどに。空中に張られているNTTの電話線や光ケーブルに接触しそうになりました。風が吹いた時に事故など起こってはマズイので、切り詰めることにしたのです。

 剪定したので、2階の窓はかなり明るくなりました。切り落とした枝の処理がちょっと大変で、今、頑張っているところ。
 でも、夏までにはまた伸びて、切らなければならなくなるんだろうなぁ。


80年前

2016-02-26 21:45:16 | 日記

 2・26事件の日。昭和11年(1936)のこの日、天皇親政を望む青年将校らがクーデターを目論んで決起、都心の官邸などを占拠し、高橋是清蔵相らを殺害した。

 日本が戦争へ突き進む節目となる事件とされていますが、当時、世相は浮かれた感じでいっぱいのようでしたね。
 このところ昭和10年代が気になっているので、少しお勉強。

 この年のおもな事件は、2・26事件のほかに、プロ野球リーグ戦の始まりとなる日本職業野球連盟発足(2月)、「定吉二人キリ」の阿部定事件(5月)、「前畑ガンバレ」のベルリンオリンピック(8月)、日独防共協定締結(11月)など。
 ベストセラーは山本有三『真実一路』、江戸川乱歩『怪人二十面相』。
 ヒット曲は、美ち奴「ああそれなのに」、藤山一郎「東京ラプソディー」、同じく藤山一郎「男の純情」と、古賀政男メロディーのオンパレード。私の贔屓の服部良一さんは、この年、日本コロムビアの専属作曲家となったところでした。

 あの時代に生きていたら、どこかでキナ臭いが匂いがしているのを感じつつも、爛熟気味の文化に浮かれていたのではないでしょうか。都会ではカフェーに飽きた人々が喫茶店につめかけていたといいます。
 時代の底流の上で、娯楽を求める人々の心は沸きたっていたのです。


トーキョーさん

2016-02-25 20:59:39 | ひと

 明日(26日)、FIFAの新会長を決める選挙が行われますが、遅まきながら、5人の候補者の中に「トーキョーさん」がいることに気がつきました。

 南アフリカの政治家トーキョー・セックスウェールさん。1953年生まれの62歳。

 名前の綴りは Tokyo Sexwale で、姓は本来「セーワール」と発音するらしい。
 問題はファーストネームの「トーキョー」。

 これは日本の首都のことで、少年時代に空手をやっていたことから、通称がこうなったのだとか。本名は、モジマ・ガブリエル・セックスウェール。
 日本の代名詞として「トーキョー」と名乗ったか、名付けられたかしたのでしょうね。下馬評では当選は難しそうですが、彼がいることで選挙への興味が高まりました。


続・重力波

2016-02-24 21:02:01 | ニュース

 〈日経サイエンス〉4月号が届きました。
 速報として「重力波を初観測」という見開きの記事が載っています。これを待ってたのよ~ん !(^^)!
 発見の知らせが発売10日あまり前だったので、かなり無理して入れたんでしょうね。

 LIGOの2つの重力波望遠鏡がとらえたレーザービームの波形データが載っています。時空の歪みが生じると干渉し合って波形が変化するのですが、2つのデータは7ミリ秒の差でほとんど同じ。とてもきれいなデータです。
 〈WIRED日本版〉のこの記事にある波形データは、7ミリ秒の差を消して重ね合わせたものなんですね。

 解析の結果、重力波源は「大マゼラン雲の近くから天の川にかけての天域」で、13億光年の彼方。そこで「太陽質量の約29倍と約36倍のブラックホールが合体して62太陽質量ほどのブラックホールとなり、差分の3太陽質量ほどのエネルギーが一瞬のうちに重力波に変換されて放射された」とか。
 ひえ~、想像を絶するスケール。

 13億光年彼方というと、我々の天の川銀河が属する銀河団の境界のはるか先。ヴォイド(超空洞)を飛び越えたずっと向こうの銀河団のどこかで、でっかいブラックホール同士が合体したんですね。そんなでっかいブラックホールがどうして存在したのかについては、〈アストロアーツ〉のこの記事が参考になります。
 ちなみに我々の銀河中心にある超巨大ブラックホールは410万太陽質量という規模だとか。こんなに大きいと本当にわけがわかりません。